「T荷重・レーン載荷荷重で、車輌が1台も載らない横断が存在します。」のメッセージの対処方法が知りたい。

レーン載荷荷重は、1台のT荷重を各レーンの横断毎に載荷しています。このメッセージが出た場合は、T荷重が載荷されなかった横断が存在し、正しい結果が得られていません。

横断が折れている格子形状で、レーン中心の載荷ラインを、「車道・非常駐車帯・歩道」画面で「左側境界ライン番号」に設定している場合に、このような現象が起こります。

内部では、T荷重1台の幅を車道幅として確保して、T荷重を走行させる処理を行っていますが、その車道幅の計算で、横断が折れている場合に、T荷重1台分の幅を正しく計算できないために起こります。その場合の対処方法の手順を以下に示します。

  1. 「ライン」画面で、レーン中心の載荷ラインを中心として、T荷重1台分の走行できる幅2.25mを確保する2本の載荷ラインを設定します。ラインを張り出し長入力で設定する場合は、[張り出し距離指定方法]を、"標準断面長"に設定して下さい。

    ※T荷重1台が走行できる幅
    2.25m = 1.75m(T荷重の軸間距離) + 0.25m(載荷面長さの半分) × 2
    左側境界ラインを設定
    ライン7張り出し長入力を表示したキャプチャ画像
    右側境界ラインを設定
    ライン8張り出し長入力を表示したキャプチャ画像

  2. 「車道・非常駐車帯・歩道」画面で、1.で設定した2本のラインを、「左側境界ライン番号」と「右側境界ライン番号」に設定します。
    「左側境界ライン番号」と「右側境界ライン番号」を表示したキャプチャ画像

  3. 実行します。同じエラーメッセージが出力される場合は、1.で設定している2本のラインの間隔を、2.25mから数ミリ~数十センチ広げて設定し直して再度実行します。