道路橋示方書・同解説Ⅰ共通編、Ⅴ耐震設計編、設計要領 第二集 橋梁建設編などに基づき、連続高架橋の静的照査法および動的照査法による耐震設計を支援するプログラムです。従来の汎用耐震解析ソフトウェアでは対応が難しい諸問題を克服し、モデリングから解析結果の評価および計算書の作成までの作業を一貫して精度良く行えます。また、本製品にはレベル1耐震解析オプション、ラーメン橋脚保耐法対応オプションがあります。

特長

報告書作成までを一貫して行える効率的なシステム

jt_kohka_01.png
  • 連続高架橋の初期断面力算出、静的照査、動的照査、報告書作成までを一貫して行えます。
  • レベル1耐震解析オプションを追加することで、レベル1地震動に対する固有周期、設計水平震度の算定、線形動的解析が行えます。
  • ラーメン橋では橋全体系のプッシュオーバー解析による固有周期、終局震度、水平変位の制限値算定、破壊形態の判定が行えます(2次元モデルで1連をモデル化した時のみ)。

多様な橋梁形式、支承構造、橋脚タイプに対応

jt_kohka_02.png
  • 橋梁形式は単純桁橋、連続桁橋、免震橋、ラーメン橋、掛け違い部を含む橋、斜橋、曲線橋に対応しています。挙動が3次元となる橋では3次元モデルによる解析が行えます。
  • 上部構造にヒンジを設けることができます。
  • 複数の設計振動単位を一度にモデル化し、設計振動単位ごとにRayleigh減衰の設定が行えます。
  • 支承構造は可動、剛結、固定、分散、免震、機能分離に対応しています。機能分離型支承はすべり支承とゴムバッファを独立して設定できます。
  • 単柱式コンクリート橋脚の構造形式はRC、SRC、インターロッキング、SC(REED工法)に対応しています。
  • 単柱式橋脚のフーチングをつなぐことにより、多柱式橋脚に対応できます(3次元版のみ)。
  • ラーメン橋脚保耐法対応オプション(3次元版のみ)を追加することで、単柱式橋脚に加え、多柱式ラーメン橋脚の地震時保有水平耐力法による耐震検討、非線形動的解析が行えます。
  • 橋脚ダンパー、上部工ダンパーに等方硬化と移動硬化を考慮したモデルが設定できます。

RC橋脚の耐震補強工法および橋全体系の耐震補強工法に対応

jt_kohka_03.png
  • 既設時および補強後の検討を一度に行うことができます。
  • RC橋脚の耐震補強工法はRC巻立て工法、鋼板巻立て工法、連続繊維シート巻立て工法に対応しています。
  • 橋全体系の耐震補強工法は変位拘束工法、制震ダンパー工法に対応しています。
  • 端部の橋台(線形モデル)に対して背面土抵抗ばね(P-δのバイリニアモデル)、パラペットのモデル化(曲げ非線形:M-φ、せん断非線形:P-δ)が可能です(補強時のみ)。

関連ニュース・イベント

セミナー
橋梁設計技術者 初級講習会 『耐震 設計演習 JT-KOHKA』《2月6日,7日》オンライン開催のご案内
ニュース
『JT-KOHKA Ver14』(連続高架橋の耐震設計支援プログラム)リリースのご案内
ニュース
『JT-KOHKA Ver14』が2025年1月15日にリリース!
ニュース
弊社主催のオンラインイベント「JTS Tech Conference 2024」を開催しました
イベント
『JTS Tech Conference 2024~災害に強くしなやかな社会を実現しよう!~』開催のご案内《11月19日・オンライン》