既設橋の橋脚を連続繊維(炭素)で補強設計を行った際、死荷重解析で「M-φ計算で破断にいたる」という意味のワ-ニングが出力されてしまう。

繊維シートによる曲げ補強を行った場合、マニュアル「4.3.5 下部構造」に記載されていますように、終局限界時のM-φは、通常の、[1]コンクリートの圧縮ひずみが終局ひずみに達する時と、[2]繊維シートの引張ひずみが許容ひずみに達する時のうち、曲率の小さい方を用います。

上記のワーニングメッセージは、単に、[2]の場合のメッセージですので特に問題ありません。