固有値解析を行うとエラーメッセージとして「行列が不安定です」と出力される。

エラーメッセージ「行列が不安定です」が出力される原因は以下が考えられます。

  • 解析モデルの節点数に対して、求めるモード数が多い場合です。この場合では、求めるモード次数を少なくして再度計算をしてください。
  • 地盤バネの連成項の影響による場合です。地盤バネの連成項に入力されている値が正しく計算された値では無い場合に固有値解析が正常に行なわれません。
  • 隣接する部材の剛性差(12・E・I/L^3、ここに、E:弾性係数、I:断面2次モーメント、L:部材長)が大きい場合です。剛域に隣接する部材の剛性差をご確認ください。
  • モードごとの周期が近接している場合です。「動的解析(レベル1地震動(またはレベル2地震動))-固有振動解析-計算実行」画面の詳細設定ダイアログでサブスペース法を選択している場合に起こる場合が有ります。他の解析手法でもご確認ください。
  • 上部構造、あるいは線形橋脚のねじり剛性が入力されていない場合です。プログラム的に不安定部材を特定する機能はございません。入力値の再チェックをお願いします。