JT-KOHKAで作成した構造データをTDAPⅢで使用するにはどうすればよいか。
JT-KOHKAで非線形動的解析を実行すると、作業フォルダ下の"dynamic"フォルダに、TDAPⅢデータファイルが以下の拡張子で複数作成されます。
~.str |
構造データ |
~.dat |
制御データ |
~.lst |
入力データエコー |
~.res |
解析結果リスト |
データファイルは、レベル1地震動、レベル2地震動、2次元モデル、3次元モデル、補強後モデルによって以下のようなファイル名となります。
2次元モデル(レベル1地震動) |
2次元モデル補強後(レベル1地震動) |
hist_lg_L1.str |
hist_aft_lg_L1.str |
hist_lg_L1.dat |
hist_aft_lg_L1.dat |
hist_lg_L1.lst |
hist_aft_lg_L1.lst |
hist_lg_L1.res |
hist_aft_lg_L1.res |
2次元モデル(レベル2地震動) |
2次元モデル補強後(レベル2地震動) |
hist_lg_L2_type1.str |
hist_aft_lg_L2_type1.str |
hist_lg_L2_type1_case1.dat |
hist_aft_lg_L2_type1_case1.dat |
hist_lg_L2_type1_case1.lst |
hist_aft_lg_L2_type1_case1.lst |
hist_lg_L2_type1_case1.res |
hist_aft_lg_L2_type1_case1.res |
3次元モデル(レベル1地震動) |
3次元モデル補強後(レベル1地震動) |
hist_dir1_L1.str |
hist_aft_dir1_L1.str |
hist_dir1_L1_case1.dat |
hist_aft_dir1_L1_case1.dat |
hist_dir1_L1_case1.lst |
hist_aft_dir1_L1_case1.lst |
hist_dir1_L1_case1.res |
hist_aft_dir1_L1_case1.res |
3次元モデル(レベル2地震動) |
3次元モデル補強後(レベル2地震動) |
hist_dir1_L2_type1.str |
hist_aft_dir1_L2_type1.str |
hist_dir1_L2_type1_case1.dat |
hist_aft_dir1_L2_type1_case1.dat |
hist_dir1_L2_type1_case1.lst |
hist_aft_dir1_L2_type1_case1.lst |
hist_dir1_L2_type1_case1.res |
hist_aft_dir1_L2_type1_case1.res |
これらは、解析方向、地震動タイプ、入力地震波形により以下のようになります。
解析方向
2次元モデル |
lg |
橋軸方向 |
tr |
橋軸直角方向 |
解析方向
3次元モデル(1方向照査モデル) |
dir1 |
橋軸方向 |
dir2 |
橋軸直角方向 |
解析方向
3次元モデル(2方向照査モデル) |
dir* |
*解析ケース番号 |
地震動の種類
L1 |
レベル1地震動 |
L2 |
レベル2地震動 |
地震動タイプ
type1 |
タイプⅠ地震動 |
type2 |
タイプⅡ地震動 |
入力地震波形
case1 |
地震波形1波目 |
case2 |
地震波形2波目 |
case3 |
地震波形3波目 |
上記データファイル中の構造データを利用し、TDAPⅢで以下の手順でデータを作成します。
- TDAPⅢ Windows版もしくはTDAPⅢ/LTで新たにプロジェクトを作成します。
- 新規に作成したプロジェクトフォルダーにJT-KOHKAで作成した構造データをコピーします。ここで、構造データの名称は、TDAPⅢ Windows版では変更する必要がありませんが、TDAPⅢ/LTでは"struct.str"とします。
- JT-KOHKAが作成した構造データ(***.str)内にある初期断面力データ("INITIAL1"から始まる部分)を別途コピーし、"initial1.dat"の名称のテキスト形式のファイルとして作成します。この際、コピーするのは、データタイトルである"INITIAL1"の下の行からコピーします。この"initial1.dat"ファイルもTDAPⅢで作成したプロジェクトフォルダー下に置きます。
- TDAPⅢのプロジェクト管理画面から「構造入力」を起動し、必要な修正を行い、保存終了します。以降の操作は、TDAPⅢの操作方法にしたがって、固有値解析、非線形動的解析を実行してください。