3次元モデルの掛違い橋脚などで、支承線が橋脚中心から離れた橋脚で、上部線形に大きな曲線またはクロソイドが考慮されている場合、上部と下部を結ぶ部材が橋脚柱位置と微妙にずれることで微小な部材ができてエラーが表示される。どのように対応すればよいか。

曲線線形の影響で支承線-橋脚間で位置が変化します。解析に問題のない範囲で支承線あるいは支承位置をずらすことで対応していただけますでしょうか。

※構造解析の計算上の部材剛性は部材長と断面諸量により求められます。一般的に同じ節点を共有する骨組部材間に部材長あるいは剛性に大きな差が生じると計算誤差が大きくなることが予測されます。厳密に差を考慮するのは困難ですが、部材長は最低1cmを目処にし、断面諸量での剛性差が大きい場合は、さらに部材長を長くするなどで対応していただけますようお願いします。特に剛域に含まれる部材については十分注意し、解析結果における部材間の釣合いが十分保たれているか確認していただくことをお勧めします。