動的解析の照査に最大応答変位が出力されているが、この値は橋脚基部から橋脚天端までの相対変位と考えてよいか。

橋脚毎の最大応答変位で出力している変位は、以下の式により橋脚慣性力作用位置の曲げ変形量を出力しています。

最大応答変位[m]
= 慣性力作用位置の水平変位[m]
- 橋脚柱基部の水平変位[m]
- 橋脚柱基部の回転角[rad]×(脚柱基部~慣性力作用位置までの高さ)[m]
- 支承変形量※[m]

※慣性力作用位置が上部構造軸線かつ上下部接合条件が"分散"、"免震"、"機能分離"の場合

(注意)明確な考え方、基準など無いため、ラーメン橋の剛結橋脚においては、慣性力作用位置の水平変位を最大応答変位として用いております。