一般部を「線形はり部材」と「非線形はり部材」の場合の違いは何か。

「非線形はり部材」
  • M-φは、通常の断面計算で算出される値になります。
  • 照査は、回転角や部材の曲率の照査になります。
  • クリーム本「道路橋の耐震設計に関する資料(平成10年1月、日本道路協会)」の保耐のモデル化と同様になります。
「線形はり部材」で塑性ヒンジ部をはり部材(M-φ)
  • M-φは、マニュアル「18.1 解析条件」にあるように、保耐のPyやδyを使って、H24道示ⅤのP122の式で算出します。なお、δpyはδy-δeyになります。ここでδeyは、H14道示ⅤのP336の式で算出された値となります。
  • 照査は、塑性率(最大応答変位/δy)と、保耐の結果の許容塑性率との比較になります。
「線形はり部材」で塑性ヒンジ部を回転角(M-θ)
上記のM-φと同様の算出式で、φ→θにしたものです。