PCaSlab-Dは、鋼桁床版取替業務に対応したプレキャストPC床版の製図支援システムです。NEXCO発注の床版取替業務に対応するため、道路橋示方書・同解説Ⅰ共通編、Ⅲコンクリート橋編(平成24年3月)、設計要領 第二集 橋梁建設編(平成28年8月)に基づき、プレキャストPC床版の製図が行えます。
本製品は、手間と時間がかかる「プレキャストPC床版形状計算」と「プレキャストPC床版図面の作成」の自動化を実現しており、生産性の向上を図ることが可能です。
特長
データ連動で作業をスムーズに
- 線形計算情報をJIP-LINER(線形座標計算システム)より連動が可能です。
- 床版設計のPC鋼材と鉄筋情報をJSP-6W(PC床版の設計)より連動が可能です。
プレキャスト床版形状、PC鋼材配置、鉄筋配置を自動決定
- 線形情報の連動および諸条件の入力より、路面高・既設主桁天端高・縦横断勾配等を考慮した各プレキャスト床版の形状寸法とハンチ高を自動的に決定します。
- 各プレキャスト床版のハンチ高、主桁毎の最小ハンチ幅を自動計算し、モルタル厚の確認が可能です。
- 線形情報、ハンチ基本寸法の設定より、ハンチ高表、寸法表を自動作成します。
- PC鋼材配置、主鉄筋配置の自動決定機能よりPC鋼材、鉄筋の平面配置を効率的に設定ができます。
プレキャスト床版図面を自動製図
- プレキャスト床版形状自動決定機能により決定した形状を連動し、排水桝、スタットジベルによる鉄筋の切断と補強筋配置の自動化やPC鋼材配置・鉄筋配置・スタッドジベルの入力支援により、効率的にプレキャスト床版図面を作図し、DXFファイルに出力が可能です。
- 鋼桁フランジ形状を含めたプレキャスト床版割付図の作図が可能です。
- 配力筋との干渉を回避するハンチ筋の形状を自動決定できます。
- プレキャスト床版寸法図とプレキャスト床版配筋図は、寸法表タイプと床版1枚毎の作図が選択可能です。
CSVファイル出力を成果物のまとめに活用
- ハンチ高表をCSVファイルに出力が可能です。
- 数量計算結果をCSVファイルに出力が可能です。