路肩折れをしている場合の調整厚、桁天端高の算出方法が知りたい。

<解決方法>
以下の手順で行ないます。
路肩の図面
  1. 路面高の設定
    「⊚測点設定」、「⊚縦断勾配」、「⊚横断勾配」、「⊚断面高さ設定」を指定します。このとき、「⊚断面高さ設定」では W(WA,WB)を使用します。
  2. 床版上面の設定
    「⊚断面高さ設定」でWG(WAG,WBG)を使用して床版上面高を指定します。この時、上図のようにL2とR2の高さから舗装厚(80mm)を差し引いた高さを結ぶ場合はWBGを選択し、下図のように設定します。
    床版上面の設定のキャプチャ画像
  3. 調整厚の算出
    「⊚ハンチ計算」を利用して、調整厚を算出させます。「⊚計算タイプ」は「タイプ12"LINER計算された2つの高さ(W(i)とWG(i))の差からハンチ量を計算する"」を選択します。(ハンチ量は調整厚に読み替えてください。)
  4. 桁天端高の算出
    調整厚を確認後、再度、ハンチ計算を使用します。床版厚+ハンチ厚が一定ならば、「タイプ3"ハンチ量または天端高を一定におさえる。"」を選択します。このとき、床版厚+ハンチ厚を差し引く値は先に指定したWBG(i)の床版上面高が基準ととなります。この計算により、桁天端位置が決定され、その高さをPLANへ連動します。