コンクリート構造物におけるクリープ・乾燥収縮の影響評価解析を行います。特に、3次元立体要素を用いてモデル化しているので、局部的なクリープおよび乾燥収縮の現象を把握することができます。また、コンクリートの物性試験結果より得た諸数値を入力データとしてクリープ解析が可能です。

  • 情報処理サービスでのご提供となります。

機能&特長

TimeDACSは、コンクリート構造物におけるクリープと乾燥収縮の影響評価解析を立体FEM解析で行うプログラムです。本ソフトは、特許第3737795号「コンクリートの3次元解析方法、3次元解析装置およびプログラム」の解析手法を用いて開発されたプログラムです。

架設段階を追った立体クリープ解析が可能

  • Trost-Bazant法を立体要素に拡張した手法のため、載荷材齢が異なる応力毎にクリープひずみを考慮し、弾性係数の変化を考慮したクリープ解析が可能です。

シンプルな立体クリープ解析を実現

  • Trost-Bazant法によるリラクセーションρを立体要素に適用した解析手法のため、収束計算を伴う非線形解析を行うことなく、一度のFEM解析計算によりクリープ解析結果が得られます。

他の解析結果を用いた連動解析が容易

  • 熱伝導解析結果より、熱応力度解析を行い、その応力度によるクリープ解析が可能です。
  • コンクリートの物性試験結果より得た諸数値(弾性係数、クリープおよび乾燥収縮の進行曲線、さらに膨張コンクリートの膨張ひずみ)を入力データとして、クリープ解析が可能です。
  • コンクリート物性値の算出式
    【対応スペック】土木学会式、『道路橋示方書・同解説Ⅲコンクリート橋編』。

図:TimeDACS

クリープ解析の考え方

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適用可能な解析

  • 架設段階を追ったFEM解析
  • 若材齢コンクリートの弾性係数を厳密に評価した解析
  • 自重、プレストレスなどの持続応力によるクリープひずみを考慮した解析
  • コンクリートの乾燥収縮ひずみおよび自己収縮ひずみを考慮した解析
  • 年間を通しての温度差による応力度変化を考慮した解析
  • セメント混和剤(膨張剤)によるひずみを考慮した解析

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