部材計測データを基に鋼橋構成ブロックをコンピュータ上で数値連結し、規定形状との照合、照査を行いながら、仮組立状態を検査するシミュレーションシステムです。従来の仮組立ヤードにおける実仮組立に代わる仮組立代替工法として位置付けられます。

機能&特長

  • 製作情報システムデータ連携
  • 計測管理機能
    • 橋梁形状・シミュレーション方法に応じた計測位置の選択
    • 計測指示図の出力
    • 計測システムとのインターフェースファイルフォーマットの公開
    • 計測現場でのチェック機能
  • 部材精度関連帳票出力
    • 施主規定の部材精度適合条件(許容値)の設定
    • 各種ブロック寸法図の出力(I桁、箱桁、横桁、対傾構、ブラケット)
    • 各種ブロック照査図の出力(仕口、垂直補剛材、縦リブ)
  • シミュレーション機能
    • 部材連結の合せ基準点の選択
    • 範囲の指定による部分配置
    • バッチ処理による自動調整
    • 会話による主桁部材の調整
    • 主桁-横部材連結孔位置の指定
    • デフォルメした図による状態表示
  • 主桁・横部材・その他部材の隙間照査
  • 数値仮組立精度関連帳票の出力
    • 施主規定の組立精度適合条件(許容値)の設定
    • 全長寸法図、支間長寸法図、平面対角長寸法図
    • 主桁高さ寸法図、フランジ幅寸法図
    • 主桁中心間隔寸法図
    • 主桁鉛直度寸法図
    • フランジ直角度寸法図
    • 主桁のそり寸法図、主桁の通り寸法図、主桁出入り差寸法図
    • 支点の橋軸方向回転量寸法図
    • 現場継手部の桁高相対誤差、現場継手部のフランジ幅相対誤差
    • 現場継手部の隙間
  • 主桁添接板後孔加工情報の出力
    • 添接板CL、DLデータの出力

国土交通省 新技術情報提供システム「NETIS」

  • MASSCOTは、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されています。
    ※期間満了により現在は登録されていませんのでご注意ください。
    • 登録番号KT-990572-A
    • 技術名称鋼橋数値仮組立シミュレーションシステム「MASSCOT」
    • 登録期間:2000年3月3日~2011年10月31日

適用範囲

対象橋種
  • I桁橋、箱桁橋(台形断面桁含む)
対象形状
  • 直線桁、曲線桁、折れ桁
  • 桁高一定、桁高変化
  • 高力ボルト継手タイプ桁、溶接継手タイプ桁
対象部材
  • 桁ブロック(主桁、中縦桁、外縦桁)
  • 横部材ブロック(横桁、対傾構、ブラケット)
  • 連結部材(横構取付ガセット、格点垂直補剛材、仕口)
  • 添接板(シミュレーション後の主桁添接板加工情報)
  • 横構
  • エレクションピース
  • 取付部材(縦リブ)
システム制限値
  • 直線桁、曲線桁、折れ桁
    • 主桁ブロック数:600
    • 横部材ブロック数:400
    • 中縦桁ブロック数:400
    • 耳縦桁ブロック数:200
    • 縦リブブロック数:上下各30
  • 個別制限事項
    • 1主桁ブロック数:100
    • 1主桁支点数:20
    • 主桁添接板ボルト孔数:1000
    • 主桁添接板ボルト孔ピッチ数:30
    • 主桁添接板ボルト孔ゲージ数:100
    • 1主桁骨格断面数:600
    • 横断通り数:160
    • ラテラル数:上下各200

関連ニュース・イベント

ニュース
製品・サービスの価格改定に関するお知らせ
セミナー
JT-KOHKA(3次元版)『ラーメン橋脚保耐法対応オプション』(連続高架橋の耐震設計支援プログラム)説明会開催のご案内《12月22日(金) オンライン》
セミナー
『OCF BIM/CIMセミナー2023』~BIM/CIM本格活用に向けてのOCFからの提案~ ハイブリッド開催のご案内《12月7日・東京》
ニュース
JT-KOHKA(3次元版)『ラーメン橋脚保耐法対応オプション』(連続高架橋の耐震設計支援プログラム)が2024年1月9日にリリース!
イベント
『JTS Tech Conference 2023 ~技術を、未来へ~』開催のご案内《11月21日・オンライン》