九州大学名誉教授 橋口公一先生が提唱する「土の下負荷面モデル」をPLAXISのユーザーサブルーチンHSLSモデル(Hashiguchi Sub Loading Soil)として開発しました。HSLSモデルは、弾性変形から塑性変形への滑らかな遷移と軟化挙動、繰り返し作用によって生じる塑性変形の集積が表現できる画期的なモデルです。

特長

下負荷面モデルを地盤解析ソフトウェアに搭載

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  • 下負荷面モデルは、金属材料などの塑性挙動解析において高い精度と信頼性を示し、製造分野等で広く活用されています。
  • 地盤分野の解析ソフトに下負荷面モデルを搭載することで、地盤の変形や損傷の予測精度向上が可能となりました。

弾性変形から塑性変形への滑らかな遷移

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  • HSLSモデルでは降伏面の内部に下負荷面を設けることにより、弾性域から徐々に塑性域に移行し滑らかな応力-ひずみ関係を実現します。

繰り返し作用による塑性変形の集積

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  • HSLSモデルでは降伏面の内部に下負荷面を設けることにより、降伏面の内部で塑性ひずみが発生するため、繰返し載荷による塑性変形の集積が表現できます。

過度なピーク応力を緩和した現実的な軟化挙動

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  • HSLSモデルでは、応力の増加に伴う強度低下といった軟化挙動を連続的かつ滑らかに表現できます。これにより、過度なピーク応力を緩和し、安全性評価にも貢献します。

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