床版曲げの必要鉄筋量の1/4を足すのはなぜか。

JIP-COMPOでは以下の考え方により1/4Asを採用しております。

図面

①図のAsL・AsRはそれぞれウェブ片側あたりの鉄筋量ですので、AsL・AsRの大きい方がウェブ片側あたりの鉄筋量でよいのではという考え方もありますが、JIP-COMPOでは道示(解10.4.1)より1本のウェブに配置する鉄筋量のうちウェブに生じる曲げモーメントに対する必要鉄筋量は1/2Asであるとして②図のような解釈をしております。このため、ウェブ片側あたりのウェブに生じる曲げモーメントに対する必要鉄筋量の計算はMAX(AsL,AsR)/2 = 1/4Asとなります。