Ver5.01/4.12(REL2025/07/18) LRFD
- ○インターネット認証関連
- ・HyBRIDGEだけをインストールしており、他にインターネット認証対応版のJTSソフトをインストールしていない場合に起動に失敗する可能性があった。現状で起動できていれば問題ない。
インストール方法はインストールガイドを参照のこと。
- ○床組ブラケット設計 (BRACKET)
- ・ブラケットの風荷重としてWSに加えてWLにも対応した。
- ・内風だけでなく外風にも対応した。WLの外風は通常は不要。
- ○対傾構の設計 (SWAY)、横構の設計 (LATERAL)
- ・WSLに対するWLの補正値HWK[2]を追加した。既定値はゼロ(=WLなし)
風に対する補正係数HWK[1]はWS,WLの両方に効く。HWK[1]のゼロは1.0
- ○鋼床版縦横リブ設計 (DECK)
- ・ブラケットの風荷重としてWSに加えてWLにも対応した。
- ○床組内縦桁設計 (INTSTR)
- ・支間中央、支点上とも応力度、制限値の詳細を出力するように改めた。
- ○主桁補剛材計算 (GSTIFF)
- ・安定照査に必要な組み込みの数学関数exp()に負の値を渡すと数値演算異常を起こすFPUをもつPCがありやむなく対策を行った。一般にexp()は負の値に対して数学的に0.0~1.0の間に収まるため負の値を渡しても問題ない。
Ver3.19(REL2025/07/18) ASD
- ○インターネット認証関連
- ・Ver5.01/4.12と同様の修正。HyBRIDGEだけをインストールしており、他にインターネット認証対応版のJTSソフトをインストールしていない場合に起動に失敗する可能性があった。現状で起動できていれば問題ない。
インストール方法はインストールガイドを参照のこと。
- ○主桁補剛材計算 (GSTIFF)
- ・安定照査に必要な組み込みの数学関数exp()に負の値を渡すと数値演算異常を起こすFPUをもつPCがありやむなく対策を行った。一般にexp()は負の値に対して数学的に0.0~1.0の間に収まるため負の値を渡しても問題ない。
- ○I桁主桁断面計算 (ISECT)
- ・中間支点付近の床組作用の重ね合わせ照査は下側鉄筋、床版上面とするオプション(ITE)の画面上の表示制御を修正した。
Ver5.00/4.11(REL2025/04/25) LRFD
Ver3.18(REL2024/04/16) ASD
- ○全般
- ・ライセンス認証方法を「プロテクトキー認証(HASP)」から「インターネット認証」に変更した。
- ○デッキ計画 (PLAN)
- ・リブ配置(ZBAT)の画面操作を記録するテキストボックスコントロールには約3万文字弱程度というWindowsのサイズ制限があるが、この制限の回避策を行った。
- ・連動時の中間横断の使い分けの説明を画面に追記した。通常はMBEAMとする。CRIB/DIAは解析の格点と設計で固定長として認識する横断の調整の目的のために必要に応じて使う。
- ○主桁断面計算 (GSECT,ISECT,CSECT)
- ・範囲指定のあるデータでデータ不足があるときGUIの入力画面に対応したエラーメッセージを表示するようにし、データを修正するべき入力画面がわかるようにした。
- ○対傾構の設計 (SWAY)
- ・ボルト設計の弦材と斜材の合成力方法を変更する旧形式互換オプション(IND75[4])を追加した。
オフのとき既定値として、合成力に実応力度と全強75%の組合せを考慮せず、実応力度同士、全強75%同士のみとする。オンのときは、合成力に実応力度と全強75%の組合せも考慮する。安全側であるがやや過大となる場合がある。
Ver4.10(REL2023/11/17) LRFD
- ○箱桁主桁断面計算 (GSECT)
- ・部材シフトを行うデータ(WSHIFT)を追加した。ウェブ勝ちの形状に対応する。
- ・アーチ面内応力度[AR] 1.7(D+L)+⊿]に対応した。
- ・アーチ面外応力度[AZ] は構造全体系の線形固有値解析により面外座屈に対するアーチ橋専用の照査ケースとして算出した断面力ケースを用意する。
Ver3.17(REL2023/11/17) ASD
- □全般
- ・Ver4.10と共通ファイルの更新および出力の調整など
- ・帳票の改ページ調整
- ○連続合成箱桁主桁断面計算 (CSECT)
- ・改ページ調整のミスにより実行時エラーになる場合があった(Ver3.16で発生)
Ver4.09(REL2021/12/24) LRFD
- □おもな変更
- ○帳票ビューワTVがWindows10 2004/20H2/21H1上で動作しなくなる問題の対策
- ・Windows10 20H2/2004/20H1付属の日本語IMEの問題のためキーボード操作すると動作しない場合があったため、回避策を行った。
この問題への対処法としてMicrosoftのサイトには「以前のIMEを使う」ことで回避するようにという案内がある。またATOK等のMS-IME以外をつかう場合にも問題がない。
(参考)
1.帳票ビューワTVがWindows10 2004/20H2/21H1上でキーボード操作すると動作しなくなる問題について
2.PC Watch Windows 10 October 2020 Updateでも日本語IME周りの不具合が継続? Microsoftが回避策を提示
3.Microsoft IME を使用している場合、Windows 10 バージョン 20H2 および Windows 10 バージョン 2004 で問題が発生する可能性があります
- ○主桁断面計算 (ISECT,GSECT,CSECT)
- ・剪断の符号を考慮するオプション(ITF)を「◎照査断面力(FORCE)」の画面に移動した。
- ・改ページ位置を調整した。
- ・非合成桁の構成図の描画断面力に支点沈下SDを除外した。
- ○箱桁主桁断面計算 (GSECT)
- ・鋼床版の温度差応力度足し合わせ(GTEMP)終了後に表示する帳票(.tpr)の内容をSPACERの荷重の入力相当とした。拡張子.txtに関連付けられたテキストエディタを使う。規定値はnotepad.exe
- ・SBHS500の縦リブサイズの自動決定に未対応だった。
- ・抵抗モーメント一覧表の2ステップ時の出力を変更した。完成時の抵抗モーメントの出力のみとし、上下フランジ別々の出力とした。詳細は上下込みの出力のみ。
- ・縦リブ総本数(MXARIB)を超えたときのエラーチェックを追加した。
- ○連続合成断面計算 (CSECT,ISECT)
- ・曲げひび割れの照査ケースで[W]D±L±CR+SH±TFでなく[W]D±L±CR+SHを選択可能とするオプション(IWTF)を追加した
- ・合成桁の継手連動応力度で上フランジの温度の調整係数は制限値も割戻しするように変更した。
- ○連続合成断面計算 (CSECT)
- ・鋼断面の温度差による鉄筋の軸応力度は鉄筋Arから算出(床版Acではなく)するとき(ITHK)に温度差の不静定力を連動したときも鋼+鉄筋断面でも連動しない成分(Fy,Mx,Mz)も考慮するように修正した。
- ○箱桁主桁継手計算,横梁継手計算 (GJOINT,IJOINT,YJOINT)
- ・フランジ、ウェブの応力度データ(STRESS)に決定ケース名の編集を追加した。
- ・S14Tのボルトネジ部の有効断面積断面積は普通ボルト(F10Tなど)とは違うテーブルとした。
- ○箱桁主桁継手計算 (GJOINT)
- ・断面変化位置=継手位置の継手照査断面(JMB)は部材低断面と両断面のみを有効とした。
- ・ウェブボルトピッチ(BOLT)の入力画面の表示行数を10→20行に広げた。
- ○床組I桁横桁設計 (ICBEAM),内縦桁設計 (INTSTR)
- ・腹板継手が単剪断のとき必要本数だけを決めており、従来はピッチを設計ではなくなるべく遅らせて製図の段階で決めていた。LRFDでは腹板継手が単剪断のときの限界状態3は形状をもとに最大ピッチ108から逆算していたが、限界状態3の制限値から求めた必要ボルト本数を使う方法に変更した。
- ・フランジ継手で偶力により設計軸力の算出で孔引を考慮するよう変更した。
- ○主桁補剛材計算 (GSTIFF)
- ・IHF7=2 補-フランジパネルの照査は省略し、補-補,上-補,補-下の3パネルでも照査を行うとき、補剛材2段であれば、フランジ-補1,補1-補2の安定照査の出力も行うようにした。
- ○疲労照査 (HIROU)
- ・横桁(CBEAM)でも主桁同様にスカーラップまわし溶接部の強度等級検討用剪断応力度照査を行う機能を追加した。H等級検討用
- ○床組箱桁横桁設計 (CBEAM)
- ・横桁取り付け位置で一次補間した断面力は左側だけでなく左右両方の表示とした。
- ・鋼重集計一覧表を追加した。また横桁タイプ1,4でデッキの重量を含む旨を表示した。
- ・垂直補剛材補剛材自動決定テーブルに小さいサイズの縦リブも追加した。
- ・横桁剛度一覧表に断面積の表示を追加した。
- ○横梁継手の設計 (YJOINT)
- ・ウェブ勝ちの場合の腹板継手限界3に対応した。
- □その他の変更
- ○I桁主桁断面計算 (ISECT)
- ・非合成のとき照査点によっては前死の上フランジのR2次力を認識しない場合があった。
- ・曲げひび割れ照査の一覧表出力には総括出力の詳細が必要だったが、一覧表だけでも出力可能にした。
- ・構成図の決定要因の表示で前死(P)でも死荷重(D)と表示していたが、表の下にある凡例に合わせてPと表示するよう変更した。
- ・非合成のSDを③に二重加算していた不具合を修正した。
- ・床版照査の応力度照査の組み合わせケースに相反ケースも追加した。
- ・床版コンクリート、鉄筋の制限値(ALOW.SLAB)を指定していない時の重ね合わせの制限値の係数を修正した。
- ・合成桁のとき、連動ケースにL2があってもEQがないとき「⑪D+L2」の組み合わせが作られていなかった。
- ○I桁継手計算 (IJOINT)
- ・ウェブボルトピッチ(BOLT)の入力画面の表示行数を10→20行に広げた。
- ・フランジの一覧表の連結板のチェックは応力だけでなく断面積のチェックを追加した。詳細出力にはあった。
- ・ウェブの限界3の照査で、全圧縮となり、かつ、下側優位時の中立軸対策を行った。全圧縮でかつ中立軸が上フランジの外にあるとき(=上部の圧縮が小さい)の中立軸からボルト1段目までの距離の数え方を修正した。上部の圧縮が大きいときは問題がない。
- ○床組箱桁横桁設計 (CBEAM)
- ・帳票の横桁長一覧表などのタイトル直後に空行を追加した。また余裕があるように1頁の行数を増やした。対応するTVが必要。
- ・LRFD版では制限値の中間式の出力分があるため、補剛材の前に改頁を追加した。
- ・出力制御で一覧表を出力しない場合、横桁剛度一覧表と鋼重集計一覧表を出力しないようにした。
- ・腹板継手のデッキ負担応力度の抽出は全ケース対象となるよう修正した。
- ○床組I桁横桁設計 (ICBEAM)
- ・入力画面の有効無効の制御を修正した。
- ・垂直補剛材補剛材自動決定テーブルを修正し、小さいサイズの補剛材を追加した。
- ・一覧表出力後に横桁剛度一覧表を表示するように出力順序を変更した。
- ・左右別個に組み合わせ後の断面力最大を抽出するように変更した。左側のDと右側のLという組み合わせは除外した。
- ・腹板継手限界状態3の剪断力は絶対値最大ケースに修正した。
- ○対傾構の設計 (SWAY)
- ・[ < ][ > ]ボタンの制御を修正した。
- ○鋼床版縦横リブ設計 (DECK)
- ・縦リブ断面力の死荷重分のI/Oを追加した。
- ○RC床版の設計 (RCSLAB)
- ・横力照査の断面積が副鉄筋でなく主鉄筋の値になっていた。
- ・基本データの画面の重なりを調整した。
- ○横梁の設計 (YBEAM)
- ・温度差応力度(TF)は不利になる向きに加算することを基本とし、同符号のときのみ傾向を強化する向きで加算するのをデフォルトとするが、不利になるように加算せず単純に算術加算するオプション(ITX)を追加した。
- ・SBHS500の縦リブサイズの自動決定に未対応だった。
- ・合成応力度算時のξ1に「⑪D+L2」の場合分けの考慮が抜けていた。
- ・地震荷重(L2)の連動がないときL2はL1の3倍としているが、この倍率を変更可能とした。この倍率が負のときで地震荷重(L2)の連動がなければ偶発時「⑪D+EQ」の組み合わせを作らない。
- ・縦リブ総本数(MXARIB)を超えたときのエラーチェックを追加した。
- ○横梁継手の設計 (YJOINT)
- ・上縦リブの帳票の必要ボルト本数の出力が重複していた。
- ○床組外縦桁設計 (OUTSTR)
- ・剪断力の荷重係数の間違いを修正した。
Ver3.16(REL2021/08/18) ASD
- □全般
- ・Ver4.09と共通ファイルの更新および出力の調整など
- ○帳票ビューワTVがWindows10 2004/20H2/21H1上で動作しなくなる問題の対策
Ver4.08a(REL2020/12/24) LRFD
- ・セットアップの修正。訂正のため上書きでインストールする必要あり
Ver4.08(REL2020/12/24) LRFD
Ver3.15(REL2020/12/24) ASD
- □全般
- ・Ver4.08と共通ファイルの更新および出力の調整など
- ○テキストファイル確認 (TV)
- ・帳票出力の装飾表示を導入した。
- - N/mm2など累乗の上付き数字を小さく表示する。
- - "√ (" のルートを大きく表示する。
- - 乗算記号を * でなく×で表示する
ただし継手のキャラ絵のボルトを示す*、一覧表など決定ケースの目印の*などは除く
Ver4.07(REL2020/03/23) LRFD
- □おもな変更
- ○全般(合成桁)
- ・温度差フレームの二次力用載荷を0.15Lの範囲では鉄筋断面の一次力に低減するオプション(ITFR)を追加した。初期値はオフ。二次力用フレームの剛度は全断面で変わらないが、剛度と二次力算出用載荷、静定力と二次力算出用載荷は一致しない。
- ・合成桁で変動支配の上フランジが圧縮の継手応力度は応答値の最大を抽出する(σ/σaの最大ではない)ので応答値そのままにしていたが、応答値を割り戻すように変更した。
- ・温度差応力度(TF)は不利になる向きに加算することを基本とし、同符号のときのみ傾向を強化する向きで加算するのをデフォルトとするが、不利になるように加算せず単純に算術加算するオプション(ITX)を追加した。
- ○全般
- ・偶発地震の荷重ケースとわかりやすいように「⑪D+EQ」→「⑪D+L2」の表示に変更した。
- ○床組箱桁横桁設計 (CBEAM)
- ・複数のL2ケース連動に対応した。これに伴い動解から連動するL2ケースは抽出ケースとし、格子から連動するEQはシンプルケースとして扱うようにした。
- ・鋼床版のタイプで温度差(TF)を連動しているときには温度拘束を無視していたが、TF連動なしでも鋼床版のタイプでは温度拘束は無視にするよう変更した。
- ○箱桁主桁継手計算 (GJOINT)、I桁継手計算 (IJOINT)
- ・フランジの限界状態3の照査で高断面側の応力度の出力を追加した。母材孔引で限界状態3も考慮するようにしているため断面構成図の孔引量の表示は継手左右を独立して表示するように変更した。>
- □その他の変更
- ○箱桁主桁断面計算 (GSECT)
- ・間隔照査の断面変化位置左右の補剛材段数は小パネルを考慮するよう変更した。
- ・鋼床版I桁の剛度比較(ねじり)で仮定剛度、実剛度が微小のときにゼロ扱いする閾値を調整した。(1.0e-5→1.0e-4)
- ○I桁主桁断面計算 (ISECT)
- ・温度差の鉄筋の初期応力度は鉄筋Arから求めるオプション(ITHK)の動作を変更した。
温度差に鉄筋Arを考慮するのは断面積だけとし応力度は適用外とした。
- ・合成桁の活荷重のない組み合わせでは、±SDを±TFと揃えて加算するように変更した。±SDの抽出をすると全圧縮とみなされる場合が増えるため。偶発支配や非合成で±TFがないケースでは従来どおりの抽出とする。TFを考慮しない「①D(woT)」ではSDを考慮しない。
- ・支配ケース、非支配ケースが同符号となるため応力度が異符号となる縁が存在しない側のケース名を存在する側と同じにした。
- ・非合成I桁で補剛材連動用の断面力の組み合わせにTHも考慮するようにした。
- ・間隔照査の断面変化位置左右の補剛材段数は小パネルを考慮するよう変更した。
- ○主桁補剛材計算 (GSTIFF)
- ・水平補剛材のラップ指定でゼロ段で取付側ゼロのときに比率ゼロとなるためにゼロ割が起きる場合があった。
- ・部材安定照査の改ページ制御を改良した。
- ○床組箱桁横桁設計 (CBEAM)
- ・鋼床版でも床版作用による鋼重の考慮を可能にした。
- ・RC床版のタイプ(TYPE7)のときも腹板継手計算でデッキ負担を可能にした。
- ・上フランジの継手照査で相反の照査を追加した。
- ・床版作用による断面力の内訳の表示は鋼重のあるときのみとした。
- ・基本ケース数(MXKCAS)を10→15に拡張した。
- ・DFR読み込み失敗時のエラーメッセージを追加した。
- ○床組I桁横桁設計 (ICBEAM)
- ・横桁の疲労照査時に枝桁のため一部の主桁間のみにあるときに対応した。
- ・腹板継手で単剪断時の必要本数を四捨五入から切り上げに修正した。
- ・腹板継手ケース表示のMsdの中間表示の間違いを修正した。
- ・腹板継手の照査ケースがうまく選ばれない場合があった。
- ○床組内縦桁設計 (INTSTR)
- ・腹板継手で単剪断時の必要本数を四捨五入から切り上げに修正した。
- ○対傾構の設計 (SWAY)
- ・格子連動時でも強制に2次部材とするオプションが効かない場合があった。
- ○RC床版の設計 (RCSLAB)
- ・組み合わせケースの最大(MXMLD)を11→15に増やした。
- ・断面力の集計の前に空ページが余分に出る場合があった。
- ・耐荷性能(限1,3)のHは支点部のハンチ込に変更した。
- ・片持部の右側のハンチ高をゼロ(=0.1)に指定してもPLANのハンチ高を連動してしまう場合があった。
Ver3.14d(REL2020/03/23) ASD
- □全般
- ・Ver4.07と共通ファイルの更新および出力の調整など
- ○全般(合成桁)
- ・温度差フレームの二次力用載荷を0.15Lの範囲では鉄筋断面の一次力に低減するオプション(ITFR)を追加した。初期値はオフ。二次力用フレームの剛度は全断面で変わらないが、剛度と二次力算出用載荷、静定力と二次力算出用載荷は一致しない。
- ○主桁補剛材計算 (GSTIFF)
- ・部材安定照査の改ページ制御を改良した。
- ○床組I桁横桁設計 (ICBEAM)
- ・横桁の疲労照査時に枝桁のため一部の主桁間のみにあるときに対応した。
Ver4.06(REL2019/09/19) LRFD
- □おもな変更
- ○箱桁主桁断面計算 (GSECT)
- ・主桁+温度差応力度の照査(GTEMP)に組み合わせに使う温度差(TF)の荷重を作るためのSPACER形式のプレストレス荷重の出力を追加した。これまで主桁+温度差応力度の重ね合わせで鋼床版桁の温度差(TF)を照査していたが、LRFDでは組み合わせに考慮するようになったため。
- ・後日内蔵フレームによる載荷に対応予定であるが、現時点では鋼床版桁の温度差(TF)ケースはSPACERで載荷して1+2次力として連動する。
- ・SPACERは立体モデルとし断面積の入力が必要。
- ・GTEMPの出力ファイル(TPR)ではなく別のファイル(g1.gdt の場合 _g1_tf.log というテキストファイル)に格点位置ごとのプレストレス荷重相当、およびSPACERの載荷データ相当を出力する。
- ・SPACERにこのファイルを取り込む機能はないので、テキストエディタ経由でSPACERの入力画面にコピーする。
- ・基本ケース、組み合わせケースそれぞれで詳細出力するケースを制御可能とした。
- ○床組箱桁横桁設計 (CBEAM)
- ・偶発時L2地震用のDFRからのL2ケースの連動に対応した。現在L2連動は1ケースのみ、L2地震のみSPACER由来と別のDFRを使用できる。
- ○連続合成箱桁主桁断面計算 (CSECT)、箱桁主桁断面計算 (GSECT)
- ・二軸照査のケースを①~⑨、⑩⑪、⑫のグループに分離した。
- □その他の変更
- ○箱桁主桁継手計算 (GJOINT)
- ・フランジ継手で減少部があるとき限界状態3の破断面の列目表示は千鳥を考慮した表示に変更した。
1列目,2列め,3列目 → 1列目,1列目千鳥,2列め
- ・床組応力度足し合わせの照査(GFLOOR)に考慮するケース名に応じた制限値や全強とした。
- ○I桁継手計算 (IJOINT)
- ・腹板継手照査で高断面側も低断面側と同様に全強75%を考慮するオプション(IISB75=1)の初期値をオンに変更した。
- ○床組I桁横桁設計 (ICBEAM)
- ・自動決定した'EHQ'にも1.05倍するのはやめ計算直前に1.05倍するよう変更した。
- ・腹板継手のMsdの中間表示の間違いを修正した。
- ・腹板継手の照査ケースがうまく選ばれなかった間違いを修正した。
- ○床組外縦桁設計 (OUTSTR)
- ・フランジ継手の限界状態3の照査でσt3に孔引考慮が抜けていた。
- ・外縦桁は連続桁換算等のため作用の段階で荷重係数を考慮するが活荷重による剪断力に荷重係数を考慮していた間違いを修正した。
- ・作用に荷重係数を考慮していたため活たわみにも荷重係数考慮になっていた。
- ○対傾構の設計 (SWAY)
- ・地震作用の1.05倍考慮ができていない場合があった。影響線を使う場合と直接使わない場合の2種類があるため。
- ○鋼床版縦横リブ設計 (DECK)
- ・フランジ継手限界状態3のボルト1本あたりに生じる力の照査の作用剪断力で断面積の考慮が抜けていた。
- ○箱桁主桁ダイアフラム計算 (GDIA)
- ・支点上ダイアフラムの有効幅の表示桁数を小数1位に増やした。
Ver4.05(REL2019/08/05) LRFD
Ver4.04(REL2019/03/26) LRFD
- □新規対応
- ○床組内縦桁設計 (INTSTR)
- ・LRFD対応初版。(対応するサブライセンスが必要)
- ・荷重係数は単純桁相当の断面力の時点で考慮し、その後連続桁換算する。
- ・荷重の種類はD+L相当のみとする。風や地震は考慮しない。
- ・SBHS鋼材未対応
- ○床組外縦桁設計 (OUTSTR)
- ・LRFD対応初版。(対応するサブライセンスが必要)
- ・連続桁換算のため応力度や断面力での対応は困難であるため、作用の段階で荷重係数を考慮する。
- ・SBHS鋼材未対応
- ○床組ブラケット設計 (BRACKET)
- ・LRFD対応初版。(対応するサブライセンスが必要)
- ・断面力による組み合わせ時に荷重係数を考慮する。
- ・SBHS鋼材未対応
- ○横梁の設計 (YBEAM)、横梁継手の設計 (YJOINT)
- ・LRFD対応初版。(対応するサブライセンスが必要)
- □その他の変更
- ○対傾構の設計 (SWAY)、横構の設計 (LATERAL)ほか
- ・5.4.4 ρcrgの算出式中の数値を0.733→0.773に戻した。
以前、道示出版時に0.733に変わっていたため、低減が起きる場合(1.0<λ)の値を0.773->0.733に変更した(Ver4.02)が、H29.11の正誤表で0.773だという訂正が入ったため、0.773に戻した。全モジュールに共通であるが、おもに形鋼に影響する。桁橋では影響は少ない。
- ○箱桁主桁継手計算 (GJOINT)、I桁継手計算 (IJOINT)ほか
<;o> ・継手計算に関する記の号表記はASDからLRFDへの変更を以下のように統一した。
ρm -> Vsd (Psdは軸力の意味のみにする)
ρs -> Vsds (= Ssd / n)
ρ -> √(Vsd^2+Vsds^2)
ρa -> Vfk
i段目のボルト分担力 Pi -> Psdi
- ○I桁継手計算 (IJOINT)
- ・ボルトの中心間隔のチェックで、格子千鳥の減少部のゲージはg/2として格子部と千鳥減少部の厳しいほうにするように変更した。式中のgはそのままとする。
- ○疲労照査 (HIROU)
- ・新道示に合わせて以下の用語を変更した。
累積損傷度→累積損傷比、疲労T荷重→疲労設計荷重(F荷重)、構造解析係数→計算応力補正係数、設計で考慮する期間→設計耐久期間
- ○箱桁断面計算 (GSECT)、合成箱桁断面計算 (CSECT)、ダイアフラム計算 (GDIA)
- ・ループ橋時に斜角による照査位置の影響を考慮しない対策オプション(ZPRESS::IZK)を追加した。
- ○箱桁主桁断面計算 (GSECT)
- ・ケース番号の表示桁数が2桁で不足する箇所があった。
- ・鋼床版I桁の下フランジ制限値で詳細では曲げ圧縮応力度の制限値の最小を表示していたが制限値に考慮していなかった。
- ○連続合成箱桁主桁断面計算 (CSECT)
- ・内力ケースでτaの1.15割増ありなしを行うオプション(IX8)がLRFDケースに対しても効くようにした。デフォルトでは割増を行わないように変更する。
- ・「①D(-T)」の組み合わせ間違いを修正した。
- ・ずれ止め照査で活荷重の剪断力分が入っていなかった。
- ○I桁主桁断面計算 (ISECT)
- ・非合成桁の構成図の抵抗曲げモーメントの描画方法を見直した。交番部で非支配側の抵抗曲げモーメントが描画できていなかった。LRFDでは荷重係数の考慮のために応答値からの逆算ができないため余裕を付加した断面力の特性値とする。現在は合成応力度からの逆算に未対応。
- ・フランジだけでなく腹板にもRによる影響を考慮するオプション(IRWS)を追加した。ただし「曲線桁の手引き(阪神高速)」の通り腹板継手ではRによる影響を考慮しないのが正しい。
- ○主桁補剛材計算 (GSTIFF)
- ・最大最小とも微小な曲げの場合は交番部の判定から除外した。
- ○I桁支点上補剛材計算 (SVSTIFF)
- ・補強リブは片端は固定でないため座屈長LはL/2でなくLに変更した。
- ○床組I桁横桁設計 (ICBEAM)
- ・格子断面力の連動は死荷重、活荷重ごとにでなく死±活の最大を判定するように変更した。また死荷重断面力は絶対値とせず連動するように変更した。
- ○対傾構の設計 (SWAY)
- ・限界状態3のボルト1本あたりに生じる力の算出は必要本数から使用本数に変更した。
- ・断面力でなく応力度で抽出するように変更した。
- ○RC床版の設計 (RCSLAB)
- ・床版厚は入力値があればPLANからの連動値に優先するようにした。
- ・入力値がある場合、全ハンチ高に加えて純ハンチ高もPLANからの連動値に優先するようにした。
- ・ハンチ厚のPLAN連動があるが入力でゼロにしたいときは0.1と入力すればよいが、画面上の説明がなかったので追加した。
- ・床版厚は桁間番号毎の入力値を参照するように変更した。
- ・d,d0の注釈に「小数第1位を四捨五入」を追加した。
- ・断面力の集計(耐荷性能)の一覧表の改ページ制御を追加した。
- ・付加曲げ考慮時の鉄筋応力度の制限値を入力可能とした。
- ・鉄筋の応力度制限値は付加曲げのないときは120N/mm2であるが、断面力の時点で加算しているため付加曲げ分だけのσは求めていない。付加曲げ考慮のうえ140N/mm2でチェックするようにした。
- ・桁端部の張出部の照査の耐荷性能の照査は不要なので省略とした。
- ・⑥⑧の風のケースの荷重係数が1.0になっていた。
Ver4.03(REL2019/01/17) LRFD
- □新規対応
- ○鋼床版縦横リブ設計 (DECK)
- ・LRFD対応初版。(対応するサブライセンスが必要)
- ・SBHS鋼材未対応
- ・ブラケットのみ横力の考慮あり。従来どおり横リブ、縦リブは横力の考慮なし。地震荷重未対応
- ・防護柵のケースは衝突荷重のあるブラケットの場合のみ考慮する。鋼床版では「1.0(D+L+CO)」という照査ケースを追加することで対応する。
- ・FSMとDESIGN間の断面力連携は連動のみとし、断面力(%%FORCE)の入力画面の追加項目の編集未対応
- ・縦リブ継手は主桁系との重ね合わせがあるため曲げと剪断を受ける部材として照査するが、接合部の照査で限界状態3を考慮した結果、ボルト本数が多くなってしまう傾向にある
- ○RC床版の設計 (RCSLAB)
- ・LRFD対応初版。(対応するサブライセンスが必要)
- ・組み合わせは入力した基本ケースを元に自動作成する。
- ・自動決定は耐久性能のみとし耐荷性能の自動決定未対応(後日検討)
- ・横力としての地震荷重未対応。
- ・防護柵のケースは防護柵の荷重のデータがあるとき照査する。組み合わせは1.0(D+L+CO)
- ・RC床版はPSを導入する構造ではないとみなし防護柵時の耐荷力に0.9掛けは行わない。
- ・風荷重単独ででσr<8.6でチェックは行わない。風を含む組み合わせケースを作り照査に加えた。ただし対傾構の風単独に倣い「3/4風」という照査ケースを加えている。
- □その他の変更
- ○横構の設計 (LATERAL)
- ・正誤表2018.10.16により「鋼桁および2主構トラスに関しては活荷重載荷時の風荷重を考慮しなくて良い」という記述が消えたため「⑥死+活+風」という組合せを追加した。従来(ASD)の「主荷重+風(載荷時)」に相当する。
- ・風(活荷重載荷時)の表示が残っていたので一覧表から削除した。
- ○箱桁主桁断面計算 (GSECT)
- ・オプション(ITF)により剪断の符号を考慮する/しないときの相反ケースの剪断応力度の足し合わせを見直した。
- ・部材安定照査の照査を見直し、帳票への出力と自動決定時の扱いを修正した。
- ・SPACERでつくったTFの組み合わせの考慮を可能にした(暫定)
- ○箱桁主桁継手計算 (GJOINT)
- ・限界状態3用のσtを母材アップ後の値に変更した。
- ・摩擦接合のボルトのすべり強度の特性値に乗じる低減係数は無塗装の場合も考慮するように変更した。
- ・腹板継手限界状態3の本数の各段のゲージ本数の誤りを修正した。
- ○連続合成箱桁主桁断面計算 (CSECT)
- ・「②D-L(+T)」のTFの加算で+TFでなく-TFになっていたため修正した。
- ・SWだけを追加した時に組合せでエラーになる問題を修正した。
- ・鉄筋の圧縮応力度制限値に対する鋼桁の制限値の補正係数(1.15)を考慮するオプション(IR29)を追加した。変動支配のケースにのみ適用する。
- ・床版+主桁の重ね合わせの照査で鉄筋の補正値(1.20)に圧縮鉄筋(1.15)を二重がけするオプション(IS29)を追加した。
- ・制限値の計算の詳細の用語を調整した。
「補剛板の局部座屈に対する逓減係数」→「補剛板の局部座屈の特性値に対する補正係数」など
- ・変動支配時以外の引張制限を0.0とするオプション(ICM6)を追加した。
- ○I桁主桁断面計算 (ISECT)
- ・断面構成図の応力度表の合成桁決定ケースの凡例に相反ケースの表示などを追加した。
- ・断面構成図の応力度表の合成桁決定ケースの表示を見直しLも表示するようにした。
- ・「②D-L(+T)」のTFの加算で+TFでなく-TFになっていたため修正した。
- ・相反ケースの剪断応力度の足し合わせ時に符号が残るようにした。
- ・出力制御で横倒れ座屈の照査の出力もオンにしないと安定照査の出力が出てこなかった。
- ・部材安定照査(軸方向力及び曲げモーメントを受ける部材)をH29道示に対応した。
- ・水平補剛材ラップの自動決定がうまくいかない場合があった。
- ・鉄筋の圧縮応力度制限値に対する鋼桁の制限値の補正係数(1.15)を考慮するオプション(IR29)を追加した。変動支配のケースにのみ適用する。
- ・床版+主桁の重ね合わせの照査で鉄筋の補正値(1.20)に圧縮鉄筋(1.15)を二重がけするオプション(IS29)を追加した。
- ・変動支配時以外の引張制限を0.0とするオプション(ICM6)を追加した。
- ・非合成桁の疲労照査累積応力度に失敗する場合があった。(ASD互換の荷重ケースを廃止した影響)
- ○主桁補剛材計算 (GSTIFF)
- ・腹板安定照査のνbを1.25→1.00に修正した。
- ・腹板安定照査のνbの算出式『鋼構造の補剛設計』(=小松式)の値も道示改定に倣い0.8倍(=1/1.25)した値とした。
- ○床組箱桁横桁設計 (CBEAM)
- ・温度拘束による軸力(断面力)は上フランジのAから求めるが、温度拘束の応力度も上フランジのAだけで求めるようにした。ただし鋼床版の温度拘束は上フランジ側がデッキのためゼロとする。
- ・T荷重と格子の荷重を抽出するオプション(ITJ)を拡張し、すべての照査点でT荷重との最大の考慮を可能とした。
- ○対傾構の設計 (SWAY)
- ・弦材と斜材で決定ケースが異なりかつ片方のみ⑪地震となる場合の必要溶接長に⑪地震の係数を考慮するよう修正した。
- ・対傾構が負担する横荷重は 弦材P/4、斜材P/(8COSθ)とした。従来の弦材3/4P,斜材P/(4COSθ)は廃止する。
Ver3.14c(REL2019/01/17) ASD
- □全般
- ・Ver4.02と共通ファイルの更新および出力の調整など
- ○RC床版の設計 (RCSLAB)
- ・床版支間長を斜角方向にとるオプション(iscx)を追加した。
- ・「荷重強度」には式で入力する。出力にもそのまま表示するという画面上の説明を追加した。
Ver4.02(REL2018/10/09) LRFD