JSP-47W 鋼鈑桁・箱桁(多室)の断面計算
Ver.3.07(2023-11-28)
・SBHS500の両縁支持板低減時の詳細出力のフォーマットエラーに対処した。
・応力度が小さいときの相反の判定を見直した。
・荷重種を入力しない互換形式のときに1ステップであっても形状図が2枚出ていた。
Ver.3.06(2021-12-10)
・LRFD版と同じ新しいコンパイラ、HASPライブラリに対応した。
・縦リブ本数、ピッチの入力画面を広げるなどの改良を行った。
・ウェブ数分のみウェブの板厚と材質の入力が有効になるように変更した。
・板厚、材質の入力画面を箱桁断面とI桁断面で区別した。
・鋼床版桁で上フランジを逓減するとしたとき、ウェブ間の引張最低板厚を誤認して許容値の算出に失敗する場合があった。
・下フランジ側にナックルのある耐風箱桁で下フランジ側に縦リブを複数使っている時に、下フランジの許容値が左右対称にならない場合があった。
Ver.3.05(2020-11-20)
・出力の装飾表示に対応した。
乗算記号を * でななく×で表示する
N/mm2の累乗の上付き数字を小さく、"√ (" のルートを大きく
・LRFDになって帳票出力が多くなったため、出力ケースや出力項目を制御可能にした。
出力する組み合わせケース、基本ケースの指定など
1,3,6 のように番号をカンマで区切って指定するか、
4-8 のようにマイナスで区切って番号の範囲を指定する。
組み合わせケースは②-③,[R]のような丸文字で指定も可能。半角数字との混在は不可
組み合わせケースで②③[R]などの丸文字を指定すると丸文字を含むケースの指定となる
指定がないときは空白とするか NONE と指定する
・中間式の表示の出力を省略する制御機能を追加した。
・鋼床版の温度差を考慮するときの初期軸力を考慮するオプション(IETF)を追加した。
初期軸力EαTは応力度として考慮する。
鋼床版の温度差は1次力だけでなく2次力込の値であることを想定している。
・温度差(TF)ケースがあるとき、温度差を含まない死荷重ケース「①D(woT)」を追加した。
支点沈下があれば含む。
(補足)
・鋼床版の温度差(TF)の考慮は1ケースとする。合成桁のように±2ケースとする必要はない。
(1ケースとは±を考慮しないという意味であり、単ケースとしては6ケースになる場合もある)
±2ケース連動する場合、および鋼床版桁でない場合は初期応力度は考慮しない。
1ケースのみ考慮する場合で、温度差(TF)が一次力だけでなく1+2次力込であるとき
温度差の初期軸力を考慮する。
・入力画面の構成を整理した。
(タイトル、計算オプションを分離、プリント出力、部材名称、鋼材を分離など)
・断面力の桁数が多いときに荷重種の読み込みができない場合があったため、フォーマットを調整した。
・架設完成のステップ形状のとき構成図の応力度表に落込部の応力度を表示できなかった。
・⑨D+TH+EQ,⑦D-L+TH+WS+W のTHの係数間違い修正
Ver.3.04(2020-03-30)
・偶発地震の荷重ケースとわかりやすいように「⑪D+E2」→「⑪D+L2」の表示にした。
・剪断応力度の足し合わせの説明を変更した。
新) [x 剪断応力度は符号を考慮して足し合わせる]
旧) [x 剪断応力度の符号を考慮する(通常考慮しない)]
・プリント出力に「応答値最大応力度」を追加した。
・プリント出力に「二軸照査用主桁応力度」を追加した。
二軸照査用の出力ケース分けを追加した。主桁のみなので二軸照査自体は行えない。
制限値の係数の違う①~⑨,⑩,⑪,⑫で分ける。
ただし⑪で⑫の制限値にするオプション(b12as11)がオンのときは⑪と⑫をまとめる。
・継手位置を想定した応力度総括表(応答値で抽出)の出力を追加した。
・I桁の下フランジの板幅の入力欄を追加した。
・MAXMAXのときLVとTHを含むケース⑤⑦はTHの加算は横並びの2ケースでなく±の4ケースとした。
M-MAXのときは組合せケース数の爆発を抑えるため横並びで加算する。
・縦リブの応力度照査で応答値が引張のときは全強の表示に変更した。
Ver.3.03(2019-07-03)
・基本ケース数が多いとき総括表の基本ケース断面力を後ろに移動した。少ないときはこれまでと同じ出力。
・基本ケース数の最大を100->150に拡張した。
・組合せ荷重ケース名の付け方を調整した。
・偶発時地震(L2)を変動支配時の地震(EQ)の3倍以外にもできるようにした。係数が負のとき⑪を考慮しない。
・決定ケースの番号が3桁になるとき総括表に反映できない場合があった。
・支点沈下の組み合わせ方法を変更した。
例)「①D」 D+複数SDを加算したケース中の最大からSDが活荷重のように12成分あるならば「①D」を12ケース作る
活荷重のない他のケースも同様
「⑪D+EQ」(偶発支配の地震ケース)の場合、EQ(=L2と入力)が12成分より多い場合があるが、その場合は
D+複数SDを加算したケース中の最大 に対して 地震ケースを加算する
例) D 1ケース, SD 12ケース, L2 16ケースの場合 12x16 = 192ケースとはせず
max(D+Sdi) + L2i として16ケースを照査する
・温度差(TF)もSDと同様に成分数であれば横並びの加算にした。
・ケース⑫の制限値も⑪と同様に扱うオプションを追加した。
・鋼床版i桁の下フランジ制限値で詳細では曲げ圧縮応力度の制限値の最小を表示していたが制限値に考慮していなかった。
Ver.3.02(2019-01-17)
・自動決定後の書き戻し後に荷重種の入力が消えてしまう間違いを修正した。
・I桁用の画面への切り替えができなくなっていた。
Ver.3.01(2018-12-20)
・組み合わせケース名称は②D+L-1,②D+L-2,②D+L-3,..はやめ②D+L,②D+L-2,②D+L-3,..に変更した。
・局部座屈と全体座屈の連成座屈の考慮の詳細表示で照査ケースにかかわらず 常に⑩⑪以外と表示していた。数字はOK
Ver.3.00(2018-11-09)
・道路橋示方書改定(平成29年11月)に対応した。
・Ver3からは部分係数法(LRFD)のみに対応する。
ライセンスをもつ既存ユーザであればVer2との共存は可能。
Ver.2.03(2014-01-01)
・計算部のコンパイラを変更した。この影響により帳票の小数点の表示が変化する。
例) 帳票の小数点の表示
.123 -> 0.123
-.123 -> -0.123
・箱桁の部材安定照査の適用式の切り替えを可能とするオプション(IAB3)を追加した。
部材の安定照査は長いL(=支間長)を梁とみなす従来式をデフォルトとした。オプションによって長いL(=支間長)と溶接箱桁の式に変更できる。
・部材安定で圧縮よりになるよう強軸、弱軸の引張応力による相殺を避けて、圧縮が大きくなるようにしていたが、単純に加算する動作をデフォルトに変更した。互換オプション(IAB4)により従来の動作にも変更できる。
・断面力の桁数は通常はf10.2だが、桁数の大きな数字を入れた時にはf11.1で扱えるようにした。
入力画面はf11.2用意してある。
Ver.2.02(2012-11-29)
・画面デザインを変更し、フラットツールバーに変更した。
・箱桁の局部座屈を考慮しない許容軸圧縮応力度算出式の係数に一部誤りがあった不具合を修正した。
Ver.2.01(2012-08-10)
・H24道示の部材安定照査の式の適用の誤りを修正した。
・H24道示の部材安定照査で有効座屈長の指定がない場合のエラーチェックを追加した。
Ver.2.00(2012-06-20)
・道路橋示方書(H24.03)改訂対応
- 局部座屈を考慮しない許容軸方向圧縮応力度の低減を考慮するとき、溶接箱桁の式 表3.2.2(b) を考慮可能とした。
- H24道示で部材安定照査の式が変更した。オプションにより、従来のH14道示の部材安定照査の式も使用可能とした。
Ver.1.27(2008-04-01)
・Windows Vista対応
プロテクトキーを認識するためのファイル(JSPHSP32.DLL)をVista対応版に更新した。
使用するOSにかかわらず、プロテクトに関するユーティリティを最終更新日 07/04/19
以降に更新する必要がある。
http://www.jip-ts.co.jp/support/product/protect/download.html
(プロテクトに関するユーティリティを更新後してもVista未対応版のプログラムも実行できます)
・Vista対応に伴い、不要となるファイルはインストール時に削除するようセットアップを変更した。
・バッチから使用するときのパスを変更した。
バッチで使用する場合は環境変数の設定を変更する必要がある。
GUIからのみ使用する場合は関係ない。また今後バッチでの使用は推奨しない。
旧) SET JSPW=C:\JSPW ⇒ 新) SET JSPW=C:\JSPW\BIN
・北海道材質名称のH18年版改訂に対応した。(SM490[BC]W 40ミリ切替→32ミリ切替へ戻る)
・部材長がゼロになると不都合であることから、内部でミリ以下の微小値を足していたが
許容値の判定では不都合があるため、これをやめて厳密な部材長での判定とした。
Ver.1.26(2006-07-07)
・オプションの画面レイアウトを見直した。
・詳細出力の項目に「垂直補剛材の最大間隔」を追加した。
・非合成鈑桁で圧縮上フランジの許容値を低減するときは、版の安定照査のσcalからは局部座屈を考慮しないI断面の許容曲げ圧縮応力度は省いた。通常は上フランジは床版で固定されており低減しないため、影響しない。
Ver.1.25(2005-12-01)
・鈑桁のとき、上フランジの縦リブがなくかつ上フランジの許容値低減を考慮するときは下フランジと同様に上フランジがコンクリートで直接固定されていない許容曲げ圧縮応力度を考慮可能とした。
・2主構のとき特定の板厚と勾配の組み合わせで純ねじり剛度が小さめにでる場合があったため対策を行った。希な現象であり再現は困難。
Ver.1.24(2004-09-08)
・北海道土木技術会および旧建設省東北地建における材質表示において、相反部材は引張の材質表示としていたが、これを圧縮の表示となるよう変更した。
・単位の表示に半角カナを使用していたため変更した。(kN.m)
・入力マニュアルの改訂第7版(用語の統一、わかりにくい説明の改善)
Ver.1.23(2004-06-28)
・多室箱桁のとき応力状態によっては応力図が描画できない場合があったため修正した。
・腹板縦リブの材質をゼロとしたときは最左の腹板の母材あわせとする仕様であったが、腹板の材質がばらばらのときを考えて腹板それぞれに対する母材あわせとした。
・プロットファイル描画プログラムPVのスクロール機能として、マウスゼスチャーによるスクロールを追加した。マウスの左ボタンを押しながらのドラッグでスクロールする。
Ver.1.22(2004-04-21)
・板桁時の下フランジの軸方向と曲げモーメントを受ける部材の安定照査で、軸方向許容圧縮応力度σcazに曲げによる許容圧縮応力度σbaを含んでいたため、局部座屈による低減のみを含むように修正した。
Ver.1.21(2004-02-25)
・通常は使用しないサイズの縦リブであるが、自由突出による許容値が低減する縦リブを使った場合の版の安定照査の比較用のσcalに縦リブの低減値を考慮していなかった。
Ver.1.20(2003-12-10)
・ナックル点の多い多室箱桁や耐風箱桁のときナックル点を含めてフランジの部材が10個以上となるとき縦リブ下縁応力度が最大となる縦リブ番号の抽出に失敗していた。
Ver.1.19(2003-10-01)
・鋼床版桁のとき上フランジ張り出し部にトラフリブがつくとき局部座屈による許容応力度の低減時のパネル間隔としてトラフの幅とトラフのウェブ間の広いほうを採るようにした。通常は箱桁断面の上フランジの許容値は低減しないため影響しない。
Ver.1.18(2003-08-18)
・引張フランジ最低板厚(t>=b/80) を考慮するようにした。(この条件を満たさない場合には許容値はゼロとなる)
Ver.1.17(2003-05-14)
・9室箱桁に対応した。
・下フランジ側にトラフリブがつくとき局部座屈による許容応力度の低減時のパネル間隔としてトラフの幅とトラフのウェブ間の広いほうを採るようにした。下フランジにトラフを使わないときには影響しない。
Ver.1.16(2002-02-13)
・WindowsXPでの動作を確認した。
Ver.1.15(2001-08-28)
・多室箱桁のシェル数を変えたときに無効な入力枠の制御に誤りがあった。
・補剛材間隔の計算の桁に間違いがあった。
・データが深いパスにあるときエラーになる場合があった。
・オプションラインセンス対応のHASPプロテクトキーに対応した。
Ver.1.14(2001-06-26)
・Windows95のとき、OCXの登録の確認に失敗した旨のメッセージがでる場合があった。
Ver.1.13(2001-06-14)
・インストール媒体をCDに変更した。
・インストーラ/アンインストーラを追加した。
・表入力用のOCXを更新した。
Ver.1.12(2000-12-08)
1)計算
・多室箱桁で横長の左右対称形状のとき、相乗モーメントがゼロではなく微小となる場合にオーバーフローを起すため、相乗モーメントをゼロで計算するように修正した。
Ver.1.11(2000-09-14)
0)入力
・オプションで「断面力を連動する/しない」を切り替えたとき連動断面力ファイル名にラベル「PRINT」が書き込まれて計算が実行できなくなる不具合を修正した。

1)計算
・フランジの相反部で軸力がある場合やウェブの許容応力度を低減した場合などで、引張側は許容引張応力度を使用して許容応力度を低減しないようにした。

2)出力
・断面力の出力表示は有効桁を考慮して入力と同じ小数点以下二桁とした。
Ver.1.10(2000-06-29)
0)入力
・指定断面力の入力画面で逆になっていた「面内せん断力」と「面外せん断力」の表記を正した。

1)計算
・鋼床版2主I桁のとき下フランジに有効幅が考慮される不具合を修正した。
Ver.1.09(2000-04-05)
2)出力
・文字間隔を広くとって用紙いっぱいにをる印刷するように調整した。
・曲げねじりモーメント、そりねじりモーメントの断面力を表示しない不具合を修正した。
Ver.1.08(2000-01-27)
2)出力
・プロットファイル描画プログラムPVで出力されるDXFファイルをAutoCAD2000に対応した。
Ver.1.07(1999-12-09)
1)計算
・応力度が許容応力度よりも0.1~1.0N/mm2超過する場合にオーバーの記号「!」が表示されない不具合を修正した。
Ver.1.06(1999-09-22)
1)計算
・縦リブの自動決定の不具合をSI単位系の応力度に対応して修正した。
Ver.1.05(1999-09-02)
0)入力
・入力画面の計算オプションでステップ2の下フランジの許容応力度の低減が正しく保存されないバグを修正した。
・入力画面の計算オプションで縦リブ断面の換算方法が正しく保存されないバグを修正した。
・入力画面の下フランジ縦リブ形状で無効範囲の色表示の誤りを修正した。
・入力画面の詳細位置で追加応力度照査点が保存できないバグを修正した。
・入力画面のプロットファイルの描画スケールでX軸方向の描画スケールが保存できないバグを修正した。
・入力画面のナックル点で横断勾配が小数点以下を指定できないバグを修正した。
・入力画面で少数点以下1位しか保存できなかった曲率半径を少数点以下3位まで保存するようにした。

1)計算
・I断面のとき、下フランジの自動決定ができない場合があったのを修正した。
Ver.1.04(1999-09-01)
0)入力
・GUIで有効座屈長の入力ができなかったバグを修正した。
Ver.1.03(1999-08-18)
0)入力
・GUIで入力不要の欄はデータの指定をできないようにした。

1)計算
・入力データに誤りがある場合にエラーメッセージを表示するようにした。
Ver.1.02(1999-06-24)
0)入力
・入力画面でフランジ外逃げ限界板厚を指定するところがなかったので「照査位置」で入力できるようにした。外逃げ限界板厚が「0」となって常にうち逃げで計算していた。外逃げにするには限界板厚を大きな値(100mm)に指定する。
Ver.1.01(1999-06-16)
0)入力
・オプション「縦リブ断面」で上フランジとウェブが逆になっていたバグを修正した。
・部材の名称で、デッキと左落とし込みの順序が逆ニ表示されたバグを修正した。
・断面力の単位が「t、tf」になっていたのを「kN、kNm」に修正した。
・Windows98で動くように、板厚、材質の入力画面を箱桁断面とI桁断面で区別した。
・空行のデータ行を読み飛ばしていたバグを修正し、空行も有効にした。

1)計算
・計算部で横断形状図のスケールの指定ができなかったバグを修正した。
入力データフォーマットマニュアルのラベル「PLOT」が「PLOT.SECT」に、10カラムが5カラムとなるので注意。
・縦リブ自動決定結果を入力データに書き込まないバグを修正した。

2)出力
・出力帳票で曲率半径の表示が10倍されていたバグを修正した。
Ver.1.00(1999-05-28)
新規リリース