JSP-4DW 単純合成桁の断面計算
Ver.3.01r1(2019-04-15)
インストーラーを変更した。プログラムは変更なし。
Ver.3.01(2018-05-31)
0)全般
・画面・帳票のコメント表示を変更・追加した。
例)断面計算結果 ⇒ 耐荷性能の照査
1)計算
・制限値を修正した。
道示II 5.4.6 曲げモーメントを受ける部材(圧縮側・SBHS500の場合)
道示II 14.6.2 床版(コンクリートの制限値)
Ver.3.00(2018-03-30)
0)全般
・道路橋示方書(平成29年11月)に対応した。
Ver.2.07r1(2008-03-11)
0)全般
・インストーラの構成を変更した。プログラムは変更なし。
Ver.2.07(2007-09-26)
0)全般
・プロテクトキーを認識するためのファイル(JSPHSP32.DLL)をVista対応版に更新した。 使用するOSにかかわらず、プロテクトに関するユーティリティを最終更新日07/05/18以降に更新する必要がある。
1)断面計算
・各部位の「圧縮・引張」の判定の仕様を変更した。
  ・仕様
    旧:合成断面の「死+活」のケースで判定
    新:各ケースで判定
  ・影響範囲
    許容応力度の低減
    許容応力度の割増し係数
    許容応力度算出時の応力勾配による係数
・開断面箱桁の断面自動決定において、張出しの最低板厚が考慮されていなかったので修正した。
・箱桁張出し部の最小板厚算出に不具合があったので修正した。
 張出し幅の算出に板逃げが考慮されない(常にWeb中心振り分け)不具合を修正した。
・連続合成桁の種別がプレストレスした連続合成桁の場合、組合せケースeの合成応力度の許容応力度を割りましていなかったが割りますよう修正した。
・連続合成桁の種別がプレストレスした連続合成桁の場合、ねじりを考慮しないと張出し部の許容せん断応力度が0.0になる不具合を修正した。
Ver.2.06(2006-11-02)
0)全般
・プロテクトキーを認識するためのユーティリティを更新した。
・プログラム起動時に不必要なエラーメッセージが表示される不具合を修正した。
1)断面計算
・鈑桁の断面自動決定における、道示表-3.2.3(b)によるl/bの規定の考慮の仕方を仕様変更した。
 旧:計算前のデータチェックで、最小フランジ幅がl/bの規定を満たさない場合はメッセージを表示する。
   l/bの規定を満たすようにフランジ幅を調整する機能は無し。
 新:計算前のデータチェックで、最大フランジ幅がl/bの規定を満たさない場合はメッセージを表示する。
   l/bの規定を満たす最小フランジ幅を算出し、この算出したフランジ幅と、
   入力した最小フランジ幅の大きい方のフランジ幅以上になるように、断面を決定する。
・「単純合成桁」と「プレストレスしない連続合成桁」の、降伏の照査を仕様変更した。
 応力度を正と負に分けて加算するようにした。従来は、正と負に分けずに加算していた。
 新しい仕様では、符号の違う値を加算することによる相殺が発生しないため、従来より厳しい結果となる。
・箱桁のフランジ最小板厚を決定する際、張出部の最小板厚を考慮していない不具合を修正した。
・開断面箱桁の床版打設前のねじり剛度Jsの算出に不具合があったので修正した。
 この不具合は、「合成前ねじりモーメントによるせん断応力度の算出方法」として「閉断面(換算板厚)」を選択した場合のみ発生する。
・断面自動決定において、フランジ板厚が厚くなり過ぎる不具合を修正した。
・鈑桁の断面自動決定アルゴリズムを改善した。
1)疲労
・箱桁(閉断面・開断面)のウェブ上の照査位置は、板厚中心としていたが、ウェブの板厚を考慮した位置に変更した。
Ver.2.05(2006-01-16)
0)断面計算
・曲線桁で曲率の影響を考慮しない場合、ねじりによるせん断応力度(τx3,4)が算出されない不具合を修正した。
Ver.2.04(2004-08-23)
0)断面計算
・帳票に表示する水平補剛材段数に誤りがあったので修正した。
・箱桁・開断面の縦リブ照査で、ウェブ板厚中心のウェブ間隔を使っていた不具合を修正した。
Ver.2.03(2003-06-23)
0)入力
・データのエラーチェックを変更した。
  1.上フランジの板逃げ方向が内逃げの場合は、ハンチ高が0.0でもOKとする。
  2.画面「連続合成」の鉄筋量の下段は、0.0でもOKとする。

1)断面計算
・単純合成鈑桁の合成応力度の算出において、τaに割増係数αが考慮されない不具合を修正した。
・コンクリートの設計基準強度σckから算出するσaの上限値が、SI単位系の場合でも従来単位系と同じ値になっていたので修正した。
・連続合成桁の鈑桁で、画面「設計計算/断面計算結果」の床版σcu、σcaの表示で、床版下縁が考慮されていなかった為、考慮するように修正した。

2)疲労
・「強度等級」と「疲労照査結果」の疲労照査位置のモデル図を、照査位置番号に色をつけた新しい形式に変更した。
・「疲労照査結果」の「変動振幅応力を考慮した疲労照査」表における、各波形の下段の値を小数以下2桁から4桁に変更した。
・プレストレスしない連続合成桁において、ウェブ重心位置の組合せ応力度に対するσaも「鋼げたの許容応力度の割増係数」を考慮するように修正した。
・プレストレスしない連続合成桁の開断面箱桁において、組合せ応力度のσaがσの符号と一致しない場合があったので修正した。
・プレストレスしない連続合成の鈑桁において、Myを0.0とし、曲げ応力度が0.0となるデータを計算すると正しく計算が実行されない(0による除算が行われる)場合があったので修正した。
・閉断面箱桁(プレストレスしない連続合成桁)の場合、帳票「応力度」でせん断応力度Στが最も厳しい時、不適切な照査点が強調表示される不具合を修正した。

3)印刷
・「疲労/詳細」の「(4)変動振幅応力を考慮した疲労照査」において、「応力範囲Δσijが設計で考慮する期間に発生する頻度ntij」表のntijを、小数点以下3桁から4桁に変更した。
・「疲労/詳細」の「(4)変動振幅応力を考慮した疲労照査」において、「損傷度の評価」表の各波形の下段の値を、小数点以下2桁から4桁に変更した。
・鈑桁の場合、計算に使用しない「せん断弾性係数」を、帳票の「設計条件」から削除した。
・帳票「詳細/応力度」の床版応力度のσaの表示内容を、応力度が正の値(引張)、負の値(圧縮)に関係なく、「許容応力度」を表示するように変更した。
Ver.2.02(2003-03-11)
0)断面計算
・コンクリートの応力度を算出する際、コンクリートのヤング係数として、"鋼のヤング係数"/ヤング係数比を使用していたのを、入力データの"コンクリートのヤング係数"を使用するように修正した。

1)印刷
・帳票「入力データ」、帳票「設計条件」に純断面積の割増係数の出力がなかったため追加した。
・開断面(プレストレスしない連続合成桁)の場合、帳票「応力度」でせん断応力度Στが最も厳しいとき、 不適切な照査点が、強調表示される不具合を修正した。
・単独断面の連続合成桁で、ひび割れ照査が「コンクリート標準示方書(土木学会)」の場合、帳票「床版ひび割れ照査」の断面力ケース名が正しく表示されない不具合を修正した。
Ver.2.01(2003-02-14)
0)断面計算
・連続合成曲線鈑桁で、阪神公団設計基準の横倒れ座屈照査を行った場合、鋼断面の圧縮となるフランジの組合せ応力度に誤りがあったため修正した。
・断面決定の方法を変更した。フランジの引張・圧縮を判定する閾値と縦リブサイズの自動決定に用いる閾値を統一した。

1)疲労
・帳票「疲労/入力データ」と帳票「疲労/詳細」で、1方向のとき、方向2の欄を出力しないように書式を変更した。
Ver.2.00(2002-08-01)
0)機能追加
・単断面における疲労照査機能を追加した。

1)入力
・概略設計シリーズから断面力データを連動した場合、「支間長とパネル長の合計が一致しない」とのメッセージが表示される不具合を修正した。

2)計算
・道示Ⅱ8.4.1腹板最小板厚の計算において、分母に1以下の係数を乗じてしまう場合があり、必要最低板厚として断面計算結果に表示される値が必要以上の値となる場合があったため修正した。
・鈑桁の横倒れ座屈の照査(阪公)において、許容曲げ圧縮応力度算出時に使用すべき有効座屈長にγを乗じていたが、γを乗じないように修正した。
・連続合成桁(橋建協)の組み合わせ応力度に対する許容応力度の算出において、道示表9.3.3鋼げたの許容応力度の割増係数に不適切な値を用いてしまう不具合を修正した。この不具合は、上フランジの組合わせ応力度(死+活)σsuが0以下の場合且つ下フランジの組み合わせ応力度が負の場合に発生する。
・上フランジに傾きがあり、且つウェブの板厚逃げ方向が中心振り分け以外のとき、ウェブ中心位置でのウェブ高の算出に誤りがあったため修正した。
・ウェブに傾きがある場合、照査点の座標に誤りが生じ、応力度、許容応力度に微小な誤差が生じる不具合を修正した。
・ウェブに傾きがある場合、照査点の座標に誤りが生じ、フランジの必要最低板厚が不正な結果となる不具合を修正した。
・開断面箱桁および閉断面箱桁において、必要最低板厚の算出に誤りがあったため修正した。フランジが圧縮か引張かは応力度で判定すべきところ、曲げモーメントで判定していたので修正した。
・縦リブ配置の決定において、圧縮の応力度が発生するフランジにも関わらず、引張の縦リブ配置になる場合があったので修正した。従来は、断面力により縦リブ本数を決定していたため、場合によってはフランジに圧縮の応力度が発生するにも関わらず、引張時の縦リブ本数が採用される場合があった。このような状態になった場合には、圧縮時の縦リブ本数で再計算するよう修正した。
・合成閉断面箱桁および合成開断面箱桁において、応力勾配による係数 f を求めるために使う応力度の考え方を修正した。従来は、無条件に最初の組合わせケースの応力度によって求めていたが、すべての組合わせケースの応力度によって係数 fを求め、もっとも小さいfを採用するように変更した。これは、最初の組合わせケースの応力度が引張で、他の組合せケースの応力度が圧縮となるような場合に不都合が生じることが判明したため。
・ハンチ高より厚いフランジ板厚を指定すると、内逃げでもデータチェックにより断面計算ができない。これはデータチェックで内逃げを考慮してなかった為で、ハンチ高のチェックは、外逃げの場合のみ行うようにした。

3)印刷
・主桁有効幅の式8.3.2の表示に誤りがあったため修正した。
・鈑桁において、上フランジ板厚逃げ方向が、内逃げまたは外逃げ限界の時、主桁形状図のハンチが正しく描画されない不具合を修正した。
Ver.1.18(2001-11-19)
0)全般
・現行の単純合成鈑桁・箱桁および連続合成桁(鈑桁・開断面箱桁)オプションAに加え、連続合成桁(閉断面箱桁)オプションBを追加した。(別途ライセンスが必要。)

1)入力
・画面ごとのデータチェックを廃し、計算前に一括してチェックするよう変更した。
・基本条件画面-断面力取込においてJSP-4W連動ファイルデータ取得後、基本条件項目へ反映するように修正した(但しJSP-4W Ver1.25以降の連動ファイルに限る)。
・固定点間距離の警告メッセージに入力値と計算値を表示するよう変更した。
・断面諸条件画面において、単独断面の場合に存在していた「連続合成」タブを廃し、連続合成画面として独立させた。
・連続合成鈑桁の断面計算結果画面で必要鉄筋量と周長率の項目を追加した。
・連続合成開断面箱桁において断面計算結果画面に必要鉄筋量、周長率、横リブ間隔の項目を追加した。
・連続開断面箱桁において主桁形状画面のモデル図中の記号に誤りがあったため修正した。

2)確認図
・主桁形状図においてリブ間隔の寸法値が不正となる場合があったので修正した。
・主桁形状図において下コンクリート厚を0mmにした場合の下フランジの描画に誤りがあったため修正した。
・主桁計状図において連続合成箱桁の下フランジコンクリート照査番号に誤りがあったため修正した。

3)断面計算
・連続合成桁(鈑桁・開断面箱桁)において連続断面に対応した。
・道示Ⅱ8.4.1腹板最小板厚の計算において、分母に1以下の係数を乗じてしまう場合があり、必要最低板厚として断面計算結果に表示される値が必要以上の値となる場合があったため修正した。
・鈑桁の横倒れ座屈の照査(阪公)の許容曲げ圧縮応力度算出に誤りがあったのでこれを修正した。
・単純合成箱桁(連続断面)において計算に用いるリブの判定方法(引張り時のリブ配置を使うか、圧縮時のリブ配置を使うか)を変更した。
・単純合成箱桁において合成応力度の算出に用いる許容せん断応力度に割増しが考慮されていなかったのでこれを修正した。
・連続合成開断面箱桁において横倒れ座屈照査(阪公)の許容応力度の算出で用いる曲率半径を主桁中心から左右の上フランジ位置に変更した。
・連続合成開断面箱桁において乾燥収縮-合成断面の下フランジコンクリート曲げ応力度σseの計算に誤りがあったため修正した。
・連続合成開断面箱桁-プレストレスした連続合成桁において、下フランジ許容応力度(照査点14・15)の算出に誤りがあったため修正した。
・連続合成開断面箱桁-プレストレスした連続合成桁において、鋼断面の合成応力度の算出方法を一部変更した。
・連続合成開断面箱桁-プレストレスした連続合成桁の合成断面か鋼断面かの判定方法を変更した。
・連続合成開断面箱桁において、床版に傾きがありウェブの板厚逃げ方向を中心振り分け以外にした場合、実ハンチ高の計算に誤りがあったため修正した。
・連続合成開断面箱桁において換算板厚部材を入れて閉断面にした場合、ウェブのせん断応力度τzの値が不正な値となる場合があったのでこれを修正した。
・連続合成鈑桁および開断面箱桁-プレストレスした連続合成桁において断面計算結果画面の「床版σcu、σcl」の表示を「床版σcu、σcl(必要条件)」「床版σcu、σcl(鋼断面判定)」の2行に変更した。

4)印刷
・主桁有効幅の出力様式を一部変更した。
・設計条件の主桁形状図のウェブ高の寸法で、フランジを外逃げ以外にしていると不適切な寸法を表示する場合があったので修正した。
・連続合成鈑桁の場合、断面計算結果一覧表に引張ボルト孔数、水平補剛材段数、必要鉄筋量、周長率を追加した。
・連続合成開断面の場合、断面計算結果一覧表に、引張ボルト孔数、水平補剛材段数、必要鉄筋量、周長率、鉄筋のかぶり、リブ必要剛度、リブ必要断面積を追加した。
・単純合成箱桁の断面計算結果一覧表において、縦リブ必要剛度と必要断面積がOUTの場合の表記を変更した。
Ver.1.17(2001-05-29)
◇本体
0)断面計算
・箱桁のとき、合成後単純ねじりによるせん断応力度(τxv)に不具合があったので修正した。
・箱桁のとき、合成前の応力度が厳しくなった場合に、正しく断面自動決定できない不具合があったので修正した。

1)印刷
・箱桁および開断面箱桁の主桁断面図において、CL, RLの寸法表示を追加した。CLは常に表示し、RLは曲線桁で曲率の影響を考慮するときにのみ表示する。
・断面計算結果一覧表の応力度で、ウェブの応力度を表示する場合は、欄の左上隅に小さく"w"を表示し、ウェブの応力度であることを認識できるようにした。
・以下に示す条件のデータにおいて、断面計算結果のウェブ板幅が正しく表示されていなかったので修正した。
箱桁-連続
ウェブに傾きと桁高変化の両方がある場合

◇オプション
0)断面計算
・連続合成鈑桁において、厳しい応力度の判定に誤りがあったので修正した。断面自動決定と、計算結果の強調表示に影響があった。
・連続合成鈑桁-橋建協(プレストレスしない)の断面計算結果一覧表において、せん断・合成・降伏の3項目内の強調表示が不適切な項目を選択する場合があったので修正した。
・開断面箱桁の場合、合成前ねじり剛度Jsの算出部に不具合があったので修正した。
・連続合成鈑桁-道路公団(プレストレスした)において、自動決定した断面を指定計算すると結果が変化してしまう不具合があったので修正した。

1)印刷
・連続合成鈑桁のとき、断面計算結果一覧表-ひび割れの照査の判定式において、不等号の向きが逆に出力される不具合を修正した。
・開断面箱桁のとき、主桁断面図-換算板厚部材の板厚の表示桁数を小数以下1桁に変更した。
・連続合成鈑桁-道路公団(プレストレスした)の「詳細 応力度」において、降伏の式の表示が間違っていたので修正した。
Ver.1.16(2001-01-19)
◇本体
0)断面計算
・単純合成桁-連続のとき、断面計算で使用するせん断力を、死荷重[Szs]と活荷重[Szv]を別々にピックアップしていたので、断面照査位置に左右のせん断力が存在する場合は、左右それぞれに対し Szs+Szv(Max時またはMin時)を求め(最大4ケース)、その内絶対値が最大となるケースのせん断力を採用するように修正した。
・断面計算実行前の固定間距離チェック機能を追加した。
・[断面諸条件]-[断面データ]で「固定間距離再計算」ボタンと「固定間距離を計算値と照合する」チェックボックスを追加した。

1)印刷
・下記項目における、上フランジ幅の出力に誤りがあったため修正した。なお、この不具合は計算には影響しない。
画面:断面計算結果表示画面
印刷:箱桁の断面定数
印刷:断面計算結果一覧表
・箱桁の断面定数印刷において、下フランジ幅を出力すべき個所に上フランジ幅を出力していたため修正した。なお、この不具合は計算には影響しない。
Ver.1.15(2000-11-13)
◇本体
0)全般
・Windows2000対応の新ユーティリティに対応した。
・画面、帳票において「架設時」という表現を「合成前」という表現に変更した。
・画面、帳票において「阪神公団設計基準の横倒れ座屈式で照査する」という表現に「(合成前のみ)」を追加した。
・縦リブ情報の外部ファイル(rib.tbl)で定義している、Uリブ320x240x6-30 の断面2次モーメントの値を 2191[cm4]から 2491[cm4]に修正した。

1)入力
・「線膨張係数」のコンボボックスの幅が足りなかったため、幅を大きくした。

2)断面計算
・鈑桁および開断面箱桁のとき、上フランジの曲線による付加応力度を合成前のみ考慮するオプションを追加した。
・箱桁のとき、断面自動計算から指定計算に変更しても、縦リブタイプ画面が有効にならない不具合を修正した。

3)印刷
・設計条件の帳票に「最終収縮度」の項目を追加した。

◇オプション
1)入力
・断面力入力方法に "(静定+不静定)断面力"が選択されているとき、「静定断面力の軸力算出方法」の入力が有効のままになっていたため、無効にするように修正した。

2)断面計算
・開断面箱桁で上フランジの板厚逃げ方向を外逃げ以外にしたとき、ねじり剛度算出時に使うハンチ高の値が、板厚逃げ方向を考慮していなかった不具合を修正した。

3)印刷
・断面計算結果一覧表で、降伏点の値を上下別々に出力するように変更した。
Ver.1.14(2000-07-27)
◇オプション
0)全般
・プレストレスしない連続合成桁のとき、クリープ・乾燥収縮・温度差の断面力入力方法として、「(静定+不静定)断面力」または「不静定断面力のみ」を選択できるように機能追加した。
・プレストレスしない連続合成桁のとき、静定断面力の軸力算出方法として、「床版有効幅」または「床版全幅」を選択できるように機能追加した。
・土木学会方式のひび割れ照査式を機能追加した。これにより、ひび割れ照査式を"日本建設橋梁協会 設計要領(案)"/"コンクリート標準示方書(土木学会)"より選択できるようになった。

1)断面計算
・開断面箱桁の断面自動決定において、若干安全側の断面が決定されてしまうケースがあったので、最適断面決定の方法を修正した。
・開断面箱桁のせん断流算出において、合成前は左回りで合成後は右回りで計算していたため、せん断応力度の符号の統一がとれていなかった。合成後を合成前に合わせて左回りで計算するように修正した。
・開断面箱桁でプレストレス考慮しない場合の組合わせ(1+2+3+4+5+6)において、曲げモーメントが負のときの Pt9~16の合成応力度算出時に、許容応力度の割増しを誤って用いていた不具合を修正した。

2)印刷
・断面計算結果一覧表 合成断面1の記号表示を Yv、Yv → Yv、Zv と修正した。

◇本体
0)入力
・乾燥収縮度の指定を可能にするため、計算条件画面に"最終収縮度"の入力項目を追加した。(乾燥収縮度はεs=200x10^(-6)で固定としていた)

1)断面計算
・温度差による応力度の算出において、Ecの値には入力データの"コンクリートのヤング係数"を使用していたが、乾燥収縮と同様に、Ec=Es/n ("鋼のヤング係数"/ヤング係数比)を使用するように変更した。
・箱桁の断面自動決定において、若干安全側の断面が決定されてしまうケースがあったので、最適断面決定の方法を修正した。
・箱桁の断面計算結果の画面表示において、合成応力度が最も厳しいとき、ボールド表示されていなかった不具合を修正した。

2)印刷
・引張フランジ孔引き考慮する場合、断面計算結果一覧表<鋼桁応力度>の上段に表示されるコメントを"※*印部は引張側孔引き考慮" → "※*印は孔引き考慮後の応力度(引張フランジの場合)" と変更した。
・上フランジ内逃げの場合、左右ウェブ高の寸法表示が異なった板厚の逃げ方向になる不具合を修正した。
・応力度の印刷において、許容応力度の符号が応力度と合っていない部分があった不具合を修正した。
Ver.1.13(2000-04-27)
◇オプション
0)断面計算
・開断面箱桁で換算板厚の位置を上フランジと一致させた場合(ha = 0)、上フランジ内側端部(照査位置3、4)において、合成前のねじりモーメントによるせん断応力度が正しく算出されない不具合を修正した。
Ver.1.12(2000-04-24)
◇オプション
0)印刷
・床版ひび割れの照査-コンクリートの有効引張応力度の式の係数を、常に0.5と表示していたため、重力単位系の時は0.5、SI単位系の時は0.23と表示するように修正した。

◇本体
0)計算
・箱桁の板厚逃げ方向の考慮において、上フランジを内逃げにした場合、ウェブの傾きがない時のみ、ウェブ高の算出に不具合があったので修正した。

1)印刷
・断面計算結果において、箱桁で傾斜したウェブの場合、ウェブ高を投影長で表示していたので、実長で表示するように修正した。(表示のみ)
・曲線鈑桁‐橋建協‐SI単位系のデータの時、応力度の印刷で小数以下4桁まで出力している項目があったが、3桁に修正した。
Ver.1.11(2000-03-27)
◇オプション
0)入力
・開断面箱桁の場合、右上フランジのボルト孔数がデータファイルに保存されない不具合を修正した。
・断面諸条件(連続合成桁タブ)の画面にて、鉄筋の許容引張応力度、降伏点を入力可能にする機能を追加した。

1)断面計算
・プレストレスした連続合成桁の場合、鈑桁・開断面とも 降伏に乾燥収縮が含まれていなかった不具合を修正した。
・開断面箱桁の上フランジについて、鈑桁と同様に、断面計算時に道示2.2.3による l/b の上限チェックを行い、フランジ固定点間距離が長すぎる場合またはフランジ幅が小さく不適切と判断した場合にメッセージを表示する機能を追加した。
・プレストレスした連続合成桁の場合、クリープ後の死荷重組合せケースに乾燥収縮を加算するように仕様を変更した。本変更により組合せケースを9組から8組に修正した。

2)確認図
・開断面箱桁の場合、下コンクリートがある場合のみ、照査点21~24を表示するように修正した。(帳票も同様に修正)

3)印刷
・開断面箱桁の場合、設計条件で上フランジのボルト孔数を左右それぞれ出力するように修正した。
・プレストレスした連続合成桁の場合、断面計算結果一覧表に下記の説明を追加した。
"降伏 (① + ② + ③ + ④) x 1.3 + ⑤ x 2 + {(②c - ②) + (③c - ③) + (④c - ④)} + ⑥ + (⑦ or ⑧)"
・プレストレスした連続合成桁で鈑桁の場合、組合せ応力度に孔引き前の応力度が出力されていた不具合を修正した。
・プレストレスしない開断面箱桁の場合、詳細応力度Στの説明書を修正した。
(修正後: "Στ = |τz1 + τz2 + τz3| + |τz4| + |τx1| + |τx2| + |τx3| + |τx4|")
Ver.1.10(2000-03-14)
0)全般
・連続合成鈑桁および開断面箱桁について、曲線桁への対応を追加した。
・連続合成鈑桁および開断面箱桁のサンプルデータの差し替えを行った。

1)断面計算
・開断面箱桁で孔引きを考慮する場合に、自動断面決定に不具合があったため修正した。
・開断面箱桁の上フランジについて、合成前における局部座屈を考慮するか否かの選択肢を追加した。

2)印刷
・ウェブが傾いた開断面箱桁の場合、<断面計算結果一覧表>のウェブ高表示に一部不具合があったため修正した。
・プレストレスしない連続合成桁で床版引張応力度の制限値を再設定した場合に、<応力度>の床版組合せ応力度出力で誤った許容応力度を出力していた不具合を修正した。
・<入力データ>における出力ミスを修正した。
Ver.1.09(2000-03-01)
0)全般
・現行の単純合成鈑桁・箱桁に加え、オプションとして連続合成桁対応の鈑桁・開断面箱桁の断面計算を追加した。(ただし、連続合成桁対応の断面計算については別途ライセンスが必要。)

1)入力
・曲線単純合成箱桁の場合、曲率の影響を考慮するか否かの選択を行うグループボックスを分かりやすい表現に変更した。

2)断面計算
・断面計算時に道示表2.2.3によるl/bの上限チェックを行い、フランジ固定間距離が長すぎる場合またはフランジ幅が小さく不適切と判断した場合にメッセージを表示する機能を追加した。(但し、開断面箱桁の上フランジを除く。)
Ver.1.08(1999-12-14)
0)全般
・単位系変更ダイアログにて「換算しない(マニュアル修正)」を選択しても、換算係数で換算されてしまっていたため修正した。
Ver.1.07(1999-11-16)
0)断面計算
・箱桁の断面指定計算で、ボルト本数を断面毎に指定可能とする機能を追加した。
・断面計算実行時の警告メッセージを変更した。
 (変更前)「フランジ板厚が道示 3.2.2、8.3.1 の規定 t≦b/16 を超えます。」
 (変更後)「フランジ板厚が道示 3.2.2、8.3.1 の規定 t≧b/16 を満足していません。」
・箱桁の連続断面計算において、0に近い微小な負の曲げモーメントが発生する時、値が-0.1未満の場合は正曲げ部材用の縦リブ配置を採用していたが、重力単位の場合 -0.5[tf.m]、SI単位の場合 -5.0[kN.m]まで許容できるように変更した。

1)印刷
・単断面計算時、断面力が複数ケース入力された場合、詳細-応力度の結果が全て1番目のケースと同じ内容で出力されてしまう不具合を修正した。
・単断面計算時、断面力が複数ケース入力された場合、詳細-クリープの応力度が1番目のケース分しか出力されていなかったため、修正した。
・連続断面計算時、詳細-(クリープ・乾燥収縮・温度差)の結果に断面名称が出力されていなかったので、タイトル位置に断面名称を追加出力した。
Ver.1.06(1999-10-19)
0)断面計算
・鈑桁の断面自動決定で誤ってウェブ板厚を100mmと決定してしまう不具合を修正した。これはVer1.05修正時に生じた不具合である。
Ver.1.05(1999-10-06)
0)断面計算
・フランジ板厚が道示 3.2.2、8.3.1 の規定 t≦b/16 を超える場合に警告メッセージを表示する機能を追加した。
・断面力画面-ケース数の変更が正しく考慮されない不具合を修正した。

1)印刷
・印刷出力される領域が印刷可能領域をオーバーしていないかのチェックを行う機能を追加した。
Ver.1.04(1999-07-27)
0)全般
・新しいバージョンのユーティリティーに対応した。
・入力における全ての表中の値をクリップボードにコピーできるようにした。
・断面力連動において、必須項目ではない支間、パネルデータを入力していない断面力ファイルを取込むと強制終了となってしまう不具合を修正した。
・断面力ファイルの再取込を行った場合、断面諸条件で入力したデータを無条件にクリアするようにしていたが、断面力ファイルの再取込を行っても支間・パネルデータの変更が伴わない場合に限り、断面諸条件データをクリアしないように変更した。
・単独計算において、断面力画面で入力データを修正しても、ステータスバーにデータ変更を示すメッセージが表示されない不具合を修正した。

1)断面計算
・鈑桁、単独、自動でボルト継手の場合、自動で決定したボルト孔数を計算条件のボルト孔数に設定するよう修正した。
・箱桁において、上フランジの局部座屈を考慮するかどうかをチェックボックスで指定できるようにした。
・鈑桁の場合、孔引きによる応力度の割増しが、個別応力度、足し合わせ応力度の両方に重複して考慮されていたので、足し合わせ応力度のみに割増を考慮するように修正した。

2)印刷
・印刷レイアウトの用紙方向の指定が反映されない不具合を修正した。
・印刷において、空白文字を出力している影響で必要な文字が消えてしまう不具合を修正した。
・連続計算のとき、断面計算結果の表示と、断面計算結果一覧表の印刷における各照査位置での応力度をすべて厳しい断面力ケースに変更した。以前のバージョンにおいて、同一断面内(L,C,R)の各位置での応力度は、その断面の最も厳しい断面力ケース(Mymax or Mymin)を用いて、同一断面力ケースでの応力度を出力することとしていた。この場合、断面決定要因となる位置以外の照査位置においては、他の断面力ケースの方が応力度が大きくなる場合があり、今回の修正では、各照査位置毎に応力度が最大を示す断面力ケースを判定してそのケースでの応力度を出力するようにした。
・入力データが変更された状態で、メニューではなく「断面変更ダイアログ」の「断面計算ボタン」から断面計算を行った場合に、印刷画面のチェックボックスが有効にならず、必ずメニューから断面計算を行わない限り印刷できなくなっていたが、単独計算の場合には「断面計算ボタン」によって断面計算を行った場合にも印刷ができるように修正した。
・箱桁の断面計算結果で、せん断応力度とコンクリート応力度が 0 になっていた不具合を修正した。
・応力度の印刷において、孔引きを考慮する場合に、1+2,1+2+3+4,1+2+3+4+5の足し合わせ応力度に対して考慮することを明示するため、対象の項目に"*"印の出力を追加した。
Ver.1.03(1999-06-17)
0)全般
・断面計算を繰り返し行っている際に、異常終了してしまう場合があったのでこれを防ぐ修正をした。これは実行形式の作成法に起因する問題であり、正常に終了する場合は結果に影響ありません。
Ver.1.02(1999-04-27)
0)全般
・メインウィンドウを閉じる際に、データの保存を確認せずに終了する場合があったので修正した。
・入力データが修正された場合、計算結果関連の印刷が出来ないように修正した。
・縦リブタイプのダイアログでデータを変更してもステータスバーに反映されない不具合を修正した。
・縦リブ情報を外部ファイル(rib.tbl)から読みこむ仕組みに変更した。

1)断面計算
・[断面諸条件]-[断面長]で不正な断面長が表示される不具合を修正した。
・断面計算後に断面諸条件画面の断面数を変更して断面計算結果画面へ移動した時に強制終了される場合があったので修正した。
・連続断面計算において縦リブを自動決定した際に、同一断面内の各照査位置のリブサイズが異なって決定されてしまう不具合を修正した。
・使用板厚がマーケットサイズで最小板厚8mm未満の場合のエラーチェックを追加した。
Ver.1.01(1999-02-22)
0)全般
・現行の重力単位系に加え「SI単位系」の対応を行った。

1)入力
・連続の時「桁高を上方向に変化させる」オプションを追加し、太鼓橋のようなモデルを扱えるように変更した。
・縦リブ配置画面に配置長を表示するように変更した。
・連続箱桁の時の主桁形状確認図で、描画するリブ本数に不具合があった為、修正した。

2)断面計算
・ウェブの許容曲げ応力度をフランジの材質・板厚を用いて求めてしまっていた為、ウェブの材質・板厚を用いるように修正した。
・箱桁のねじりモーメントによるサンブナンのせん断応力度(τ=Mx・t/J)を張り出しも含めた全ポイントに修正した。
・マーケットサイズで最低板厚を12mmとした時に、内部誤差の影響で不必要に13mmになる不具合を修正した。
・断面自動決定の時、ウェブ板厚がウェブ必要最低板厚の丸め誤差の影響でウェブ必要最低板厚より薄い板厚で決まる事がある不具合を修正した。
・「道示8.4ウェブの最小板厚の検討で係数の割増しを考慮する」オプションを追加した。

3)印刷
・印刷レイアウトの余白の精度を高めた。
・連続で許容応力度の割増係数が入力された場合、詳細印刷の断面力で「※設計断面力=実断面力/割増係数」の表示を追加した。
・入力データの印刷において、連続時の主桁形状の勾配の単位表示を [mm] から [%] に修正した。
・印刷レイアウトの情報が保存されない不具合を修正した。
・断面計算結果を横向きに印刷する時、表の大きさが小さくなる不具合を修正した。
Ver.1.00(1999-01-05)
新規リリース