JIP-COMPO PCコンポ橋設計システム
Ver.6.09(2023-06-19)
[機能追加]
1. BeCIM/CB「PC桁橋BIM/CIMモデリングシステム」にデータを連動するファイル(拡張子.NTB)を出力する機能を追加した。
Ver.6.08(2022-08-26)
[不具合修正]
1. 帳票「応力度一覧表」が出力できないときがあった不具合を修正した。
Ver.6.07(2022-06-07)
[機能追加・仕様変更]
1. 『PCコンポ橋の設計計算例 令和3年1月 (社)プレストレスト・コンクリート建設業協会』に従い、以下の項目の機能追加及び仕様変更をした。
 ・画面「設計計算オプション」の「支点断面の有効高さ係数」に「PCコンポ橋の設計計算例(1:3)」を追加した。
 ※以下、道路橋示方書・同解説(平成29年11月版)の場合で再計算が必要です。
 ・画面「設計計算オプション」の「T荷重による支間曲げモーメント」で「道示Ⅲ9.2に基づく(単純版の90%、最小全厚10%割増し)」または「PCコンポ橋手引き(単純版の90%、最小全厚を割増さない)」を選択した場合、分布死荷重(舗装)曲げモーメントの算出式を「W・L^2/8」に変更した。
 ・画面「設計計算オプション」の「セグメント桁の検討」で「セグメント目地位置は鉄筋拘束による応力度を考慮しない」を選択した場合、断面諸量から鉄筋を無視し、プレストレスの計算でも鉄筋拘束を無視するように変更した。
 ・PC板先端部曲げモーメント(死荷重、雪荷重)の算出方法を変更した。
 ・床版の設計に曲げ破壊の計算(限界状態3)を追加した。
 ・セグメント目地位置の施工時(導入直後)の全圧縮限界曲げモーメントの検討を追加した。
2. 参考値として「*.EDT」に全体座標系での回転変位の出力を追加した。
 ※主桁の方向が全体座標系のX軸と異なる場合があることにご留意下さい。
3. 帳票「設計条件」-「計算プログラム」に計算実行バージョンの出力を追加した。
[不具合修正]
1. 帳票「ウェブコンクリート圧壊に対する耐力」で断面力が 0.0 の場合、正しく出力できないときがあった不具合を修正した。
Ver.6.06(2021-05-25)
[仕様変更]
1. 床版の設計で、道路橋示方書・同解説(平成29年11月版)の場合、桁端部の活荷重曲げモーメントはT荷重(車道)のみ2倍するように変更した。
2. 床版の設計で、道路橋示方書・同解説(平成29年11月版)の場合、桁端部の活荷重曲げモーメントには荷重係数等を考慮しないように変更した。
[不具合修正]
1. 主桁の設計の「曲げ・せん断・ねじりに対する設計を行う」が選択されていない場合、横桁のねじりモーメントの断面力入力値を読み込めない不具合を修正した。
2. 帳票「応力度一覧表」-「セグメント桁の検討」-「接合キーの設計」の安全度が負値になる場合があった不具合を修正した。
Ver.6.05(2020-12-01)
[機能追加]
1. 設計断面位置「セグメント目地位置」で鉄筋拘束を考慮しない機能を追加した。
2. セグメント桁の検討の全圧縮限界曲げモーメント(M0)を施工段階を考慮して算出する機能を追加した。
[不具合修正]
1. 帳票「軸方向鉄筋の集計」の斜引張破壊に対する軸方向鉄筋量が正しく出力できないときがあった不具合を修正した。
2. 帳票「斜引張応力度の検討」で合成前断面と合成後断面の値を逆に出力しているときがあった不具合を修正した。
Ver.6.04(2020-08-04)
[不具合修正]
1. 帳票「接合キーの設計」-「鋼製接合キー埋込み部コンクリートのせん断の照査」の「安全度」を絶対値で表示するように修正した。
[仕様変更]
1. 道路橋示方書・同解説(平成29年11月版)の正誤表に合わせた標準値に変更した。
2. 連結部鉄筋の必要鉄筋量を計算する場合の精度を見直した。
Ver.6.03(2019-04-15)
[不具合修正]
1. 画面「横桁鉄筋配置」-「鉄筋拘束用鉄筋」で「横桁ごとに指定する」を選択しても全て同じ鉄筋配置となるときがあった不具合を修正した。
2. 主桁斜引張応力度の耐久性の作用組合せが正しく計算できないときがあった不具合を修正した。
3. 主桁せん断照査時の曲げモーメントの正負判定の精度の見直しを行った。
Ver.6.02(2019-02-12)
[不具合修正]
1. 帳票「設計条件」-「材料強度および制限値」のコンクリート制限値が正しく出力できないときがあった不具合を修正した。
2. 接合キーの配置種類数が2以上の場合、接合キーの個数が正しく認識できないときがあった不具合を修正した。
Ver.6.01(2018-12-20)
[不具合修正]
1. 主桁鉄筋拘束用鉄筋を配置区間を分けて入力したときに2径間目以降の鉄筋配置が正しく認識できない不具合を修正した。
2. 中間横桁、中間支点上横桁の設計で鉄筋拘束を考慮した場合に、曲げ破壊安全度の計算が正しく計算できないときがあった不具合を修正した。
[仕様変更]
1. 主桁の横方向鉄筋の集計での床版曲げによる鉄筋量(As)の加算方法を変更した。
Ver.6.00(2018-12-14)
[機能追加]
1. 適用基準「道路橋示方書(平成29年11月版)」に準拠した設計に対応した。
Ver.5.06r1(2017-06-22)
インストーラーを変更した。プログラムは変更なし。
※Ver5.06(2017/01/19)以前のバージョンがインストールされている場合は、アンインストールをお願いします。
Ver.5.06(2017-01-19)
[機能追加]
1. 連結部の設計で下フランジの有効幅(1:5)を考慮しないオプションを追加した。※設計オプション→特殊オプションで指定する。
[仕様変更]
1. PC-Naviからの連動に際して以下のとおり変更した。
・終局荷重作用時における雪荷重の組み合わせ係数を連動するようにした。
・中間横桁本数が2本以上のときの横断分割数を従来は中間横桁本数にかかわらず横桁間で4分割としていたが、2~4本のとき2分割、5本のとき分割なしに変更した。
[不具合修正]
1. 床版の設計における以下の不具合を修正した。
・上フランジ付け根部曲げモーメントに対する検討の帳票出力で、場所打ちコンクリート厚t3に誤ってPC板上の床版厚が表示されている。
・中間床版の設計で添架物2による正の設計曲げモーメントの算出式に誤りがある。
・「右張出床版1ケースのみを設計する」を選択し外風荷重を考慮しないときに「*.PI」を確認して下さいとメッセージが出て計算を実行できない。
2. 橋軸方向に対称な橋梁で主要点断面力が非対称に出力される場合がある不具合を修正した。
3. 主桁単純桁鋼材を上縁定着で入力したときに、Ver4.25以降のプログラムでは不適切なエラーチェックによって実行できなくなっていた不具合を修正した。
Ver.5.05(2015-09-16)
[仕様変更]
1. 幅員変化(車道、歩道)する橋梁の活荷重全体反力算出の仕様を変更した。
[不具合修正]
1. 端部ウェブ厚≠下フランジ幅としたとき、確認図のハンチ幅が正しく表示されない不具合を修正した。
2. 主要点断面力の出力で、テキスト出力の「死+活荷重(最小)」の一部に帳票と異なる値が出力される不具合を修正した。
※Ver5.03以降の不具合、3径間以上のとき
3. 任意活荷重のT荷重を入力したとき、載荷台数や従載荷荷重の入力値が全体反力に考慮されていない不具合を修正した。
Ver.5.04(2015-02-18)
[機能追加]
1. 活荷重の種類として"L-20"、"L-14"を選択可能とした。

[仕様変更]
1. 画面出力のセグメント桁->運搬時の曲げの検討にセグメント重量を表示するようにした。

[不具合修正]
1. 2主桁で追加ラインを主桁基準で指定したとき、追加ラインの座標値が正しく計算されない不具合を修正した。
2. 接合キーの配置パターン数が6以上のとき、出力帳票に接合キーの個数が正しく出力されない不具合を修正した。
Ver.5.03(2014-06-11)
[機能追加]
1. 床版の設計で外風荷重に対応した。
2. 座標入力のとき、設計条件に出力する斜角を入力指定できるようにした。

[仕様変更]
1. テキスト出力の表部分の出力は帳票に合わせて表を分割していたが、全列を横並びに出力するようにした。
2. 中央分離帯のガードレール荷重が片側のみのとき、中央分離帯荷重の載荷ラインの設定方法を変更した。
3. 設計条件の出力で、始端と終端の斜角が異なる場合は両者を出力するようにした。
4. 帳票、確認図における橋面荷重値の少数点以下桁数を3桁に統一した。

[不具合修正]
1. 床版タイプが「場所打ち床版」でかつ雪荷重の扱いを「一時荷重」「一時荷重(死荷重扱い)」としたとき、帳票「床版の設計 - 中間床版の設計」の「橋面の単位重量」に誤った値が表示されている不具合を修正した。
※設計計算結果には影響しない。
2. PC合成床版の設計における橋面荷重の曲げモーメントの集計の出力で、“添架物”が“分離帯”と表記されていた不具合を修正した。
3. 張出床版の設計における設計曲げモーメントの集計の出力で、張出床版が歩道部のときでも『主桁端部の活荷重=2×一般部の活荷重』とコメントが出力されている不具合を修正した。
4. 曲線橋のときに帳票出力で格子モデル図がページ内に収まらない場合がある不具合を修正した。
5. 追加橋面荷重で入力した分布死荷重の個数が多いとき格子計算が異常終了する場合がある不具合を修正した。
6. 座標入力のデータで主桁形状変化を標準セットするとウェブ厚一定区間の長さに桁がかり長が考慮されていない不具合を修正した。
7. 主桁の設計-曲げに対する検討の印刷出力でサブセクション番号を指定しても帳票に反映していない不具合を修正した。
8. 中間支点横桁の印刷出力で、設計横桁数が3の場合に最初の横桁のプレストレス量に0.0が出力される不具合を修正した。
Ver.5.02(2012-11-26)
[機能追加]
1. NEXCO 設計要領第2集(平成24年7月版)対応
 ・適用基準に「NEXCO設計要領H24年7月版」を追加した。
2. 雪荷重の連結部での不利側考慮機能の追加
 ・雪荷重を連結部の設計では不利になる場合のみ考慮する機能を追加した。

[仕様変更]
1. コンクリートやPC鋼材など材料データの標準値を見直し変更した。
 ・プレストレス導入時のコンクリート強度及び弾性係数
 ・プレストレス導入直後の許容圧縮応力度に長方形断面を適用する仕様に変更
 ・PC鋼材の自動設定で選択される鋼材
 ・PC鋼材のシース径
 ・PC鋼材のセット量
 ※変更後の標準値は『概説書』参照
 ※以前に保存されたデータで使用している標準値が改訂後の標準値と異なる場合はダイアログを表示し、「標準値を更新する」「標準値を更新しない」を選択することができる。
2. 支点反力の帳票レイアウトを変更し、二次反力(構造系変化、プレストレス2次(U桁のみ))を含んだ死荷重合計を出力するようにした。
3. 以下の設計オプションを「特殊オプション」ダイアログから「設計計算オプション」画面に移動した。
 ・床版の設計-T荷重による支間曲げモーメント
 ・雪荷重の扱い
4. 高強度鉄筋を用いたとき、斜引張鉄筋およびねじりに対する鉄筋の降伏点強度の上限値を345N/mm2とした。
5. 『設計主桁指定データ』画面で設計主桁を「最大曲げモーメント桁」としたときで、最大曲げモーメントが径間中央以外の断面がで抽出された場合、「主要点合計曲げモーメント」表の「径間中央」には抽出された曲げモーメントを表示するようにした。
6. 座標入力で格子剛度に「主桁・横桁ともねじり剛度を無視」を選択しているとき、支承線上横断で主桁線形の折れをチェックし、折れている場合は計算実行しないようにした。

[不具合修正]
1. 床版タイプが「場所打ち床版」でかつ雪荷重の扱いを「一時荷重」「一時荷重(死荷重扱い)」としたとき、帳票「床版の設計 - 中間床版の設計」の「橋面の単位重量」に誤った値が表示されている不具合を修正した。
 ※設計計算結果には影響しない。
Ver.5.01(2012-07-02)
1. 桁と床版の接合の設計において、平成24年3月版道路橋示方書に従って設計する場合は配置鉄筋量(必要鉄筋量)を算出しないにもかかわらず、配置鉄筋量のグラフが帳票に出力されている不具合を修正した。
※この不具合はVer5.00のみ該当する。
Ver.5.00(2012-06-18)
1. 道路橋示方書(平成24年3月)の改訂に伴い、以下の変更を行った。
1) 適用基準において「道路橋示方書 H24年3月版」を選択できるようにした。
2) 桁と床版の接合の照査において、以下の変更を行った。
・従来の示方書では「ずれ止め鉄筋比 p」を求めていたが、接合面のコンクリートのせん断応力度が許容せん断応力度が超えないことを照査するよう変更した。
・「スターラップおよび用心鉄筋」について、最小鉄筋量のみ計算するようにした。
・設計計算の特殊オプションで「桁と床版の接合における付着係数Kc」を直接指定できるようにした。
3) 鉄筋材質において「SD390」「SD490」を選択できるようにした。
2. 帳票の設計概要で架橋位置が20文字までしか出力されない不具合を修正した。
3. PC鋼材のヤング係数を小数点以下を3桁まで入力できるようにした。
4. 活荷重なしを選択したときに、帳票の設計条件で“B活荷重”と表示される不具合を修正した。
5. 帳票「曲げに対する検討」における見出し「PC鋼線応力度の検討」を「PC鋼材応力度の検討」に変更した。
6. 帳票「応力度一覧表 プレストレスの計算」において、連続鋼材の応力度照査を単純桁鋼材の許容引張応力度で行っている不具合を修正した。
7. 入力データを新規に作成したとき、「設計計算オプション」画面の「セグメント桁の検討 設計主桁の全セグメント・目地位置で照査する」をチェックするように変更した。
Ver.4.28(2011-09-26)
1. 床版設計の「支点断面の設計」および「PC板先端部の設計」において、鉄筋量が不正な値(10000cm2)で計算される不具合を修正した。
※この不具合はVer4.27のみ該当し、Ver4.26以前では発生しない。
Ver.4.27(2011-09-14)
1. 張出床版の橋軸直角方向の設計において死荷重時の曲げの検討を行うようにした。
2. 中間床版の支点断面の検討における有効高さ係数について、『道路橋PC合成床版工法 設計施工便覧 平成14年』の0.40と『JIS A5373-2004』の0.43のどちらかを選択できるようにした。
※ データ「設計計算オプション」参照
3. 横桁のプレストレスの計算において、セットによる減少量が及ぶ位置を出力するようにした。
※ 詳細 概説書「11.4.4 プレストレスの計算 ■床版の設計 (補足)セットによる減少量の計算」参照
4.横桁の設計断面力の抽出において、せん断力が同値の場合はねじりモーメントや曲げモーメントも考慮して抽出を行うようにした。
※ ねじりを考慮する場合、ねじりモーメントを優先して抽出するが同値のときは曲げモーメントにより抽出ケースを決定する。
5. 床版設計の帳票出力画面において、テキストファイルへの出力をできるようにした。
6. 主桁形状入力画面において、上フランジの2段ハンチのうち幅がゼロの部分に高さを入力した場合に確認図が正しく描かれない不具合を修正した。
7. 雪荷重を一時荷重扱いとして、横桁の断面力入力を行うと断面力解析で異常終了する場合がある不具合を修正した。
8. PC鋼材の配置段数が8段以上のとき、8段目以降の鋼材の支間中央配置位置が入力値と異なり正しくない不具合を修正した。
Ver.4.26(2011-02-10)
1. 接合キーの設計における設計主桁の全目地位置の照査で、接合キーの配置種類数を5から10に拡張した。
2. 設計断面位置での曲げモーメントを補間計算するとき、正しく計算できない場合がある不具合を修正した。
3. 橋面荷重を径間ごとに入力したとき、以下の不具合を修正した。
・2径間目以降の荷重値を0.0とすると1径間目と同じ荷重が載荷される。
・橋面荷重の帳票出力において、橋面死荷重データで最終径間に載荷した荷重項目のみが出力される。
4.終局荷重作用時の平均せん断応力度の帳票出力で表がページの右端からはみ出して表示される不具合を修正した。
5. 接合キーの設計で設計主桁の全目地位置を照査するとしたとき、数量計算の接合キーの個数が0になる不具合を修正した。
6. 端支点などで曲げモーメントが0.0のとき、せん断に対する検討において負曲げの有効高が使用される場合がある不具合を修正した。
Ver.4.25(2010-08-23)
1. セグメント運搬時の検討で、設計主桁の全セグメントを照査できるようにした。
2. 接合キーの設計で、設計主桁の全目地位置で照査できるようにした。
3. 設計条件の帳票出力に、温度荷重条件(主桁と床版の温度差、温度変化量)の出力を追加した。
4. PC鋼材の定着位置が桁がかり長を超えている場合をエラーチェックするようにした。
5. 基本条件画面で径間数に0を入力して画面遷移したときに異常終了する場合がある不具合を修正した。
Ver.4.24(2010-07-14)
1. 桁高が変化している場合に第1主桁の右端の桁高1/2位置における設計断面位置が正しくない不具合を修正した。
※ 桁右端の桁高に対する1/2位置となっていた。
2. 斜角がある場合、横桁のねじり剛度、ねじり係数が正しくない不具合を修正した。
※ ねじりに対する有効幅に対して、主桁方向から横桁直角方向に補正(×sinθ)していた。
3. 完成系荷重データの橋面荷重オプションにおいて、左地覆を考慮せずに右地覆を考慮した場合に右地覆の荷重が第1主桁上に載荷される不具合を修正した。
4. PC-Naviからのデータ連動において、PC板のPC鋼材の呼び名を変更しても、JIP-COMPOでは必ず「1S2.9」になる不具合を修正した。
Ver.4.23(2010-02-17)
1. たわみの計算において、以下の変更を行った。
 ・構造系変化二次力(クリープ)のたわみ算出式において断面力と同様に(1-exp(-φ))を乗じていたが、φを乗じる算出式に変更した。
 (変更前)δφ=((δd0-δd1) + (δp0-δp1))×(1-exp(-φ))
 (変更後)δφ=((δd0-δd1) + (δp0-δp1))×φ
  ここで、
   δφ :構造系変化二次力(クリープ)のたわみ
   δd0 :最終構造系を一度に施工すると仮定した場合の主桁自重、横桁・床版自重によるたわみ
   δd1 :単純梁における主桁自重、横桁・床版自重によるたわみ
   δp0 :最終構造系を一度に施工すると仮定した場合のプレストレスによるたわみ
   δp1 :単純梁におけるプレストレスによるたわみ
   φ  :主桁連結以降のクリープ係数
 ・構造系変化二次力(クリープ)で、単純梁におけるたわみを算出する際の剛性に、床版合成断面ではなく主桁断面の断面性能を用いるようにした。
 ・主桁自重および導入直後プレストレスによるたわみを算出する際のヤング係数に、設計荷重時ヤング係数ではなく導入時ヤング係数を用いるようにした。
 ・完成構造系が単純桁の場合には構造系変化二次力(乾燥収縮差)によるたわみを算出していなかったが、算出するようにした。
 ・構造系変化二次力(乾燥収縮差)によるたわみ算出式は、乾燥収縮差モーメント荷重を連結桁に作用させて求めたたわみに(1-exp(-φ)/φ)を乗じる算出式としていたが、(1-exp(-φ)/φ)を乗じない算出式に変更した。

2. 設計・製造便覧 PC合成床版用プレキャスト板(JIS5373-2004)に準じ、PC板の乾燥収縮度のデフォルト値を20×10^-5に変更した。(変更前25×10^-5)

3. 床版曲げモーメントによるウェブの検討において、第2設計主桁以降の必要鉄筋量および応力度が正しくない場合がある不具合を修正した。

4. 以下の帳票における構造系変化の『乾燥収縮』を『乾燥収縮差』に変更した。
・「X.1.5 各設計断面のおける断面力 (1)設計曲げモーメント、(2)設計軸力」
・「XX. 主桁たわみ XX.1 たわみの集計(mm) 1)支間中央断面のたわみ」
Ver.4.22(2009-06-24)
[仕様変更]
1. 『PCコンポ橋 設計・施工の手引き[改訂版] 平成19年5月 (社)プレストレスト・コンクリート建設業協会』に従い、以下の項目の初期値・標準値を見直した。
 ・PC鋼材のシース径およびセット量(表4.1.7)
 ・リラクセーション率の標準値を低リラクセーション製品に変更
 ・鉄筋の材質の初期値をSD345に変更
2. 『JISによる合成床版用プレキャスト版設計・製造便覧(JIS A5373-2004) (社)プレストレスト・コンクリート建設業協会』に従い、PC板PC鋼材が2.9mm3本よりのときの導入時緊張力を1440N/mm2から1400N/mm2に変更した。
3. 「床版配置鉄筋-床版設計用」画面において、横方向鉄筋を径・ピッチで入力する場合に鉄筋の配置方向を指定できるようにした。
※ 橋軸方向1mあたり鉄筋量=鉄筋面積×1000/ピッチ×sin(配置方向)
Ver.4.21(2009-05-21)
[不具合修正]
1. 中間横桁の検討において、設計横桁を指定した場合に生じる以下の不具合を修正した。
 ・雪荷重を考慮しない、または、一次荷重として考慮した場合、せん断に対する検討での死荷重時の曲げモーメントがゼロとなる。
 ・雪荷重を死荷重扱いとして考慮した場合、せん断に対する検討での死荷重時、終局荷重時の曲げモーメントが正しくない。
2. 対称構造で、最終径間の右端桁掛り長と端支点横桁幅が同値とした場合に床版自重が非対称となる不具合を修正した。
 ※ 最終格点において、PC版面積を考慮した床版面積により床版自重が計算されていた。

[帳票変更]
1. 支点沈下を考慮した場合、帳票「断面力の計算」に支点沈下量を出力するようにした。
2. 帳票「主桁の設計 曲げに対する検討」における「有効プレストレスの計算」に出力される乾燥収縮度の見出しに“(プレ導入以降)”の注記を追加した。
※ 帳票「設計条件」に出力される乾燥収縮度の値と異なることの説明
Ver.4.20(2009-04-16)
[仕様変更]
1. 水平バネ値を入力したとき、個々のバネ値がゼロの場合は従来は入力エラーとしていたが、すべてのバネ値がゼロである場合を除き計算実行可能とした。
2. 主桁横座屈の計算においてPC板用切欠き形状を考慮するようにした。合わせて、帳票に出力される計算式の誤植を訂正した。
3. "1S28.6"鋼材の許容値の標準値を平成14年版道路橋示方書に一致させた。
4. 床版の出力帳票において、"SWPD3 1S2.9"の表現を"SWPD3 2.9mm3本より"に変更した。
5. 主桁形状で "下フランジ幅>中間部ウェブ幅" の関係を満たさない場合のエラーチェックを追加した。
[不具合修正]
1. 設計基準強度が60N/mm2を超えるときに、温度考慮時の許容曲げ引張応力度が正しく設定されない不具合を修正した。
2. 帳票出力における以下の不具合を修正した。
 ・構造系変化による2次断面力の出力帳票で、偏心モーメントの値が大きい場合に改行が乱れる場合がある。
 ・斜引張破壊に対する耐力の出力帳票で、不要な計算式が出力されている。
 ・任意活荷重を用いてT活荷重を入力したときに、断面力の出力帳票では活荷重がL荷重であるかのように出力されている。
 ・径間ごとに主桁鋼材本数が異なるときに、帳票の初期引張応力度の表にすべての鋼材が出力されていない。
3. 支点上横桁のPC鋼材減少量計算で、帳票に出力されている断面性能ではなく床版部を除外した断面性能を用いて計算していた不具合を修正した。
4. PC-NAVIから2径間以上のデータを連動したときに、完成系荷重データ-橋面死荷重の「地覆(壁高欄)」荷重が1径間目しか設定されず、2径間目移行がゼロとなる場合がある不具合を修正した。
5. 画面出力の「せん断応力度-ねじり最大時」で、設計主桁を変更すると合計欄に不明な値が表示される不具合を修正した。
6. ねじりに対する軸方向鉄筋量が最大のねじりモーメントで計算されていない場合がある不具合を修正した。
7. 単純桁の支承条件に水平バネを指定した場合に構造系変化による影響を考慮していない不具合を修正した。
Ver.4.19r1(2008-04-14)
[全般]
・インストーラの構成を変更した。プログラムは変更なし。
Ver.4.19(2007-08-17)
[全般]
・プロテクトキーを認識するためのファイル(JSPHSP32.DLL)をVista対応版に更新した。 使用するOSにかかわらず、プロテクトに関するユーティリティを最終更新日07/05/18以降に更新する必要がある。

[機能追加]
1. PC-Navi「PC桁橋概略設計システム」から出力される連動ファイル(拡張子.NTC)を読み込み、データをセットする機能を追加した。※ PC-Navi Ver 4.01以降

[仕様変更]
1.『PCコンポ橋 設計・施工の手引き[改訂版] 平成19年5月 (社)プレストレスト・コンクリート建設業協会』に従い、以下の項目の初期値・標準値を見直した。
 ・主げたPC鋼材の材質
 ・主げたフランジ端からの最小張出長
 ・けた高
 ・主げた形状(ウェブ厚、下フランジ高、切欠き幅)
 ・床版形状(場所打ち床版厚、PC板厚、PC板かかり長)
 ・横桁ダイアフラムのハンチ幅
 ・中間横桁上端と床版との空隙高
2. 「主桁の設計 曲げに対する検討」における合成曲げ応力度で、温度荷重考慮時のセグメント継目位置の許容引張応力度を一般部と同じ値とした。
3. ねじりに対する検討を行わない場合も、スターラップのかぶりを入力できるようにした。※データ「設計計算 主桁鉄筋配置 かぶり 横方向鉄筋」
4. 道路橋示方書に従うとして設計した場合に、σck=36N/mm2に対するプレストレス導入時設計基準強度の標準値を29N/mm2から30.6N/mm2に変更した。
5. 設計計算の特殊オプション「構造系変化による二次断面力を不利になるときだけ考慮する」において、支点に水平バネを考慮した場合に生じる乾燥収縮断面力も構造系変化による二次断面力に含めて取り扱うものとした。
6. U形のとき、支間長から決まるけた高の標準値を50mm単位で丸めるようにした。

[不具合修正]
1. 横桁の曲げ破壊安全度の計算で「必要鉄筋量を算出する」を選択しているとき、床版上縁の鉄筋かぶりを入力できない不具合を修正した。※データ「設計計算 床版鉄筋配置 横桁曲げ破壊検討用」
2. 適用基準で「JH設計要領H10年7月」を選択している場合に、ねじりに対する係数Bt・Htを求めるときの横方向鉄筋かぶりを1cm割り増して使用していた不具合を修正した。
3. 床版の設計における床版の最小全厚の計算で四捨五入が正しく行われず切り捨てられる場合がある不具合を修正した。
4. 「主桁の設計 曲げに対する検討」において、設計計算の特殊オプション「(材令差+構造系変化)の30%を考慮する」とし「構造系変化による二次断面力を不利になるときだけ考慮する」として設計した場合に、合成曲げ応力度の出力ページにおいて設計荷重時組み合わせ名称(記号)が正しくない不具合を修正した。
5. ねじりに対する有効幅を考慮したときの外桁の片側有効幅の計算において、張出全幅がλ=3・htより大きい場合でも張出全幅を片側有効幅としていた不具合を修正した。
6. 桁ごとに緊張力を指定しても、第1設計主桁の緊張力を他の桁に適用していた不具合を修正した。
7. 帳票出力(床版)において、設計支間長についての説明文の誤りを訂正した。
Ver.4.18(2006-11-10)
1. 地覆に水切りがある場合に、内部計算される地覆荷重の作用位置が正しくない不具合を修正した。
Ver.4.17(2006-10-16)
1. 入力画面「床版・ウエブ設計用データ_床版設計用寸法」において、主桁フランジ端からPC板のかかり中心までの距離を入力できるようにした。
2. 入力画面「基本条件」画面-格子剛度オプションの初期値を“主桁・横桁ともねじり剛度を無視”に変更した。
3. 水平方向の支承バネを入力したときに、帳票に出力される水平方向のバネ値を整数値から小数点以下1桁までとした。
4. 帳票の参考文献の出力で、「道路橋PC合成床版工法設計施工便覧(PC合成床版協会)」の版を“平成14年度版”とした。
5. 入力エラーチェックにおいて、主桁形状のフランジ厚変化部の幅がゼロで入力されていないことのチェックを追加した。
6. 桁高変化がある場合に、標準断面の桁高を計算に使用していたことによる下記不具合を修正した。
 ・乾燥収縮差、温度差の二次力解析における、断面図心から床版に作用する軸力作用位置までの偏心距離が正しくない。
 ・設計断面のせん断照査位置が各支承上における桁高の1/2となっていない。
7.桁高変化がある場合で桁がかり長が一定でない場合に、桁高算出位置が微小にずれる不具合を修正した。
8. 入力画面「床版・ウエブ設計用データ_床版設計用寸法」において、床版最小全厚に関する“大型車の交通量による割増係数”と“付加曲げモーメントの係数”の標準値が逆転していた不具合を修正した。
9. 格子断面力を入力するとして雪荷重がない場合に、帳票出力のせん断力図が正しく描画されない不具合を修正した。
10. 合成曲げ応力度の帳票出力において、支点沈下考慮時のコンクリート応力度の許容値が正しく出力されない箇所がある不具合を修正した。
11. 帳票「連結部の設計」の説明図が正しくない不具合を修正した。
Ver.4.16(2006-01-10)
1. 入力データ「構造データ_横桁配置」において、中間横桁の方向選択を「交角指定(GCL)」として交角を指定したとき、GCLに対する交角を全体座標系の水平方向に対する交角としていた不具合を修正した。
2. 横桁間に配置する仮想横断の間隔は、横桁間にある左右の「最外縁ライン」をそれぞれ等分割し求めていたが、これを「外桁」で求めるように変更した。
3. 座標入力をした場合に、支間中央に横断がないと荷重載荷図が正しく描画されない不具合を修正した。
4. 「横桁の設計」の「曲げ破壊に対する検討」において、中立軸位置がPC鋼材図心よりも引張縁側にある場合、破壊抵抗モーメントが計算できない不具合を修正した。
5. 入力画面「確認図_主桁側面図」において、桁高変化がある場合にウェブ拡幅位置の形状線が正しく描画されない不具合を修正した。
6. 入力データ「設計計算_セグメント」において、「詳細入力」で指定した場合に、正しいデータであっても入力エラーと判定される場合がある不具合を修正した。
7. 主桁の単純桁鋼材における配置指定で、擦り付け円弧が支間中央に掛かったとき、入力エラーと判定されない不具合を修正した。
8. コンクリートの設計基準強度が30(N/mm2)、プレストレス導入時強度が25.5(N/mm2)のとき、プレストレス導入時ヤング係数の標準値を2.67×10E4(N/mm2)ら2.58×10E4(N/mm2)に変更した。
なお、標準値は、適用基準により以下のとおり設定しているが、これに添わないものがあり修正した。
  「道路橋示方書」 : 設計基準強度×0.85とした強度の道路橋示方書によるヤング係数
  「JH設計要領2集」: 0.836×E28(28日ヤング係数)(数値で記載されているものは記載値)
9. 活荷重を「B活荷重-T」とした場合に全体反力の計算で割増係数が考慮されていない不具合を修正した。
Ver.4.15(2005-10-11)
1. U形の主桁形状の支間標準部において、下床版厚を変化できるようにした。
2. 入力データの確認図に、主桁側面図(U形の場合は主桁縦断面図)を追加した。
3. 「設計計算オプション_特殊オプション」の「床版設計時オプション」に「道示Ⅲ 9.2に基づく(T荷重による支間曲げモーメント=単純版の90%)」を追加した。
4. 桁高の変化を二次曲線変化とした場合に、変化区間2(R側)の桁高変化種類が、変化区間1(L側)で選択したものと同じになる不具合を修正した。
5. U形のせん断に対する検討において、合成前の主桁有効高を「主桁上縁から下縁鉄筋かぶりまで」から「主桁上縁から下床版1/2位置まで」に変更した。
6. U形のセグメント運搬時の検討において、セグメント中央の鋼材配置情報を正しく取得できず、セグメントの断面係数が正しく計算できていない不具合を修正した。
7. U形のセグメントの照査において、セグメント重量に主桁内側の端支点および中間支点の横桁自重を考慮していない不具合を修正した。
8. U形において、支承盛り変えをありとした場合に、活荷重による全体反力が正しくない不具合を修正した。(Ver4.14のみで発生する不具合)
Ver.4.14(2005-09-26)
1. 設計計算終了後、当初の設計主桁と異なる主桁を設計主桁として、再度、設計計算を行った場合に、構造系変化二次による反力が正しくない不具合を修正した。
2. 主桁の設計における「ずれ止めの設計」で、プレキャスト桁の上フランジの幅にPC板の切欠き幅を含めていた不具合を修正した。
3. 橋面形状において「歩道なし」を選択し、活荷重種類を「活荷重なし」として断面力計算を実行した場合に、エラーとなる不具合を修正した。
4. 新規にデータを作成して、PC鋼材配置データの「参考値セット」ボタンを押すとプログラムが異常終了する不具合を修正した。
5. 横断の斜角が一定でない場合に、活荷重、群集荷重によるよる全体反力が正しく計算されない不具合を修正した。
6. 活荷重、群集荷重による全体反力を求める解析モデルを代表桁モデルから、橋梁全体モデルへと変更した。
 (代表桁モデル:中央に最も近い中桁を抽出し、その部材剛性とバネ値で構成した一本梁モデル/橋梁全体モデル:全主桁を合計した部材剛性とバネ値で構成した一本梁モデル)
7. 活荷重をT荷重として計算した場合に、T荷重による主桁のたわみが考慮されない不具合を修正した。
8. 適用基準を「道路橋示方書H14年」とした場合に、床版の設計における「床版の最小全厚」の帳票出力をcmからmmに変更した。
Ver.4.13(2005-08-02)
1.下記条件に該当するデータをVer4.12で読み込み断面力計算を実行すると、異常終了する不具合を修正した。
  ・Ver4.11以前のプログラムで作成したデータ
  ・設計主桁を複数桁指定
  ・単純桁鋼材を全主桁同一配置
Ver.4.12(2005-07-27)
[機能追加]
1.単純桁鋼材における「左右桁端における定着深さ」および「導入時緊張力」を鋼材形状番号ごとに指定できるようにした。
[入力画面]
1.U形「形状データ 主桁形状変化」における入力オプション「 端支点部、中間支点部を入力」を選択した場合の説明図でLとRを取り違えていた不具合を修正した。
[画面出力・帳票出力]
1.主桁の設計における「曲げ破壊に対する検討」は、終局荷重作用時の荷重組合せの正曲げモーメントを照査対象としているため、荷重組合せが全て負曲げであった場合、曲げ破壊安全度を画面出力ではブランク、帳票出力では「99.999」と出力していたが、これを「-------」として表示するように変更した。
Ver.4.11(2005-06-16)
[設計計算]
1.横桁の設計(中間横桁、中間支点横桁)における「曲げ破壊に対する検討」の計算について、以下の不具合を修正した。
 ・負曲げに対して、床版鉄筋のみを引張鋼材として計算し、PC鋼材を考慮していない。
 ・正曲げに対して、PC鋼材の有効引張応力度の取り扱いに誤りがあった。
[入力画面]
1.[設計計算 設計主桁指定データ]に表示される[主要点合計曲げモーメント] が、対称構造でも対称の結果とならない不具合を修正した。
[帳票出力]
1.「主桁の設計 曲げに対する検討」の「セットによるプレストレスの減少量」における計算式の表記を「ΔL = A / Ap・Ep」から「ΔL = A / (Ap・Ep)」に修正した。
2.「横桁の設計」(中間横桁、中間支点横桁)の「プレストレスの計算」におけるPC鋼材引張力の単位表記を「kN」から「kN/本」に修正した。
Ver.4.10(2005-06-03)
1.U形の単純桁において、単純桁鋼材(内ケーブルまたは外ケーブル)に連続鋼材を併用できるようにした。
2.セグメント桁で扱える接合キー数を拡張した。(I,T形は10個まで、U形は片側ウエブ10個、下床版10個まで)
3."せん断に対する検討"の"斜引張破壊に対する耐力"の計算において、径間の最終設計断面の鉄筋量が0.0となる場合がある不具合を修正した。
4.U形における「連続鋼材の摩擦とセットによるプレストレス減少量」の帳票出力で、摩擦減少後引張応力度L,Rの値が正しくない不具合を修正した。帳票出力の問題で、その他の計算結果には影響ない。
5.U形における材令差による断面力の計算で、連続鋼材図心epoを合成総断面とするところを合成純断面としていた不具合を修正した。
6.道路中心線(CL)が左地覆の外側にあり「構造データ_橋面形状」の入力でCLから地覆外側の距離をマイナス値とした場合に、「確認図_横断面形状」の描画される形状が正しくない不具合を修正した。
Ver.4.09(2005-03-25)
1.断面力計算、設計計算における雪荷重の扱いを変更した。
 ・ Ver4.08以前 雪荷重:「死荷重」(持続荷重)
 ・ Ver4.09以降 雪荷重:「主荷重に相当する特殊荷重」(一時荷重) /「死荷重」(一時荷重) / 「死荷重」(持続荷重) から選択、新規作成時の初期値は「主荷重に相当する特殊荷重」である。
2.乾燥収縮度、クリープ係数に関して、下記修正を行った。
 1) 乾燥収縮度を平成6年道路橋示方書の式(解2.1.12)で算出していた不具合を修正した。
 2) 乾燥収縮度を内部計算する際の乾燥開始材令Toを「プレストレス導入時点の主桁材令」から「1日」に変更した。
 3) プレストレス導入時点の乾燥収縮度を内部計算するよう変更した。また、「諸係数」データにおいて、プレストレス導入時点の乾燥収縮度の入力項目を追加した。
  「プレストレスのクリープ乾燥収縮減少量」の計算においては、各照査時点の乾燥収縮度からプレストレス導入時点の乾燥収縮度を差し引いた、プレストレス導入以降の乾燥収縮度を用いることとした。
 4) 乾燥収縮差による断面力計算において、主桁と床版の最終乾燥収縮度が等しいという考えから「εs:主桁と床版の乾燥収縮差=床版打設時点の主桁の乾燥収縮度」としていたが、主桁、床版それぞれの乾燥収縮度から計算するように変更した。
 5)「諸係数」データで、クリープ係数・乾燥収縮度を「係数直接入力」として乾燥収縮度を0.0と入力した場合に、計算において1.0E-07として扱われていたが、0.0として扱うように変更した。
 6) U形で連続鋼材を配置した場合に内部計算される「床版の連続鋼材導入以降のクリープ係数」と「床版の連続鋼材導入時点の乾燥収縮度」について次のように変更した。
   <床版の連続鋼材導入以降のクリープ係数>
   ・持続荷重が載荷されるコンクリートの材令T0を「プレストレスが導入されたコンクリートの材令」(入力値)から4日(固定値)に変更した。
   ・「床版の最終クリープ係数」が2.6となる条件を仮定して「連続鋼材導入時点のクリープ係数」を求め、「床版の最終クリープ係数」から差し引くことで「連続鋼材導入以降のクリープ係数」を算出していた。これを「床版(横桁)の最終クリープ係数」が2.6以外であった場合に、入力された「床版(横桁)の最終クリープ係数」と仮定より求めた「連続鋼材導入時点のクリープ係数」から直線補間により算出した「連続鋼材導入時点のクリープ係数」から計算するよう変更した。
   <床版の連続鋼材導入時点の乾燥収縮度>
   ・「床版の最終乾燥収縮度」が20.0E-5となる条件を仮定して「連続鋼材導入時点の乾燥収縮度」を求めていた。これを「床版(横桁)の最終乾燥収縮度」が20.0E-5以外であった場合に、入力された「床版(横桁)の最終乾燥収縮度」と仮定より求めた「連続鋼材導入時点の乾燥収縮度」から直線補間により算出するよう変更した。
3.U形で主桁に連続鋼材を配置した場合に、「主桁の検討」と「連結部の設計」の「曲げ破壊に対する検討」における以下の不具合を修正した。
 ・「設計計算 特殊オプション」の「主桁・連結部の設計における構造系変化による二次断面力の取り扱い」データを「無条件に無視」とした場合に、連続鋼材の有効プレレストレス2次による軸力が無視される。
 ・「設計計算 特殊オプション」の「終局荷重作用時の荷重組合せにおける不静定力に掛ける係数」データが連続鋼材の有効プレストレス2次の曲げモーメントに対して無効で、必ず1.0となる。
4.主桁の径間数が4,8,12径間の場合に、支承バネデータで指定したバネ値が無視され、デフォルトの値で計算される不具合を修正した。
5.I,T形のセグメント桁で4セグメント以上あり、設計セグメントに横桁がある場合に、ダイアフラムによる荷重が考慮されない不具合を修正した。
6.「主桁鉄筋配置 斜引張鉄筋」データにおける鉄筋ピッチで150[mm]を選択できるように修正した。
7.「構造データ 径間データ」における横断の交角指定で負値を入れた場合に、メッセージボックスを出力し、正値に変換するように変更した。
8.「基本条件_格子剛度オプション」データで「主桁ねじり剛度を考慮する」とし、「設計計算オプション_主桁の設計_曲げ・せん断・ねじり」データで「曲げ・せん断に対する設計のみ行う」とした場合に、断面力計算の再計算を行うと、格子計算用のねじり剛度が正しく計算されない不具合を修正した。
9.I,T形のとき、主桁端部におけるねじり剛度が正しく計算されない不具合を修正した。
10.床版の設計の曲げに対する鉄筋の扱いについて「鉄筋量を入力する」としたデータから「必要鉄筋量を算出する」と変更した場合に、「床版作業時上フランジの検討_上フランジ付け根部曲げモーメントに対する検討」において「設計計算_床版鉄筋配置_床版設計用データ」で以前に入力していた「横方向鉄筋_主桁」の鉄筋量を使用して計算していた不具合を修正した。
11.断面力を格子横断から設計断面に変換する処理(三次曲線補間)の精度を高めた。
12.設計断面上のL側、R側のせん断力が同値で異符号であった場合に、L側を採用するよう変更した。
13.帳票において、下記修正を行った。
 1) 「主桁の設計 曲げに対する検討」における合成曲げ応力度で、「設計計算 特殊オプション」の「主桁・連結部の設計における構造系変化による二次断面力の取り扱い」データを「無条件に無視」とした場合に、「死荷重作用時」の内訳表記「(1)+(2)+・・・」から設計荷重作用時の連続鋼材によるプレストレス2次を表す「(2)"」が出力されない不具合を修正する。
 2) 「主桁の設計 曲げに対する検討」における「PC鋼線応力度の検討」で「(最下段のPC鋼材で照査する)」と注記されているが、計算内容に添った表現、「(主桁引張縁側における最外縁PC鋼材を照査する)」に変更した。
 3) 「主桁の設計 せん断に対する検討」において、下記3条件に該当した場合に下記メッセージボックスが出力され帳票を出力することができない不具合を修正した。
   ・ 複数の主桁を設計主桁とする
   ・ 径間内で主桁ごとに設計断面数が異なる
   ・ 最終設計主桁と設計断面数が異なる設計主桁の帳票「せん断の検討」を出力する
   メッセージ:「[主桁の設計-せん断]出力用ファイルの作成に失敗しました。」
 4) 「横桁の検討」の「平均せん断応力度の検討」における有効高で、「設計荷重時(MIN)」による平均せん断応力度が「設計荷重時(MAX)」よりも大きく「設計荷重時(MIN)」の曲げモーメントが正であった場合に、負曲げ用の有効高が出力される不具合を修正した。
 5) 「床板の設計 張出し床板の設計 橋軸直角方向の検討」における設計曲げモーメントの「風荷重時(活荷重無載荷時)」で「高欄推力」が不要であるため削除した。(一般部、主桁端部とも)
 6) 「床板の設計 張出し床板の設計 橋軸直角方向の検討 」における設計曲げモーメント集計の「死荷重」から「高欄推力」を除き、別途、高欄推力の項目を追加出力するように変更した。(一般部、主桁端部とも)
14.概説書において、下記修正を行った。
 1) 各計算項目への雪荷重に関する注記を追加した。
 2) 乾燥収縮度の算出式を修正した。
 3) 乾燥収縮度を内部計算する際の乾燥開始材令Toと乾燥収縮度直接入力した場合の扱いについての説明を追加した。
 4) U形で連続鋼材を導入した場合の「床版の連続鋼材導入以降のクリープ係数」「床版の連続鋼材導入時点の乾燥収縮度」の内部計算について説明を追加した。
 5)「セグメント桁の設計」の章が欠落している不具合を修正した。
 6) 「中間横桁の設計」「中間支点上横桁の設計」における「ねじりモーメントによるコンクリートの圧壊に対する耐力、斜引張破壊に対する耐力」の説明に「ねじりモーメントの低減」についての説明を追記した。
15.操作説明書、ヘルプにおいて、張出し長チェック表の説明の一部に誤りがあったため修正した。
Ver.4.08(2004-12-10)
1.床版設計の張出し部 橋軸方向の計算において、輪荷重載荷位置が主桁上フランジにかかる場合は計算を行わない仕様であるが、輪荷重載荷位置がウエブ付根を超えた場合、誤判定により計算が行われてしまう不具合を修正した。
2.帳票「主桁の設計 曲げに対する検討 PC鋼材の配置 (1)主桁PC鋼材の形状 基本諸元」に出力される「曲げ上げ角度」が、入力値どおりに出力されないことがある不具合を修正した。
3.主桁 せん断に対する検討 全死荷重作用時のせん断力による斜引張応力度で支点沈下が考慮されている不具合を修正した。また、帳票「主桁の設計 せん断に対する検討 斜引張応力度 せん断力による斜引張応力度 全死荷重作用時」のせん断力表示'Sd2+SF2+Ssd'から'Ssd'を削除した。
4.完成系荷重データで「追加橋面荷重あり」として追加橋面荷重データを指定してから「追加橋面荷重なし」に変更した場合、追加橋面荷重データで指定したデータが無効にならない不具合を修正した。
5.帳票変更
1)「主桁の設計 曲げに対する検討 曲げ破壊に対する検討」の断面力記号表示をせん断に対する検討と統一した。
2)「主桁の設計 せん断に対する検討 設計計算式 斜引張応力度」の全死荷重時式から’Ssd’を削除した。
3)「横桁の設計 せん断に対する検討 ねじりモーメントによる斜引張応力度の検討」で、ねじりによるせん断応力度表示を’σt’から’τt’に変更した。
4)「主桁の設計 曲げ応力度に対する検討 合成応力度」で主桁プレストレス導入直後、床版打設時では主桁のみ照査するため、床版上縁に対する許容値および結果の表示を削除した。
Ver.4.07(2004-11-04)
1.主桁合成曲げ応力度における「温度考慮」荷重組合せに次の4ケースを追加した。
  1) 設計荷重時(max)+温度変化(-)
  2) 設計荷重時(min)+温度変化(+)
  3) 設計荷重時(max)+温度変化(-)+温度差
  4) 設計荷重時(min)+温度変化(+)+温度差
2.主桁合成曲げ応力度の帳票出力で乾燥収縮による応力度が出力されない不具合を修正した。
3.主桁合成曲げ応力度帳票出力の許容応力度を設計断面ごとに出力するよう変更した。
4.横桁設計の帳票で改ページがおかしくなる不具合を修正した。
5.連結部照査のRC計算で引張軸力となる場合に正しく計算できない不具合を修正した。
Ver.4.06(2004-09-13)
1.U形の概算数量計算機能を追加した。

2.I,T形 概算数量計算の不具合を修正した。
 1) 主桁型枠の計算で、PC板切欠き部の横辺を考慮していた
 2) 斜角がある場合に、下記項目で正しく斜角が考慮されていなかった
   ・主桁に含まれる中間横桁の横締めシース延長
   ・端支点横桁型枠、RC床版の中間横桁型枠の底板面積
 3) PC合成床版の中間横桁型枠の計算で、主桁上フランジ切欠き高さ分、少なく計算されていた
 4) 中間横桁型枠の計算で、ダイアフラムの一部が考慮されていなかった
 5) 横締鋼材長の計算で、定着板の長さを差し引いていた

3.下記条件を満たすときに、橋面死荷重(地覆、高欄、縁石)の線荷重載荷ラインの座標の一部がずれて作成される不具合を修正した。
 1) 径間数が2径間以上(連結桁)である
 2)「線形要素」入力のデータで、線形要素が直線要素一つである
 3)「橋面形状」→「幅データ」で“幅員変化”を選択している
 4)橋面形状ラインをピア上で折れ線としている

4.I,T形で支承の水平方向バネを考慮した場合に、連結部の曲げに対する検討で全断面圧縮と誤判定され、正しく応力度が求まらない場合がある不具合を修正した。

5.U形で連続鋼材がある場合に、「曲げの検討」の帳票 「[2]連続鋼材 (1)導入直後プレストレスの計算」で出力しているセット量が単純桁鋼材のセット量となっていた不具合を修正した。

6.U形で主桁のせん断による必要斜引張鉄筋鉄筋量を算出した場合に、横方向鉄筋の集計を"ウエブ1本あたり"としているのに帳票の見出しが"ウェブ片側あたり"になっている不具合を修正した。また、"合計"の説明式を"1/4*As"から"1/2*As"に修正した。

7.横桁設計のコンクリートの圧壊に対する耐力の帳票見出しで「せん断力+ねじりモーメントによるコンクリートの圧壊に対する耐力」の項番を(2)から(3)に修正した。
Ver.4.05(2004-08-18)
1.衝撃係数計算用支間長を道路中心線上支間長から構造中心線上支間長への変更した。

2.多径間時に帳票出力が正しく出力できないことがある不具合を修正した。

3.座標入力時に橋面荷重(地覆、高欄、縁石)の線荷重載荷ライン座標の一部がずれることがある不具合を修正した。
ずれることがある条件は以下のとおり。
①「座標入力」のデータ
②「橋面形状」→「高さデータ」で"径間毎入力"を選択しているか、または「完成系荷重データ」→「橋面死荷重」で"径間毎入力"を選択している。
③径間の始端側と終端側でラインの方向が異なる(曲線橋等)
④横断の斜角がある。
⑤荷重の作用位置(基準となる地覆ライン等から線荷重の作用位置までの距離)が概ね次の数値以上ある。※径間最初の横断の斜角により変わる。
     斜角=60°85mm
         70°135mm
         80°280mm

4.主桁耐力用鉄筋の入力区間数を1径間につき20から、1径間につき50に拡張した。

5.中央分離帯がある場合に、右車道幅がゼロで出力される不具合を修正した。(計算結果に影響なし)

6.U形の構造系変化2次断面力が、左右対称の橋梁にも関わらず左右非対称の値となる不具合を修正した。

7.単純桁鋼材配置データの入力において、参考値セットボタンを一度も押さずに鋼材データの追加・削除を行った後、計算を実行すると異常終了する不具合を修正した。

8.床版の設計において、水切り幅が存在する場合に床版荷重の計算が正しくない不具合を修正した。

9.床版の設計における支点断面の設計において、床版厚の計算式を主桁上フランジ付け根厚さを超えない範囲の値とするように変更した。
(旧) (床版厚)=PC合成床版厚+0.4×主桁フランジ張出し長
(新) (床版厚)=MIN(PC合成床版厚+0.4×主桁フランジ張出し長 , 主桁上フランジ付け根厚さ)

10.歩道橋中央分離帯ありのとき計算がエラーとなる不具合を修正した。

11.床版の設計において、水平床版部をありとしても、水平床版部なしとして設計されることがある不具合を修正した。

12.初期データ作成時にセグメントの設計がエラーとなることがある不具合を修正した。
Ver.4.04(2004-06-11)
1.橋面に中央分離帯がある場合、T荷重による活荷重の計算結果が正しくない不具合を修正した。

2.道路中心線を幅員外に指定できるようにした。

3.U形の合成後断面の有効高を I,T形と同様に鉄筋かぶりから求めていたが、上下床版の中心までとするよう変更した。

4.セグメントの設計で照査位置を追加指定すると計算できない不具合を修正した。

5.セグメントの設計で終局荷重作用時のせん断力にプレストレスによる鉛直分力を考慮していなかった不具合を修正した。

6.セグメントの設計で終局荷重作用時継ぎ目部のねじりモーメントに考慮するプレストレスによる補強効果のKt(min)がKt(max)となっていた不具合を修正した。

7.U形のセグメントの設計で接合面の摩擦抵抗力に単純桁鋼材の各段本数を考慮していなかった不具合を修正した。

8.I,T形の横方向鉄筋の集計は"ウェブ片側あたり"で集計しているが、U形の場合"ウエブ1本あたり"で集計している。よって、U形のとき、見出し表示を"ウエブ1本あたり"に、"合計"の説明式を"1/4*As"から"1/2*As"に修正した。"

9.横桁の設計でプレストレスの弾性変形減少量とクリープ乾燥収縮減少量を計算する際のプレストレスによるコンクリート応力度が鋼材1本分となっていた不具合を修正した。
Ver.4.03(2004-05-20)
1.主桁タイプについて現行のI・T桁に加え、オプションとしてU桁を追加した。(ただし、U桁オプションについては別途ライセンスが必要)

2.帳票出力について、以下のように修正した。計算結果には影響なし。
1) 主桁の設計-せん断に対する検討の設計計算式の説明について、斜引張応力度の算出式にSsd(支点沈下によるせん断力)が入っていない不具合を修正した。
2) 主桁の設計-せん断に対する検討の斜引張応力度の出力について、せん断力の項目名称にSF2(合成後断面に作用する二次せん断力)が入っていない不具合を修正した。
3) 断面力の計算の設計主桁の選定において、2径間目以降の格点番号が正しく表示されない不具合を修正した。
4) 主桁の設計-曲げに対する検討の軸力荷重の符号について、圧縮力を正に統一した。

3.活荷重の全体反力で、主桁数が奇数のときに、中央主桁上のスパン長で計算されない不具合を修正した。

4.支点沈下の全体反力で、最終主桁の反力を代表反力として主桁本数倍していたものを全主桁の合計反力とした。

5.曲げ破壊安全度の計算で軸力が存在する場合、軸力が中立軸位置に作用しているものとなっていたが、これを合成総断面図心位置に作用しているもととして計算するように修正した。

6.フォルダ名に.(ドット)が含まれている場合、計算が正常に終了しない不具合を修正した。

7.耳桁に載荷される中間支点横桁荷重に、遊間部主桁断面相当の1/2しか載荷されない不具合を修正した。

8.I・T桁で2主桁の場合に桁間と最外縁に仮想主桁を設けた格子モデルで橋面・活荷重断面力を解析するようにした。

9.張り出し床版の設計で、活荷重無載荷の風荷重時に高欄推力が組み合わされている不具合を修正した。

10.連結部の設計で全死荷重時の曲げに対する検討を追加した。

11.床版作業時の主桁上フランジの検討で、上フランジ付根部の曲げに対する鉄筋のかぶりと鉄筋量を指定できるようにした。

12.横桁の設計で複数の横桁を設計した場合、必ず第1設計横桁の床版下縁から横桁下縁までの距離で設計される不具合を修正した。

13.主桁の設計で、セットによる減少量計算の収束判定値を小さくし、精度を向上させた。

14.ウエブ設計用データの橋面荷重で右張出し側のみ添加物荷重を指定した場合、左張出し側に載荷される不具合を修正した。

15.主桁の設計で、引張鉄筋量算出時に温度時の組合わせケースも考慮するように変更した。

16.セグメント運搬時の曲げの検討で設計セグメントが第一径間以外の場合、PC鋼材配置位置が照査位置(セグメント中央)よりも「桁掛かり+遊間長1/2分」左にずれている不具合を修正した。

17.設計条件に出力される代表斜角が、全体座標に対する角度となっていた不具合を修正した。

18.単純桁時に、左右支点に異なるバネ値を指定できるようにした。

19.格子計算時にオプション「主桁ねじり剛度・横桁ねじり剛度無視」を指定し計算すると、格子計算で主桁のねじり剛度が無視される不具合を修正した。

20.セグメントの許容引張応力度の値を変更しても画面出力および帳票出力には反映されず、必ず0.0としていた不具合を修正した。

21.サンプルデータ Sample04 のCSVファイルで、各横断間の距離で端部の遊間長と桁尻長が逆になっていた誤りを修正した。
Ver.4.02(2004-02-25)
1.座標入力ファイルの再読込みを行ったとき、必ず断面力計算から計算実行するように修正した。

2.桁と床版の温度差の値を変更しても計算に反映されない不具合を修正した。

3.特殊オプション-不静定力算出時のPC板の有効断面の取扱オプションが無効となっていた不具合を修正した。

4.主桁クリープ係数・乾燥収縮度を係数直接入力した場合、主桁の床版載荷時点での乾燥収縮度が0.00001倍されない不具合を修正した。

5.接合キーの位置を一度内部計算で決定した後に入力ですべての位置を指定したときに、帳票に出力される接合キー位置diが内部決定したときの数値で表示されていた不具合を修正した。

6.入力画面の一部において、支間長と表示すべき箇所を誤って径間長または桁長と表示していたため、正しく支間長と表示するよう修正した。

7.歩道橋の場合に、群集荷重による全体反力に桁かかり長が考慮されていなかった不具合を修正した。

8.左または右張出し床版のみ設計したときに、衝突荷重と風荷重を入力していても計算に考慮されない不具合を修正した。

9.主桁鋼材が1段の場合に計算が実行できない不具合を修正した。

10.単純桁でない橋梁の座標入力で、荷重または橋面高さ寸法を径間毎に入力した場合、プログラムが異常終了する不具合を修正した。

11.座標入力で、横断考慮チェックボックスをオフにした横断がある場合、確認図-平面図の作図が正しく行われない不具合を修正した。
Ver.4.01(2004-01-26)
1. 床版の設計において、張出床版部が歩道の場合に舗装荷重が正しく計算されない不具合を修正した。

2. 歩道縁石に群集荷重を載荷する/しないを選択する入力を追加した。

3. 床版の出力帳票で計算式の出所がH8年版道示の式番号で表記され、H14道示の章構成と異なっている不具合を修正した。
Ver.4.00(2004-01-16)
1.P-COMPO Ver3.00とP-SLAB Ver2.06を統合し、JIP-COMPO Ver4.00とした。
 JIP-COMPO Ver4.00のリリースに関する詳細は、『JIP-COMPO Ver4.00のリリースについて』参照。

2.床版の設計(P-SLAB Ver2.06)の機能に対し、以下の変更および不具合修正を行った。
1) 設計基準がH14道示の場合、中間床版の支点の曲げモーメントによるRC応力照査における部材厚を『PC合成床版工法 設計施工便覧 H14年度版』の合成床版厚+0.4Lという規定に従うものとした。
2) クリープ乾燥収縮によるPC鋼材応力度の減少量計算で荷重による鋼材位置応力度が符号付きで扱われていない不具合を修正した。

3.主方向の設計(P-COMPO Ver3.00)の機能に対し、以下の変更および不具合修正を行った。
1) 地覆の水切形状を入力できるようにした。
2) 横桁荷重の支点反力に主桁断面×遊間長相当の重量が考慮されていない不具合を修正した。
3) 運搬時の検討セグメントを内部決定するときに用いるセグメント重量に遊間長1/2に相当する重量が余分に含まれている不具合を修正した。
4) PC鋼材を任意鋼材として入力した場合に、数量計算でPC鋼材重量を100倍で計算されていた不具合を修正した。
5) 横桁・連結部の設計で、曲げに対する必要鉄筋量がゼロの場合に破壊抵抗曲げモーメントを算出する計算が終了しない場合がある不具合を修正した。
6) 連結部のRC計算で、正曲げ用鉄筋量が0.0のとき負曲げ用鉄筋量を2段に分けて入力していても一段に集計して応力度を計算をする不具合を修正した。
7) 斜角がある橋梁の格子解析で端支点の桁がかり長に載荷される分布死荷重に相当する横断方向線荷重が斜角分低減されていなかった不具合を修正した。
8) 帳票出力における以下の不具合を修正した。
A) 横桁剛度の帳票出力で見出しが正しく出力されない場合がある。
B) 設計概要の出力でPC合成床版のとき、床版の記述が2つ出て意味不明な文章になっている。
9) 結果の画面出力における以下の不具合を修正した。
 A) H14道示の場合、設計荷重時平均せん断応力度のτm+τtの許容値に終局時許容値を表示していた。
 B) 設計荷重時平均せん断応力度のグラフのτtの許容値が小数点以下が表示されていなかった。
Ver.3.00(2003-09-03)
1.ダウンロードサービスに対応した。

2.変断面で中間横桁がない場合に正しく設計計算が行われない不具合を修正した。
Ver.2.25(2002-12-26)
1. 「応力度一覧表」の帳票出力における以下の不具合を修正した。
A) ”DJ14”オプション選択時に鉄筋入力がない場合
1) 終局時平均せん断応力度の欄に誤った応力度が出力され、本来出力されるべき終局時ウェブ圧壊に対する耐力が出力されない。
2) 横桁の設計をねじりまでとした時、横桁のせん断力部帳票にねじり最大時が出力されない。
B) ”DJ14”オプション以外を選択した場合
1) 横桁の設計をせん断までとした時、横桁のせん断力部帳票に終局時平均せん断応力度が出力されない。

2. 「結果画面出力」における以下の不具合を修正した。(”DJ14”オプション選択時に鉄筋入力がない場合のみ)
1) 主桁の終局時平均せん断応力度の欄に誤った応力度が出力され、本来出力されるべきウェブ圧壊に対する耐力が出力されない。
2) 横桁の設計時平均せん断応力度・終局時ウェブ圧壊に対する耐力が出力されない。

3. 横桁荷重における以下の不具合を修正した。
1) 主桁端部でのウェブ厚が下フランジ幅よりも小さい場合、横桁体積が正しく求まらない不具合を修正した。
2) PC床版の場合、主桁切欠き部の体積が横桁体積に含まれていない不具合を修正した。

4. 主桁形状がU桁の場合、格子ねじり剛度が正しく求まらない不具合を修正した。

5. 連結部鉄筋を1支点上すべての桁に入力するとプログラムがストップしてしまう不具合を修正した。

6. 横桁の斜引張応力度計算部で、曲げによるコンクリート応力度の算出で用いる断面性能が誤って合成前断面の値が用いられていたため、正しく合成後断面の値で計算を行なうように修正した。(Ver2.24の更新履歴の記載漏れ)
Ver.2.24(2002-10-18)
1. 『道路橋示方書(平成14年3月版)』に対応した。
a) 入力の追加
1) オプションデータ(%OPTION)に”DJ14”(国土交通省(旧建設省)設計基準(平成14年3月版道路橋示方書)に従って設計する)を追加
2) 使用材料データ(%MATERIAL)にPC鋼材”SWPR19L 1S21.8”を追加
3) コンクリート許容応力度データ(%ALLOWABLE)に全死荷重時の許容斜引張応力度を追加
4) 入力項目に「耐力計算用主桁鉄筋入力データ(%ENGSTEEL)」「耐力計算用横桁鉄筋入力データ(%ENYSTEEL)」を追加
b) 照査・出力の追加
1) 全死荷重時斜引張応力度
2) 終局荷重時ウェブコンクリートの圧壊に対する耐力
3) 終局荷重時斜引張破壊に対する耐力
c) 斜引張破壊に対する耐力の照査を行う場合、軸方向鉄筋の計算を”せん断力による必要鉄筋量の計算”から”斜引張破壊に対する耐力を確保するための鉄筋量の計算”に変更

2. 『設計要領二集(平成10年7月版)』に対応した。
a) 入力の追加
1) オプションデータ(%OPTION)に”JH10”(道路公団設計要領(平成10年7月版設計要領二集)に従って設計する)を追加
2) オプションデータ(%OPTION)に連結部の曲げ破壊安全度の下限値を追加
b) 鉄筋かぶりのデフォルトを変更

3. PC鋼材”SWPR3 1S2.9”のSI単位系のデフォルト値を変更した。

4. 帳票出力における横桁部の出力桁数を変更した。

5. バーション2.18において、変断面の主桁自重計算を正確に行えるよう修正したが、ウェブ拡幅位置が設計断面位置でない場合に、二次断面力算出時の主桁自重が正しく算出できない不具合があったため修正した。
Ver.2.23(2002-02-08)
1. オプション(2)-(7)「主桁、連結部の設計において構造系変化による二次断面力(クリープ変形拘束+乾燥収縮)の扱いについて」で、”2:無条件に無視”を選択した場合、「主桁曲げの検討・合成応力度」の帳票出力で発生する以下の不具合を修正した。
(1) 足し合わすべきでない構造系変化による二次断面力を死荷重作用時に足し合わしていた
(2) 足し合わすべき一次断面力のクリープ差・乾燥収縮差を死荷重作用時に足し合わさず、かつ値の出力も行なっていない

2. 「設計条件・鉄筋の材料強度および許容応力度」の帳票出力で発生する以下の不具合を修正した。
(1) RC床版の場合
床版の欄に誤って横桁鉄筋の材料強度および許容応力度が出力され、出力すべき床版鉄筋の材料強度および許容応力度が出力されない
(2) PC合成床版の場合
PC板の欄に誤って横桁鉄筋の材料強度および許容応力度が出力され、出力すべき床版鉄筋・PC板鉄筋の材料強度および許容応力度が出力されない

3. ねじりモーメントを考慮した時の「スターラップの計算」において、“せん断最大時”、“ねじり最大時”共に、L側3ケース、R側3ケースの中で、必要鉄筋量が最大のケースを出力するようにしている。このときの必要鉄筋量の算出式に誤りがあったため修正した。

4. 格子ライン入力タイプ(TYPE2,3,4)のとき、新規データ入力ログファイル(拡張子がL1のファイル)で出力する橋面ライン番号が、ガードレールの左右で逆になっている不具合を修正した。

5. バージョン2.18において、変断面の主桁自重計算を正確に行えるよう内部データの持ち方を変更したが、連結桁のみ変更し、単純桁は変更していなかったため、データの不整合により、変断面単純桁の設計計算時にエラーを起こしていた不具合を修正した。
Ver.2.22(2001-12-07)
1. 変断面桁の場合に、誤って100倍の載荷長を使用していたため、主桁自重たわみの算出結果が過大な値になる不具合を修正した。

2. T荷重のみ照査の場合に、断面力の章の活荷重帳票出力において、T荷重の値の表記が1000倍の値になる不具合を、さらに、SI単位の場合に、単位をtfで表記する不具合を修正した。

3. 格子解析TYPE2の歩道橋の場合に、新規データ入力においてエラーで処理が中断し、L1ファイルに「車道境界ラインデータがありません」とエラーメッセージが出力される不具合を修正した。

4. 設計中間横桁または設計中間支点横桁を2本以上指定した場合、数量総括表における横組工のPC鋼材・シース・グラウト、及び、主桁工の横締め孔用シースについて、全設計中間横桁もしくは全設計中間支点横桁の分の数量を横桁1本分の数量として算出しているため、実際の数量よりも大きい値で出力する不具合を修正した。

5. ダイヤフラムがある場合、数量総括表において、横組工のPC鋼材・シース・グラウト、及び、主桁工の横締め孔用シースの数量計算時に、中間横桁のダイヤフラムを考慮していないため、ダイヤフラム分少ない値を出力する不具合を修正した。

6. 格子解析の荷重自動載荷タイプ(TYPE1、3、4)の時、A活荷重・T荷重のみ照査を指定しても、T荷重割増し係数を乗じる不具合を修正した。
Ver.2.21(2001-09-11)
1. 単純桁の場合に、右端のPC板自重が正しく求まらない不具合を修正した。

2. P-COMPOのショートカットのプロパティで、作業フォルダを変更していると、P-COMPOの各処理が実行出来ずにエラーとなる不具合を修正した。

3. 断面力の計算の帳票出力の格子モデルについて、以下のように修正した。
(1) 4径間以上のとき、格子モデルが欠けて出力される場合がある不具合を修正した。
(2) 印刷の余白設定を上下合せて40mmを超えた設定を行った場合、格子モデルが出力出来ないので上下60mmまで設定出来るようにした。

4. 断面力の計算の帳票出力において、曲げモーメントの最大位置が複数あった場合、その中でせん断力の死荷重合計が最大である位置を出力するようにした。

5. Ver2.20において、横桁の計算についてねじりまで計算を指定しても、ねじりモーメントの計算を行っていなかった不具合を修正した。

6. 断面力の計算の帳票出力において、横桁の有効幅算定方法の記述が、計算と不整合であった不具合を修正した。

7. 右半分のみ設計を指定した場合、主桁の設計-曲げに対する検討の帳票出力において、”詳細(支間中央のみ)”で出力を行うと強制終了する不具合を修正した。

8. 右半分のみ設計を指定した時に、主桁の設計-曲げに対する検討の帳票出力において、”詳細”で出力を行うと出力失敗のメッセージが表示され、出力出来ない場合がある不具合を修正した。
Ver.2.20(2001-06-19)
1. 乾燥収縮係数についてデフォルト設定の場合の適用を、入力オプションで『道路橋示方書・同解説』(平成6年2月)準拠もしくは『道路橋示方書・同解説』(平成8年12月)準拠を選択できるよう修正した。
Ver.2.19(2001-06-12)
1. 外桁が設計主桁の場合、連結部の設計の曲げモーメントの検討において、中立軸の位置およびコンクリート圧縮応力度を求めるために使用するλo(張出床版側の曲げモーメントに対する主桁上フランジ圧縮部有効幅)を表記のλoではなく張り出し幅を使用していた不具合を修正した。
Ver.2.18(2001-05-31)
1.格子計算結果出力ファイル(*.EDT)に反力のRMAX(各主桁着目時の他主桁の反力)の出力可否のオプションを追加した。

2.連結部の設計で張出床版の有効幅について、λo(張出床版側の曲げモーメントに対する主桁上フランジ圧縮部有効幅)よりλ(中桁側の曲げモーメントに対する主桁上フランジ圧縮部有効幅)が短い場合λo=λとなる不具合を修正した。

3.連結部の設計の正の曲げモーメントに対する必要鉄筋量算出に使用する主桁上フランジ圧縮部有効幅を求める際に、張出部について計算で求めた有効幅ではなく張出長を使用している不具合を修正した。

4.入力データのチェックを強化した。

5.主桁のスターラップの計算について、ねじりまで考慮した場合、ねじりモーメント最大時の必要鉄筋量がmax、min共に0の場合の出力が不定であったので、終局荷重時のせん断力が大きい方の諸数値を出力するよう修正した。

6.乾燥収縮係数についてデフォルト設定の場合の適用を『道路橋示方書・同解説』(平成6年2月)準拠から『道路橋示方書・同解説』(平成8年12月 )準拠に修正した。

7.中間横桁・中間支点横桁の軸方向鉄筋の計算について、以下の修正を行った。
(1)表におけるbt、htの記号が逆になっている不具合を修正した。
(2)必要鉄筋量Almin=0.005bw・dの式がRCの計算式のため不適当として記述および計算結果出力を削除した。

8.フォルダ名に全角文字、ブランク、半角カナがあるフォルダに入力データがある場合、またはデータファイル名に全角文字、半角カナがある場合でも処理できるよう修正した。

9.中間横桁・中間支点横桁の設計において、導入直後のプレストレスのセットによる減少が鋼材全体に及ぶ場合の計算が実際の値より小さく算出される不具合を修正した。

10.変断面桁の場合に主桁自重が正しく計算されない場合がある不具合を修正した。

11.床版がPC合成床版の場合、PC板の無い端横桁及び中間支点横桁の位置でPC板の自重を考慮している不具合を修正した。

12.コンクリート許容応力度について、有効桁数を重力単位系は小数点以下1桁、SI単位系は小数点以下2桁(端数切り捨て)とし、帳票も有効桁まで出力するよう修正した。

13.フォルダ名にブランクや全角文字があるフォルダにP-COMPOをインストール出来るよう修正した。
Ver.2.16(2000-12-01)
1. 主桁がU型のときに横桁荷重を入力している場合、支点上の横桁荷重として入力したデータの座標が格子骨組座標と全く一致しない限り支点上の横桁荷重と判定できず、この時に支点上の横桁荷重データを内部で追加作成してしまうために、実際の荷重入力と異なってしまうという現象を回避できるよう、支点座標と入力座標との誤差判定を追加し10cm未満の誤差まで認めるようにした。

2. 主桁のPC鋼材を16~20本で入力した場合、主桁せん断の帳票出力でエラーとなり帳票出力が出来なくなる不具合を修正した。

3. 主桁がU型でねじり考慮の場合、ねじり剛度が間違った値で算出される不具合を修正した。

4. 入力オプションで横桁の計算をせん断までで選択した場合、計算結果の画面出力の中間横桁せん断最大時の出力において、斜引張応力度(G-G断面)の許容値が0で出力され、かつ、その値で許容値判定する不具合を修正した。

5. セグメント工法でねじり考慮の場合、セグメントの検討出力で継目部に作用するねじりモーメント算出に使用するσcp(断面に導入されている平均プレストレス)をPC鋼材1本あたりのプレストレスで計算している不具合を修正した。

6. 格子計算TYPE2~4で左歩道の入力があり、かつ、格子ライン入力で左歩道右端のライン番号を5以外で指定しているとき、歩道の作用幅と張出床版幅が間違った値で算出される不具合を修正した。

7. PC鋼材に追加鋼材を指定し、かつ、その追加鋼材でヤング係数にデフォルト(重力単位系2.0E6kgf/cm2、SI単位系2.0E5N/mm2)以外の値を入力していた場合、入力の値ではなくデフォルトの値で計算及び出力を行う不具合を修正した。

8. 主桁せん断の帳票出力において、ずれ止めの設計-ずれ止め鉄筋の計算の計算式の説明文に以下の誤りがあり修正した。
誤 正
(重力単位系)
p≧(τ-3.8)/(38・√σck) p=(τ-3.8)/(38・√σck)
(SI単位系)
τ≦5.0(N/mm2)の場合 τ≦0.5(N/mm2)の場合
τ>5.0(N/mm2)の場合 τ>0.5(N/mm2)の場合
p≧(τ-0.38)/(12・√σck) p=(τ-0.38)/(12・√σck)

9. 格子計算TYPE2~4のとき、%GRID#LINE入力でライン入力タイプ6(座標入力タイプ2)のデータを入力すると入力エラーとなる不具合を修正した。
Ver.2.15(2000-10-12)
1. 単純桁の場合に、終端側に一番近い仮想横桁幅を桁がかり分短く計算する不具合を、また、連結桁のときに、始点側の支点と隣り合う仮想横桁の幅が正しく求められていない不具合を修正した。

2. 反力の出力で、AL活荷重のときにT荷重というタイトルでp2荷重を出力し、BT活荷重の時にp1,p2活荷重のタイトルでT荷重を出力している不具合を修正した。

3. 格子骨組自動生成タイプ(TYPE1,3)のときに雪荷重を考慮した場合、桁がかり分の雪荷重が正しく載荷されていない不具合を修正した。

4. セグメント工法、PC床版で主桁ねじりモーメントを考慮するとき、接合キーの設計でσcp(断面に導入されている平均プレストレス)を計算する際に求める目地位置断面にPC板切り欠きが考慮されていない不具合を修正した。

5. エラー等により中間ファイル(****.DSF)が作成出来ていない場合その旨をエラー表示するようにした。

6. 橋面荷重の帳票出力における以下の不具合を修正した。
1) 作用位置、荷重強度ともに表の出力が2行以上になる場合、1行目の出力がはみ出る
2) 表の添架物の出力について、"作用位置"が余分に出力される
3) 中央分離帯1,2または右側縁石がある場合、作用位置の出力にそれぞれの荷重強度×1/10の値が出力される

7. 一部のデータで帳票出力の格子モデルが出力に納まりきらなくなる不具合を修正した。

8. 15径間のデータの場合に、主要点断面力一覧出力において存在しない横桁番号を出力する不具合を修正した。

9. 横桁ねじりモーメントを考慮し、かつ、内部計算で求める仮想横桁幅が0になる横断があった場合、エラーストップしてしまう不具合を修正した。
Ver.2.14(2000-09-25)
1. 歩道橋の場合、全体反力の計算で入力した群集荷重の値にかかわらず0.35(kgf/cm2またはkN/m2)固定で計算する不具合を修正した。

2. 斜角がきつい場合、または格子骨組座標入力でC1座標が原点より離れ過ぎている場合に帳票出力の格子骨組図が出力に納まりきらなくなる不具合を修正した。
Ver.2.13(2000-09-13)
1. 断面力入力について、従来は%OPTIONの橋面荷重の解析方法で”2.断面力入力”を 指定しているかで判定していたが、主桁断面力 (%GFORCE)の入力の有無で判定するよう変更し、%OPTIONの橋面荷重の解析方法の”2.断面力入力”を削除した。ただし断面力入力の場合でも%OPTIONの橋面荷重の解析方法で格子タイプを選択する必要がある。

2. 径間内の橋面荷重が等分布で荷重を自動生成する場合の格子タイプを拡張し、格TYPE3(格子骨組自動、載荷ライン入力)、TYPE4(格子骨組・載荷ライン入力)を追加した。

3. 橋面荷重について、各径間毎に入力出来るようにした。

4. %GRID#LINEにラインタイプ6(座標入力タイプ2)を追加した。

5. 断面力入力の場合、主桁断面力(%GFORCE)の入力について、設計主桁のみの入力で処理出来るようにした。

6. 中間横桁が2本以上の場合で%SKELETONの中間横桁間隔に値を指定しなかった場合エラーとなるように修正した。

7. 主桁形状がU桁のとき、適用外だった形状のうち一部の形状について対応した。

8. 中間支点横桁のPC鋼材配置について、5段までしかセットできなかった不具合を10段までセット出来るよう修正した。

9. SI単位のときPC鋼材SWPR1A 12W7.0を指定してデフォルトの値で処理すると、正しい値がセットされなかった不具合を修正した。

10. 連結部の鉄筋量を内部計算で求める場合、入力した鉄筋かぶり量に関わりなく常にデフォルトのかぶり量で計算する不具合を修正した。

11. 歩道がある場合に%LEVELで”Tのみ照査”を選択して実行すると格子計算でエラーとなる不具合を修正した。

12. 仮想横桁について、各主桁・各横断毎に仮想横桁幅及び主桁上での横桁剛度を求め、仮想横桁部材の両端の主桁上での横桁剛度の平均を部材の剛度とするよう修正した。

13. PC鋼材が擦り付けエラーの場合にその旨をメッセージ出力するよう修正した。

14. 主桁の曲げ応力度計算において構造系2次応力による軸力を考慮したとき、応力度の計算に誤りがあった不具合を修正した。

15. 帳票出力について、以下のように修正した。
(1) 橋面荷重の出力について、表の出力を作用位置・幅と荷重強度で分けて出力するようにし、また、荷重強度を各径間毎に出力するようにした。
(2) 橋面荷重の出力について、TYPE2,TYPE3,TYPE4のとき、且つ%GRID#LINEで荷重種類を入力している場合、各横断毎に橋面幅の出力を行うようにした。なお、それ以外の場合は各径間毎に出力する。
(3) 橋面荷重の出力について、図の右地覆荷重の寸法線が抜けていた不具合を修正した。
(4) 現在未対応であったT荷重の場合の支点反力出力について、p1,p2荷重反力を出力せずにT荷重反力を出力するようにした。
(5) 断面力入力のとき、たわみの集計の出力で活荷重による最大たわみが求められないため、活荷重による最大たわみの表を出力しないようにした。
(6) 主桁せん断の検討-スターラップの計算の出力で以下の表記を修正した。
・Aw=(1.15×Sh×a)/σsy×dc×(sinθ+cosθ)
→Aw=(1.15×Sh×a)/(σsy×dc×(sinθ+cosθ))
・SW,SW1,SW2,SW3→Sw,Sw1,Sw2,Sw3
・dc:主桁の有効高→dc:床版合成断面での有効高
(7) %OPTIONで”RIGHT”(右側半分を設計)を選択したとき、主桁曲げの検討の出力で出力内容を”詳細”で出力しようとするとエラーとなる不具合を修正した。
Ver.2.12(2000-08-04)
1. 格子タイプ1で中間支点横桁が4本の場合、格子骨組自動生成で支間中央に横断を生成しない不具合を修正した。
Ver.2.11(2000-06-16)
1. 変断面主桁の場合に中間支点上横桁の高さについて、中間支点上横桁にかかる2支点のうちの左側の支点位置の主桁高より決定している不具合を正しく連結部中央の主桁高より決定するよう修正した。
Ver.2.10(2000-06-09)
1. 格子TYPE1で歩道がある場合に、T荷重のみ照査で実行すると格子計算でエラーとなる不具合を修正した。
Ver.2.09(2000-06-07)
1. 横桁の設計において横桁ねじりモーメントを考慮した場合、中間横桁・中間支点横桁のスターラップの集計の必要鉄筋量の計算が wreq=(Aw+Awt)/2になっていたのを正しくAwreq=Aw/2+Awtと修正した。

2. 主桁形状寸法を正しく入力しているにもかかわらず、計算誤差によりエラーと判定される場合がある不具合を修正した。
Ver.2.08(2000-05-26)
1. 接合キーがN個(Nは3以上5以下)のときにN個目のキーのせん断中心からの距離を入力データで指定した場合、設計計算でエラーになる不具合を修正した。

2. 横桁横締め鋼材配置データ(%YCABLE)のYDAN(PC鋼材段数)・YHON(PC鋼材本数) ・YDIS(各段の横桁下縁からの距離)のいずれかがブランク又は0の場合、入力データのチェック時にエラーとなるよう修正した。

3. 断面力計算の計算結果を出力するL2ファイルの項目表記が一部誤っていた不具合を修正した。