JIP-AP/ACOSTRA 任意形プレストレストコンクリート橋解析システム
Ver.1.08(2022-09-07)
[不具合]
1. 支点上曲げモーメントの低減(MTGN)において、荷重データが入力されていないステップで曲げモーメントが低減されない不具合を修正した。
2. 断面力集計(COMP)において、反力縦並び出力時に値がオーバーフローして表示される場合がある不具合を修正した。
3. 断面力更新(CHANGE)において、断面力の桁数が大きいときに更新前・更新後の断面力の出力がオーバーフロー表示される不具合を修正した。
4. プレストレス解析(PRE)におい、導入時ヤング係数を整数型で入力すると3桁小さな値で読み込まれる不具合を修正した。

[その他]
1. インストーラを変更した。
※Ver1.07(2020/10/01)以前のバージョンがインストールされている場合は、アンインストールして下さい。
Ver.1.07(2020-10-01)
[不具合]
架設系解析(STEP)の入力データで剛性変更「#CHGE」を使用したとき、その部材の材質番号が強制的に「0」に変更されてしまいFRAME断面力解析で正しくない剛性が使用されてしまう不具合を修正した。
Ver.1.06(2020-09-17)
[機能追加]
1. 応力度集計(STRESS)において、架設時の「斜引張応力度の集計 最大値の抽出」に、σc、σpx、σpyとτ、τp(τt)の値を出力する[STPOUT]オプションを追加した。
2. マニュアルがインストールされているときに「ヘルプ」「マニュアル一覧」からブラウザを起動しマニュアルを参照できるようにした。

[仕様変更]
1. 計算実行中ダイアログを廃止し、メイン画面の上部に実行中のモジュール名をテキストで表示するようにした。
2. インストーラーを変更した。
※Ver1.05(2017/03/08)以前のバージョンがインストールされている場合は、アンインストールをお願いします。

[不具合]
1. 架設系解析(STEP)の荷重データの入力においてTYPE1,2以外の荷重にA,Dを指定すると二重に載荷される不具合を修正した。
Ver.1.05(2020-09-17)
[不具合]
1. プレストレスの解析(PRE)において、鉄筋データで断面要素#ELMを指定していないのに計算実行時に「#ELM使用時は...」というエラーメッセージが出力されて計算が行われない不具合を修正した。※Ver1.04で発生した不具合
2. 断面力更新・出力(CHANGE)において、部材数が非常に多い場合に異常終了することがある不具合を修正した。
Ver.1.04(2016-08-19)
[機能追加]
1. 鋼材配置(TENDON)において、追加角変化量(平面方向)を考慮したとき、側面方向の角変化量と合計した角度で摩擦による減少量を求めていたが、側面と平面の合成角を考慮できるようにした。
※ 合成角の算出方法は「コンクリート道路橋設計便覧による式(近似式)」と「厳密式」から選択することができる。

[不具合]
1. 曲げモーメント低減(MTGN)において、A荷重の低減に用いる反力または脚軸力の荷重を別途指定(%TGCHR)したとき、 指定した荷重の軸力が低減後の軸力になってしまう不具合を修正した。
2. 応力度集計(STRESS)において、以下の不具合を修正した。
1) RC部材に対してせん断のみ照査するとしたとき、エラーチェックで異常と判定されて実行できない。
2) RC応力度計算で換算断面の断面積を計算するときに鉄筋の本数を考慮していない。
※ この換算断面の断面積は帳票と全圧縮のときの応力度計算に使われる。
3) RC応力度計算で曲げモーメントがゼロのときに応力度がすべてゼロになる。
3. 鋼材配置(TENDON)において、鋼材の角度が0度以下のとき、右上がり、下がり、どちらも正値で出力される不具合を修正した。
※ 帳票(.TENDON.OUT) 「鋼材形状データ 減少量計算結果」の角度の結果に問題があるが、その他の計算には影響ない。

[制限拡張]
1. 応力度集計(STRESS)において、下記制限の拡張を行った。
1) 断面に配置するPC鋼材の段数の制限を50段から100段に拡張した。
2) PC部材の架設時曲げ応力度(縦打ち)の出力桁数をF7.2からF9.2に拡張した。
2. 鉄筋の段数制限を20段から100段に拡張した。
3. 架設ステップ数を300から500に拡張した。
Ver.1.03(2011-11-28)
[機能追加]
1. 横断面の形状点列座標から総断面の断面性能を内部計算するようにした。
2. 応力度集計(STRESS)において、ねじりあり、せん断鋼棒ありのときも斜引張応力度を計算できるようにした。また、ねじりありのとき、最大値の抽出を出力できるようにした。
3. 断面力・変位・反力更新(CHANGE)において、下記の機能を追加した。
1) 断面力を更新、出力する部材を指定できるようにした。
※ 入力データ:「断面力更新、出力部材指定データ #MEMBER」参照
2) 変位、反力も更新、出力できるようにした。

[仕様変更]
1. 以下の制限値を拡張した。
1) 断面形状認識(SHAPE)において、寸法の変化点数を1000点から2000点に拡張した。
2) 弾性解析(STEP)において、架設時の支点条件の変更数を100から1000に拡張した。
3) 鋼材配置(TENDON)で出力される「~.%CABLE」ファイルの鉄筋配置位置データ(%STEEL)の出力桁数を少数点以下3桁から4桁に拡張した。
2. 曲げモーメント低減(MTGN)において、中間支点の反力に対して別荷重を指定することができるが、反力にみたてた橋脚の軸力に対しても指定できるようにした。

[不具合]
1. プレストレス解析(PRE)の帳票『PCケーブルの集計(有効本数)』 の偏心距離に全本数の偏心距離が出力されていた不具合を修正した。
2. PC鋼材応力度集計(SIGPC)において、設計荷重時組合せを複数指定すると指定以外の組合せによる結果が出力される不具合を修正した。
3. 応力度集計(STRESS)において、純断面、換算断面を使用するとき、完成時の斜引張応力度のせん断応力度が正しくない場合がある不具合を修正した。

(ACOSTRA Ver6.00)
Ver.1.02(2010-08-31)
[機能追加]
1. 変位・反力・断面力更新(CHANGE)において、中間支点上の曲げの低減後の断面力を更新、出力できるようにした。
2. 鋼材配置、緊張計算(TENDON)に以下の機能を追加した。
 ・摩擦による減少量計算で平面角変化を考慮することを可能にした。
 ※ 入力データ:%CONTROL PLAIN、%FIGURE Δθ 参照
 ・定着点からマーク点までのセットを考慮しないようにすることを可能にした。
 ※ 入力データ:%FIGURE ISOP 参照
・許容セット量を計算しないようにすることを可能にした。
 ※ 入力データ:%FIGURE STP 参照
 ・各変曲点での許容セット量の出力を追加した。

[仕様変更]
1. 変位・反力・断面力更新(CHANGE)において、断面力を出力する場合は断面力書き換え方法 KK の入力によらず以下のとおりとする。
・A荷重 のとき KK=2(1部材2つij端)
・A荷重以外のときKK=3(1部材3つi,中間,j端)
2. 引張鉄筋計算(TSRN)において、桁高内に断面形状点列座標値(%SECTION)があるかどうかの判定精度を見直した。
3. 緊張計算(TENDON)における伸び量の出力桁数を適正化した。
4. 曲げモーメント低減(MTGN)において、A荷重の低減に別の低減するとしたA荷重の反力を使用できるようにした。
※ 活荷重の場合は曲げMAXのときRMINを曲げMINのときRMAXを使用するため。

[制限拡張]
1. 骨組み図、断面力図(FRCPLT)において、荷重組合せ数の制限値を500から1200へ拡張した。

[不具合]
1. 変位・反力・断面力更新(CHANGE)において、係数 FACT が無効である不具合を修正した。
2. 断面力集計(COMP)において、架設時の変位、反力、断面力の組合せ変化量を出力するとき、入力データ「出力ケースの指定する組合せ荷重ケースの定義」(%BUILD #COMPOND CASE)の中に存在しない荷重ケースがあると、そのケースの前の荷重による値が重複して足し合わされ結果が正しくない不具合を修正した。
3. 鋼材配置、緊張計算(TENDON)における以下の不具合を修正した。
1) SINGLEオプションで減少量計算を実行したときに、入力データに%PGROUPがないと異常終了する。
  2) 円弧が擦り付くべきところ、擦り付かずに正しく計算できない場合がある。
3) 許容セット量の算出で緊張計算用でなく設計計算用のヤング係数が使用されている。
4) 緊張計算時に外ケーブルの不動点が正しく計算されない場合がある。
5) 桁高変化データを格点数分入力したときに異常終了する。
4. 断面形状認識(SHAPE)において、入力データのエラーチェックのときに異常終了する場合がある不具合を修正した。
5. PC鋼材応力度集計(SIGPC)において、PC鋼材の出力部材グループを2つ以上指定した場合に、第1部材グループの鋼材しか出力されない不具合を修正した。

(ACOSTRA Ver5.01 rev001)
Ver.1.01r1(2008-05-07)
[全般]
1. インストーラの構成を変更した。プログラムは変更なし。
Ver.1.01(2007-09-21)
[不具合]
1. 弾性解析(STEP)の大部材指定による荷重載荷に関する、以下の不具合を修正した。
  1) 分布荷重で、ある1部材内に収まり、荷重終端が部材端に達す場合に荷重載荷距離がマイナス値になる。
  2) 集中荷重が格点上に載るとき、1部材分右にずれて載荷される。
  3) 荷重の始終端が格点上に掛かるとき、微小な数値誤差により、誤って隣接部材にまで載荷される場合がある。

2. 断面形状認識(SHAPE)において、マクロファイルをカレントディレクトリに置いた場合に、マクロファイルが正しく開けず異常終了する不具合を修正した。

3. 応力度集計(STRESS)において、PC鋼材を配置しないで構造系完成以後(%FINISH)の平均せん断応力度を計算すると、有効高考慮せん断力と平均せん断応力度がゼロになる不具合を修正した。

4. 骨組み図、断面力図(FRCPLT)において、関数の引数の誤りから異常終了する場合がある不具合を修正した。

[仕様変更]
1. プレストレス解析(PRE)において、PC鋼材が導入された以降のステップのクリープ係数または乾燥収縮度の進行度(変化量)が 1.0E-3 を超えるときにリラクセーションを考慮するようになっているところを 1.0E-7 に変更した。

[全般]
1. 各計算プログラムにおける実行許可の認証方法を変更した。
2. サブライセンスファイル(ACSHOST)がない場合にエラーメッセージを出力するようにした。

(ACOSTRA Ver5.00 rev009)
Ver.1.00(2007-02-13)
新規リリース

(ACOSTRA Ver5.00 rev006)