非合成桁の概略自動設計(JSP-1W)、単純合成桁の概略自動設計(JSP-4W)のデータを連動することで、CADを全く使わずに、鈑桁橋、箱桁橋の上部工CIMモデルを瞬時に自動生成するモデリングシステムです。国土交通省CIM導入ガイドライン(案)に準拠したIFCファイルの出力にも対応しているため、汎用CADや他社BIM/CIMソフトウェアへの連携が可能で、別途用意した下部工構造物や地形、周辺環境などのモデルとの統合が容易です。成果物の品質向上や関係者協議、合意形成の迅速化などが期待でき、維持管理用の上部工モデルとしてもご活用いただけます。また、HyBRIDGEユーザ向けにHyBRIDGE連動オプションがあります。
特長
設計データ連動で上部工CIMモデルを瞬時にモデリング
- 「JSP-1W/4W」による概略設計、または「HyBRIDGE/設計」による詳細設計を行った後、その設計ファイルを本システムに連動するだけで、鋼橋上部工のCIMモデルが作成できます。汎用CADで1週間かかる上部工モデル作成作業を10分程度に短縮できる、圧倒的な作業効率を実現します。
概略設計とは思えない充実した部材表現
- 概略設計では扱わない部材は自動生成されるため、データを追加する必要がなく、充実した部材表現が可能となります。
- 以下の内部設定の詳細部材は変更が可能です。
- 箱桁橋
- 横桁部材の取付高さ寸法
- 中間ダイアフラムの開口部補強部材の形状寸法
- 支点ダイアフラムに取り付く補剛材の配置と形状寸法など
- 鈑桁橋
- 垂直補剛材の形状寸法
- 横桁、対傾構、横構の形状タイプなど
詳細設計からの連動で、より高精度なモデリング
- 詳細設計では正確な路面線形を考慮しているため、主構造全般を高精度にモデル化します。
- HyBRIDGE連動オプションを追加することで、「HyBRIDGE/設計」からのデータ連動が可能です。
縦横断勾配を考慮した上部工モデルをすばやく周辺構造物などと統合
- 平面線形、縦横断勾配が考慮できるため、他社汎用CADやBIM/CIMソフトウェアを利用した下部構造物や地形・周辺モデルなど(別途作成)との統合が容易に行えます。関係者との協議における合意形成の迅速化や不整合箇所の早期発見で成果物の品質向上などが期待できます。
- 概略設計連動の場合、支点上横断の路面高と勾配を与え、支点間を補間する簡易設定となります。